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かぶれの原因とは?生理のナプキンやおむつにも気を付けて!9つの予防法を紹介!

「かぶれ(接触皮膚炎)」の症状は、皮膚にいわゆる「湿疹」が生じます。かゆくなったり、赤い「ぶつぶつ」ができたり、「じゅくじゅく」したりなどです。あなたの身の周りにある、かぶれの原因となるものが、皮膚に触れることで、炎症が起こるといわれています。今回は、考えられる主なかぶれの原因物質と、かぶれてしまったときの有効な対処法や予防法などをご紹介します。しっかりケアして、お肌を守りましょう!



かぶれたときに起きる症状や原因とは?

「かぶれ(接触皮膚炎)」って、どのような症状を想像しますか?皮膚にいわゆる「湿疹(しっしん)」が生じます。症状は、かゆくなったり、赤い「ぶつぶつ」ができたり、「じゅくじゅく」したりなどです。日にちがたち、かゆみや赤みの症状は治らないけれど、比較的症状が安定してきているように見受けられながら、日常を過ごしていくと、次第に皮膚が「がさがさ」「ごわごわ」した状態になっていきます。

「かぶれ」ってなぜ起きてしまうのでしょうか?原因は、あなたの身の周りにある、かぶれの原因となる物質が、皮膚に触れることで、炎症が起こるといわれています。原因が判明している場合、「オムツかぶれ」「金属かぶれ」「湿布かぶれ」など、原因物質の名前をつけて呼ばれています。そう言われてみると、聞いたことありますよね。

かぶれの原因によって「刺激性」と「アレルギー性」がある!

刺激性接触皮膚炎について

「刺激性接触皮膚炎」は刺激の強い原因物質に触れた部分だけ、かぶれます。毒性の程度や、どのくらい接触時間が長かったかにより症状は異なってきますが、誰にでも起こるといわれていて、「急性毒性皮膚炎」と「慢性刺激性皮膚炎」に分けられます。

・急性毒性皮膚炎:原因となる物質が、皮膚に炎症を起こす濃度をこえて触れたために、かぶれます。例えば、洗剤の原液を一度触れただけで、かぶれたなどです。

・慢性刺激性皮膚炎:原因となる物質の刺激は弱い方だけれども、繰り返し皮膚に触れることで、かぶれます。

[かぶれるまでの時間] 原因となる物質に触れた直後から遅くとも次の日に、症状が現れるといわれています。

[症状] 刺激の強い原因物質に触れた部分だけが、かゆくなり、赤い「ぶつぶつ」ができ、さらに症状が進むと、「水ぶくれ」ができたり、かさぶたができたりします。

アレルギー性接触皮膚炎について

「アレルギー性接触性皮膚炎」は原因物質に少し触れただけで強くアレルギー反応を起こす人もいれば、繰り返し皮膚に触れることでアレルギー反応を起こす人もいて、症状の現れ方は人それぞれといわれています。

[かぶれるまでの時間] 原因となる物質に触れてから、1~7日後に症状が現れるといわれています。

[症状] まずは、強いかゆみとともに、赤い「ぶつぶつ」や腫れといった症状のピークが現れて、時間をかけて、原因物質に触れた部分を超えて、症状が体に広がっていきます。

考えられる主なかぶれの原因物質とは?

家のなかで、刺激や毒性のあるものに触れたかもしれない?

家のなかで、かぶれを起こすような強い刺激や毒性のあるものって何でしょうか?

◆化学薬品で考えられるものは?

ジアミンと呼ばれる化学髪染料入りのヘアカラーや白髪染め・消臭剤・防虫剤・接着剤・香料など

◆洗剤で考えられるものは?

食器用洗剤・衣料用洗剤・台所や浴槽のパイプ洗浄剤・強力なせっけんやシャンプーなど

家庭菜園やガーデニングで、毒性のある植物に触ったかもしれない?

家庭で野菜を育てると新鮮で安全な野菜が収穫できるような感じがして、ワクワクしながら育てたくなりますよね。それに、キレイな花を見ると心が和みます。植物って、私たちに害がなさそうに見えますよね。でも、そんな植物が、かぶれの原因をつくることがあるようです。では、どんな植物がかぶれを起こしやすいのでしょうか?

◆食用で考えられる植物は?

  • キク科:レタス・サーレタス・チコリなどの葉や茎を切ると出る白い液
  • セリ科:セロリ・パセリなど

◆観賞用で考えられる植物は?

