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顔が黄色い!黄疸などの病気の可能性もあるの?気を付けたい紫外線の防止や糖化など4つの予防法を詳しく説明します!

顔の色がなんだか黄色い。みなさんは鏡を見てそう思ったことありませんか?もしかしたら、それには意外な病気や理由が隠れているかもしれません。『黄疸』や『柑皮症』そして気になる『黄ぐすみ』。それぞれの原因や対策、お手入れ方法をくわしくご紹介します。



顔が黄色くなるのはどうして?

人間の身体のまわりを覆っている皮膚は外部からの刺激から身体の内部を守っている重要な器官で、『皮膚は心と身体の鏡』といわれる言葉かあるように心で感じた事、身体の不調があらわれるところです。

毎日の生活の中であらわれる皮膚の変化は身体の中からのシグナルかもしれません。その中でも顔の皮膚が『黄色くなる』のはどのような理由でおこるのでしょう?

顔が黄色くなる!〈黄疸〉とは?

黄疸は生まれたばかりの赤ちゃんにはほとんどみられるもので、聞いたことがあるかたも多いのでは?出生時の黄疸は自然に治ってきますが体質的に黄疸の出やすい人や、病気から黄疸が出る場合があります。

血液中に含まれるヘモグロビンが分解されてできるビリルビンという成分がなんらかの理由で体内で異常に増えることで、眼球の白い部分や顔の皮膚が黄色くなる状態を〈黄疸〉と呼びます。

黄疸の原因になる病気〈溶血性貧血〉

溶血性貧血には生まれつき赤血球の寿命が短い先天性のものと病気などによっておこる後天性のものがあります。

多くが後天性ですが原因はまだ特定されていません。壊れた赤血球から大量にビリルビンという色素がつくられるため、顔や肌が黄色くなるなどの症状が全身におきてきます。赤血球は体内で酸素を運ぶ役割をしているもので、動悸や息切れがおこりやすくなるのも特徴です。

どこで受診すればいいの?治療方法は?

血液内科を受診して検査をおこなってもらいましょう。家系内に同じ症状の人がいればその人の治療方法と同じ形をとります。

9割の人は副腎皮質ステロイド薬の投与で改善がみられます。急速な貧血の進行や胆石のおそれもでてきますので早めに診察してもらいましょう。

黄疸の原因になる病気〈肝機能障害〉

多くみられるのがアルコール性肝障害ですがアルコールの多量の摂取を続けると肝脂肪、アルコール性肝障害、肝硬変と悪化していきます。それ以外にもウイルス性のものや薬やストレス、過労などにより肝臓の機能が影響を受ける場合があるため、日常生活の生活管理が重要となります。

目、爪、顔などの肌に黄疸が出ている場合は重症の可能性が。肝臓は身体のなかでも免疫に非常にかかわりの深い臓器ですので、大事にしたいですね。

どこで受診すればいいの?治療方法は?

まずは内科での診療を受けましょう。ウイルス性のものは性交渉での感染や食物からの感染が考えられます。

アルコール性肝障害の場合は長期にわたる大量飲酒が原因ですので禁酒が一番の近道です。肝臓のトラブルを抱えないためにも健康的な生活を心掛けましょう。

血液検査で表示されるγーGTPは肝臓の中にある酵素で飲酒の多い人は高く数値が出ます。個人差もあるのでもしこの数値が高いようなら飲酒を控えましょう!また、休肝日を週に2日とることで肝臓はとても休まります。

黄疸の原因になる病気〈閉塞性黄疸〉

胆汁の流れが阻害されておきるもので、肝炎などの肝機能障害からおきるものと結石、腫瘍などが原因となって起きるもの2種類に分かれます。

症状としては肌や眼球に黄疸があらわれるほか、便が白っぽくなる、尿が茶色になるなどが挙げられます。

どこで受診すればいいの?治療方法は?

結石や腫瘍、がんなどの要因が多岐にわたるため治療方法もそれぞれのものが出てきます。入院となる場合が多い重大な病気なので、早急な対応が必要です。

黄疸の原因になる病気〈体質性黄疸〉

成人になってからあらわれる黄疸を体質性黄疸といい、肝細胞からのビリルビンの取り込みの障害によっておきるといわれます。この人はもともとビリルビンの排泄がおこなわれにくく、黄疸が表れやすくなります。

日常生活には支障がおきないため、特に治療はおこないません。

病気ではない一時的なもの〈柑皮症〉

柑橘類、緑黄色野菜に含まれるカロテノイドが原因です

昔からよく言う『みかんを食べすぎると肌が黄色くなる』はほんとうにあります。カロテノイドは色素成分で、光合成に必要な成分であるため動植物には広い範囲で含まれています。これを過剰に摂取していると肌が黄色くなってくるのです。

肌を黄色くするのはみかんだけではありません。カロテノイドは体内の酸化を防ぐ有効な成分であることがわかってきたため、美容と健康に良いと推奨される食物(しそ、モロヘイヤ、ニンジン、ほうれん草、柑橘系など)に多くの量が含まれており、野菜ジュースなども同様で

ビタミンAは脂溶性のため脂分を抑えた食事をしている人は排泄されにくく、身体のなかで蓄積されやすくなります。

食事に気を付けて脂質を控え、野菜中心の生活をしている人で肌が黄色くなることを気にしている人はもしかしたら摂取しすぎかも!

どこで受診すればよいの?治療方法は?

過剰摂取が原因なので受診は必要ありませんが、一日のカロテノイド摂取量を300gまでにおさめるように心がけると改善されます。

黄ぐすみとは?