  • キク科:キク、マーガレット・ダリアなど
  • キンポウゲ科:クリスマスローズ・アネモネなど
  • サクラソウ科:オトメザクラなどの葉や茎に生えている毛
  • サボテン科:キンエボシなどの鋭いトゲ

ある植物でかぶれることが分かったら、同じ科の植物でも、かぶれる可能性があるそうですので、注意してくださいね。

毒のある毛虫または虫に刺されたかもしれない?

毛虫または虫に刺されたかも!?と思ったときには、すでに赤い発疹やかゆみや痛みなどの症状がでていて、周りを見渡しても姿がないので、何に刺されたのか特定できないこともしばしばですよね。では、日常の生活でどんな毛虫や虫に注意した方がいいのでしょうか?ほんの一部をお伝えします。

どんなに気持ち悪くて奇妙な形をしている毛虫でも、大部分の毛虫は無毒で安全らしいです。

でも、なかには有毒な毛を持つ毛虫が、庭木や公園などにいるので、植物の手入れや散歩などに行くと刺されてしまうことがあります。ちなみに、毛虫に直接触れていない場合でも、毛虫が落とした毛が風で飛ばされて、衣類に付いただけでも、かぶれることがあるといわれています。

◆毛虫で考えられるものは?

  • チャドクガ (ツバキ・サザンカなどに生息)
  • ドクガ (桜・梅・バラなどに生息)
  • イラガ (桜・梅などに生息)
  • クロシタアオイラガ (桜・梅などに生息)

もし、毛虫に刺されてしまったら、まずは毛虫の毛が見える場合はセロハンテープなどを用いて毒針毛を取り除きます。次に、その部分をすぐに流水で洗い、皮膚を清潔にしましょう。できるだけかかずに、保冷材などで冷やして、症状を広げないようにしましょう。

◆ダニで考えられるものは?

  • イエダニ、ツメダニ、ヒョウダニなど (ふとん・まくら・じゅうたん・たたみ・ソファー
  • ぬいぐるみ・クッションの裏などに生息)
  • マダニ (庭・草むら・公園などに生息)

もし、ダニなどの虫に刺されてしまったら、虫さされの市販薬を塗る方法もありますが、アレルギー反応の強い方は、刺されて30分~1時間で血圧低下や意識消失が起こったり、全身に熱がでることもあるので、その時はすぐに病院に行きましょう。

アレルギーによるものかもしれない?

肌が敏感な人は、身の周りにある特定の物質に触れただけで、アレルギー反応を起こして、かぶれてしまうといわれています。代表的なものとして「金属かぶれ」があげられます。例えば、金メッキの時計・ネックレス・イヤリング・ブレスレットなどの下地として使われている「クロム」や、ハンドバッグなどに使われている「ニッケル」などが原因といわれています。

肌につけたものが、日光(紫外線)と反応したのかもしれない?

カンカン照りの日に外出するときは、紫外線を肌にさらすのは、肌のシワやたるみを作りだすといわれたりするので、日焼け止めを塗って出かけたりしますよね。その肌に塗った日焼け止めが、日光(紫外線)と反応することが原因で、かぶれることがあるそうです。

日焼け止めって、紫外線を防止する方法の違いによって、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」の2種類があるってご存じでしたか。「紫外線吸収剤」は配合されてる成分自体が紫外線を吸収するもので、「紫外線散乱剤」は配合されている成分が紫外線をいろいろな方向にはね返してくれるものだそうです。

アレルギー反応をまれに起こす人がいるといわれているのが、「紫外線吸収剤」を塗った人の方で、オクトクリレンやオキシベンゾンという成分が原因といわれています。一方で「紫外線散乱剤」はアレルギーの危険性がほとんどないといわれています。

その他、オクトクリレンが含まれている製品として、香水があります。オシャレでつけたものなのに、皮膚のかぶれやシミの原因になることがあるといわれているので、気をつけてくださいね。

湿布が肌に合わなかったのかもしれない?