年齢とともに肌色が変化してくる

年齢とともにおきてくる肌の変化で気になる『黄ぐすみ』。肌の内部から透明感を失って黄色くなってきている、そんな状態です。黄疸と違い、皮膚の特に紫外線を受ける部分を中心にあらわれてきます。

野菜などが古くなってくると酸化して茶色になってくるように、人間の肌も生活のなかの外部からの刺激や老化によって黄色く変化をしてくるのです。ではこの黄ぐすみはどのようにしておこってくるのでしょう。

黄ぐすみの原因『糖化』

『糖化』とは体内で余った糖が体内のタンパク質や脂質と結びついておきる現象で、肌のなかでも真皮の老化をすすめる『糖化最終生成物(AGEs)』を作り出します。

ホットケーキの表面が茶色く焼けるように、肌の内部でも糖分とタンパク質が結びつくことで変化がおきるのです。

糖化したタンパク質は色が茶色く、真皮のなかでハリと潤いを支えているコラーゲンなどに影響を与えて、たるみやすく黄色くくすんだ状態にしてしまうのです。

黄ぐすみの原因『カルボニル化』

カルボニル化は肌の中の酸化した脂質分が分解されタンパク質と結びついておきる現象で、皮膚の真皮といわれる部分でたんぱく質由来のものであるコラーゲンやエラスチンに影響をあたえます。

コラーゲンやエラスチンは肌のはりや潤いを保つ役割をしており、過酸化脂質の影響を受けて茶色く変質して、乾燥しやすく硬い繊維になることがわかっています。

このたんぱく質が変質していくことをカルボニル化といい、糖化以上に毒性が高いため肌の老化対策で非常に注目されています。

カルボニル化には年齢とともに蓄積されてきた鉄成分も関与しているようです。過剰な鉄成分が酸化をすすめることもわかっています。

黄ぐすみを防ぐには?

紫外線を防止しましょう!

紫外線が皮膚に大きな影響を与えることは昔から言われてきましたが、カルボニル化をすすめることも研究でわかっています。紫外線を浴びると肌の内部では驚くほど多くの活性酸素が生まれ、過酸化脂質をつくりさらにタンパク質に影響を与えます。

紫外線防止剤をきちんと使うことでメラニン色素が作り出すシミそばかすを防ぐだけでなく、真皮からおきる黄ぐすみも防ぐことにつながるのです。紫外線の毒性は非常に高いため、四季を問わず紫外線から肌を守ることをおすすめします。

糖化を防ぐには?

糖化は体内に多くの糖分があったり、吸収されやすい状態の時に急激に糖分を摂取すると増加しやすくなります。

お腹が空いているときに甘いものやごはん類などをいきなり摂取するのはおすすめできません。吸収を抑える繊維質のものや、タンパク質のものから食事をすすめるのが糖の吸収をおだやかにします。甘いものの過剰な摂取を控え、食事は野菜などから食べすすめるようにしましょう!

血糖値の急激な上昇を抑える食物に生姜・キノコ類・納豆などがあります。同じ白いご飯を同量食べるとしても、納豆を一緒に食べると血糖値の上昇はおだやかになりますよ。

カルボニル化をを防ぐ食物は?

カルボニル化を防ぐ栄養素としてはビタミンEが有効です。ビタミンEは脂溶性ビタミンで体内の脂質の酸化を防ぐだけでなく、同じく酸化を防ぐ栄養素ビタミンCの還元作用があり一緒に摂取すると長く効果をあらわしてくれます。

食物としてはアボカド、アーモンド、オリーブ油や亜麻仁油などもおすすめです。オイル類は加熱してしまうと酸化してしまうので、ドレッシングにしたり飲み物にスプーン一杯をまぜたりなどそのまま身体にいれるのがポイントです。

禁煙

タバコを一本吸うだけで活性酸素が体内で100兆個も生み出されるといわれています。この活性酸素は体内で脂質と結びつき、過酸化脂質を非常に多く作り出します。

タバコを吸うことで血管が収縮して血液循環が悪くなったり、体内、肌の内部での酸化をすすめてしまうことで黄ぐすみをおこし、老化をすすめてしまうので美しく若々しい肌の維持のためには禁煙をおすすめします。

スキンケアにも抗酸化成分を!

一般的にシミ、そばかすに効果のある成分は表皮にあるメラニン色素やメラノサイトに働きかけて色素の生成を抑えることが目的なので、アプローチしたい部分が若干変わってきます。

黄ぐすみを防ぐのは抗酸化成分といわれるものが効果的です。酸化を防ぐ働きのものとしてはビタミンEビタミンCが効果的ですので、配合されているものを選びましょう。

そしてプラセンタ。プラセンタは胎盤からとられる成分で、医療機関では美容効果の高い注射としても人気の成分です。

コラーゲン・エラスチンの生成を促すだけでなく、抗酸化効果の高い核酸(RNAやDNA)などを多く含みます。黄ぐすみ対策としては力強い成分ですね。動物からとられるものですので安全性の高いものを選びましょう。

まとめ

あきらかに黄疸の場合は皮膚以外粘膜部分(眼球など)や顔も黄色く変色がおきてきますので、体調の変化も含めて気になる場合は内科などで診察を受けましょう。

おこってしまった黄ぐすみに有効な対策は残念ながら現在見つかっていないので、予防が一番重要です。バランスの良い食事と紫外線の防御を中心に、これからのきれいな肌のために参考にしてみてくださいね!