肩こりがひどいときや、腰が痛かったり、関節をひねって痛かったりすると、湿布を貼りますよね。でも、皮膚が敏感だったり、湿布の成分が刺激したり、汗で蒸れたりすると、湿布にかぶれて、かゆくなったりします。そのまま貼り続けていると症状が悪化してしまいますので、貼ったばかりの湿布なので、捨てるのはもったいないと思わず、すぐに湿布をはがしましょう。

その他、「ケトプロフェン配合」の湿布は、薬剤の特性で、湿布をはがしても、皮膚にしばらくの間、薬剤が残り続けるために、湿布の跡と日光(紫外線)が反応して、数カ月後にかぶれがひどくなってしまうことがあるそうです。湿布をはがした後も4週間程度は貼っていた部分を直接日光に当てないように、と記載されているものがあるそうなので、注意してくださいね。

汗やあせもかもしれない?

日本の夏は、高温多湿で、じっとしていても汗をかきますよね。「あせも」って汗をかきっぱなしの状態にしておくと、できやすいってご存じですか。原因は、たくさんの汗をかいたまま、何もしないでいると、汗管という汗の通り道が詰まって、汗が皮膚の表面に押し出すことができず、皮膚内にたまり、「あせも」になるということです。

汗をかいたら、タオルやハンカチなどで、なるべく早く汗を拭き取りましょう。屋外ですぐに入浴できない場合は、ウエットティシュで拭いたり、着替えの衣類を持参したりするのもいいかもしれませんね。

化粧品が肌に合わなかったのかもしれない?

肌によいと思って購入した化粧品が原因で、残念ながら、肌に合わずにかぶれてしまう人っているんです。例えば、スキンケア類・ファンデーション・チーク・口紅などが原因としてあげられます。もし、かぶれてしまったら、その化粧品を使うのを止めて、化粧品の成分を洗い流しましょう。

生理やナプキンによるものかもしれない?

生理中、デリケートゾーンのかぶれやかゆみで、悩んでいる女性は少なくないようです。主な原因は、ムレと摩擦といわれていて、赤ちゃんのオムツかぶれと似たようなもので、皮膚の弱い人がなりやすいそうです。

膣内から外陰部まで強いかゆみがあって、かきこわして腫れや痛みの症状がある場合、「カンジダ膣炎(ちつえん)」 という病気の可能性があるといわれているので、気になる方は、婦人科などの専門医がいる病院を受診しましょう。

オムツかぶれかもしれない?

新生児の赤ちゃんの様子を見ていたはずなのに、オムツかぶれが起きてしまったら心配ですよね。症状は、おしりが赤くなったり、ポツポツした湿疹(しっしん)などが、オムツのあたっているところに現れます。かぶれの原因として、汗やムレ、おしっこやうんちがあげられます。また、赤ちゃんの肌は薄くてデリケートなので、ウエストや太ももまわりの紙オムツやオムツカバーのギャザーがあたる部分にも現れることもあるといわれています。

その他、オムツ部分にカンジダというカビが原因となって、オムツが直接肌に触れていないシワの部分に症状が現れるといわれています。

かぶれてしまったときの有効な対処法と予防法9選!

1、かぶれの原因物質を取り除き、冷やしてかかないこと!

もし、かぶれてしまったら、まずは原因物質を取り除いたり、洗い流したりしましょう。かゆいと我慢できずに、かき続けてしまうことってありますよね。かけばかくほどかゆみが増すといわれています。かゆみが治まらないときは、保冷材などで冷やすとかゆみがやわらいでいくので、おすすめです。でも、低温やけどには注意してくださいね。

2、原因物質には触らないこと!

一度かぶれたことのあるものは、触らないようにしましょう。予防法として、かぶれるおそれがあるものは、はじめから触れないようにするのも一案です。

3、外出時は肌の露出を控えること!

かぶれを予防するために、外出時は原因となる植物や虫に触れないように!または、直接日光を浴びないように!肌の露出を控える方がよいでしょう。

4、肌に合った化粧品を選ぶこと!

新しい化粧品を使い始めてから1週間以上、かぶれなどの問題がなければ肌に合っているといわれています。かぶれ対策として、できるだけ無添加・無香料・無着色・無鉱物油などの化粧品で、「セラミド」という肌の保湿成分入りの化粧品を使う方がよいといわれています。

もし、かぶれがひどいときは、皮膚科で診てもらってくださいね。治し方として、 皮膚バリアを強くするために、例えば、化粧水の代わりにセラミド入りの天然温泉水と、保湿クリームの代わりにスクワラン、もしくは、ワセリンでスキンケアをしながら、皮膚科軟膏を併用していくと、たいていの方は治るといわれています。

5、市販の軟膏やクリームを塗る!

かぶれは、薬などを使わなくても、1~2日後に治ることもあるそうですが、かぶれが治らない方は、市販の軟膏やクリームを塗るとよいでしょう。使用上の注意をよく読んで、用法・用量を守って、正しくお使いくださいね。

6、ナプキンをこまめにかえること!

かぶれやすい人は、ナプキンをこまめにかえ、毎日シャワーを浴びるようにして、デリケートゾーンを清潔に保つよう心がけましょう。それでも、かぶれやかゆみが気になる人は、肌への刺激性が少ないといわれている、コットン素材のナプキンを使うとよいでしょう。

最近、下着を清潔に保つために普段からオリモノシート(パンティライナー)を使う人って増えましたよね。こちらもムレやすいので、つけっぱなしにすると、雑菌が繁殖し、かゆみなどの原因になるといわれています。1日中ずっと同じシートをつけたままにするのはやめましょうね。

7、赤ちゃんの肌に合ったオムツを慎重に選ぶこと!

赤ちゃんの肌は、とても薄くてデリーケートです。オムツかぶれを発症させないためにも、赤ちゃんの肌をムレなどから守れるように「通気性のよいオムツ」を選んでくださいね。

紙オムツのサイズのかえ時は、新生児用以外は、体重を目安に選んだ方がよいそうですが、ぽっちゃりしている赤ちゃんもいれば、スリムな赤ちゃんもいますよね。その時は、ウエストと脚まわりのフィット感でオムツを選んでくださいね。例えば、目安として、オムツをはずしたときに、ウエストや太ももに跡がついているようなら、サイズが合っていない証拠らしいので、サイズを1つ上にかえるとよいでしょう。

8、パッチテストで原因物質をつきとめよう!

皮膚科やアレルギー科などを受診すると、「パッチテスト」といって皮膚表面にかぶれの原因と考えられる物質を貼り、アレルギー反応を起こすかどうかを調べる方法があります。この検査は、かぶれの原因となる物質をつきとめるには、欠かせない検査といわれています。

9、病院を受診しましょう!

かぶれの症状が、1~2週間たっても治らないときは皮膚科・アレルギー科などを受診しましょう。赤ちゃんや小さい子どもは、アレルギーの専門医がいる小児科などに行き、きちんと診てもらってくださいね。

まぶたや目の周りのかぶれについて

アイプチが原因かもしれない?

アイプチって、整形せずに二重まぶたになれると人気ですよね。そんなアイプチが肌に合わないと、まぶたが真っ赤に腫れあがったり、激しいかゆみがでたり、かぶれを起こすことがあるそうです。なかには眼球の痛みがでることもあるそうなので要注意です。

原因は、ラテックスというゴムの成分から作られている、アイプチの接着剤といわれています。その他にも、まぶたの皮膚はかなり薄い皮膚で、肌に潤いを保つ役割の皮脂腺がなく、乾燥しやすいそうです。

アイプチかぶれの有効な対処法と予防法

■初めてアイプチをするときは?

1. まぶたと同じくらい薄いといわれている、腕の内側の皮膚にアイプチの接着剤を塗り、1日おいて様子を見てください。

2. 1日おいた後、アイプチを塗った部分が赤く腫れていた場合、残念ながら、そのアイプチは肌に合わないという結果になるそうです。

もし、アイプチでかぶれたかも!?と思いながら、だましだまし使っていると、だんだん皮膚がたるみ、腫れぼったいまぶたになってしまうことがあるそうです。ひどくなる前に、使うのを止めた方がよさそうですね。

アイプチかぶれに効く市販薬ってあるの?

もし、アイプチでかぶれてしまったら、ステロイドの薬を使って治すそうなのですが、現在のところ、市販薬でステロイドの眼軟膏はないそうです。まぶたのかぶれがひどいときには、自己判断して、刺激のある市販薬を使うと、さらに悪化することがあるそうなので止めましょう。ぜひ眼科もしくは皮膚科の先生に診てもらうことをおすすめします。

まとめ

かぶれの原因って、たくさんあるんですね。原因が分かれば、肌に合わないものに触らないなどの予防法があります。肌のかゆみを薬だけではなく、冷やすことで炎症を和らげるなどの対処法があることも分かりました。かぶれが続くようであれば、症状が軽いからだいじょうぶと自己判断せずに、専門医がいる病院で診てもらってくださいね。