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頭がふらつく時はどうしたらいい?低血圧でも高血圧でもよくない!?鉄分不足に注意!6つの原因と5つの対処法をご紹介!

体調不良の時や色々な場面で、頭がふらつくという体験をされた方は意外と多いのではないでしょうか?自分で原因がわかっている一時的なものならばいいのですが、原因不明で持続するものであればとても怖いですよね。今回は頭がふらつく原因や考えられる病気、頭がふらつく時の対処法をわかりやすくご紹介します。



頭がふらつくのはなぜ?

ふらつきやめまいには頭がふわふわする、頭重感がある、立った時にふわっとするなど軽度なものから、目がぐるぐる回って歩行さえも困難になるなど重度なものまで色々なパターンがあります。また、吐き気や嘔吐、耳鳴り、肩こり、頭痛などの随伴症状を伴うこともあります。

ふらつきやめまいの原因として多いのは、体のバランスを保つ役目を果たす耳の奥の内耳と呼ばれる部分の異常ですが、体調不良や不規則な生活、自律神経の乱れ、脳の異常などが関与していることもあるのです。それでは、頭のふらつきの原因を詳しく見ていくことにしましょう。

頭がふらつく日常生活上での原因とは?

疲労や睡眠不足、ストレスなどからくる自律神経の乱れ

自律神経は活発な動作をするときに優位になる交感神経と、リラックスしているときに優位になる副交感神経からなっており、自分の意志でコントロールすることは難しいと言われています。この2種類の神経が体中の内臓や神経、分泌腺などを支配し体を正常な状態に整える働きをしています。

ところが、この自律神経の働きは環境の変化、大きなストレス、睡眠不足、過度の疲労、栄養の偏り、不規則な生活などの理由で乱れてしまうことがよくあります。自律神経のバランスが乱れると頭がふらつくなどの症状となって表れることがあるのです。

乗り物酔い

車や船、遊園地の乗り物などに酔って頭がふらつくという話はよく聞く話です。乗り物酔いの原因は体のバランスを司る耳の奥の三半規管の異常によることが多いようです。

乗り物に乗っている時、移り変わる景色などの視覚刺激と三半規管の働きの間にズレが生じることで頭のふらつき、吐き気などの症状が起こりやすくなると言われています。

月経

月経時に頭がふらふらしてつらい経験をされたことのある女性は多いですよね。これは月経時に血液が子宮の方へ集まってしまい、脳へ送られるはずの血液が不足するために起こる虚血性貧血によるものです。月経時の貧血は病的なものではないので、月経が終われば改善されることが多いです。

飲みすぎや二日酔い

飲み会などの席でついついお酒が進んでしまい、帰り際には千鳥足になってしまった経験がある方もいらっしゃると思います。これはお酒によって体の平衡感覚が崩れてしまうために起こります。アルコールを飲みすぎると、脳内のアルコール濃度が上昇し、体のバランス感覚をコントロールしている小脳が麻痺し、ふらつきが現れます。

また、限度を超えてアルコールを摂取することで、アルコールを分解する際に発生する有害物質アセトアルデヒドが体内に残留します。さらに、アルコール分解をする際に大量の水分や糖が使われることで、一時的な脱水や低血糖がおきるため、二日酔いの症状として頭のふらつきが現れることもあります。

脱水によるふらつき

水分を取らずに暑い中で長時間過ごした時など、水分摂取量が排出量を下回ると脱水を起こします。また、高齢者の方はのどが渇いたという感覚が鈍くなっていることがあるため、脱水になりやすく注意が必要です。この脱水症状下では体内の水分量の減少から血圧が下がり、ふらつきが起きやすいと言われています。

薬の副作用によるふらつき

血糖値を下げるインスリン製剤、血圧を下げる降圧剤など薬の副作用として頭のふらつきが現れる場合があります。また、体質によっては、処方箋なしで購入できる風邪薬や抗アレルギー薬などを服用する事でもふらつきが起きる可能性もあるようです。

頭がふらつく症状から考えられる病気とは?

風邪などの呼吸器系の病気や耳の病気

風邪などにかかった時、なんで頭までふらつくのでしょうか?免疫力が下がっているから、食欲が不振で体力が落ちているから、不快な症状でよく眠れないからなど色々な原因が考えられますね。

そして、風邪などの上気道炎はウィルスや細菌が口腔や鼻腔から侵入することによって起こります。のどや鼻は奥の方で耳の内部の器官とつながっているため、鼻やのどからの細菌感染やウィルス感染、炎症が広がりやすいと言われています。感染や炎症が中耳や内耳に広がると、中耳炎や内耳炎が起き、平衡感覚を司る三半規管や前庭神経が影響を受け、頭のふらつきが現れることがあるようです。

低血圧症や起立性低血圧

最高血圧が100mmHg、最低血圧が60mmHg以下の低血圧の人は一般的に頭のふらつき、立ちくらみや朝に起きた時にふらふらするなどの症状が出やすいと言われています。

また、血液の流れや血圧、心拍などを調整している自律神経の異常や、心疾患などの病気や薬、加齢の影響などで血圧をコントロールする機能が低下した場合、起立時に脳内の血液不足が生じ、頭のふらつきが起きることもあります。これが、起立性低血圧です。

鉄欠乏性貧血

赤血球の中のヘモグロビンの量が、鉄分不足や吸収障害などで不足すると全身への酸素供給量が減り、ふらつきやめまいが出現することがあります。

メニエール病

メニエール病の原因は耳の奥の内耳にリンパ液が溜まり水ぶくれ状態になるためだと言われています。内耳は平衡感覚と聴力の両方を支配しているため、激しいめまいや耳鳴り、耳が詰まった感じや難聴などの症状が起こります。ただし、障害部位と程度で症状は様々です。めまいの程度も、ふわふわ感程度の物から激しくグルグル回転するものまで様々なようです。

高血圧

高血圧が原因で頭のふらつきが起きることがあると一般的に考えられているようですが、実際はその逆で頭のふらつきやめまいの出現に伴い血圧が上昇しているようです。高血圧はよほどでなければ自覚症状が現れにくいのが特徴です。ただし、過度の高血圧が続いたり急激に血圧が上昇することで、脳内の圧力が上がり、不定愁訴として頭のふらつきなどの症状を訴える方もいらっしゃるようです。

また、高血圧は脳卒中や心臓病などの重大な病気を起こす引き金となるため、サイレントキラーと呼ばれています。頭のふらつきはこれらの大きな病気のサインとして現れているかもしれません。

脳卒中と脳腫瘍

脳卒中の患者数は約150万と言われており、がんや心臓病に次いで日本人の死因の第3位となっています。脳卒中の中には大きく分けて脳梗塞と脳出血が含まれます。

脳梗塞は動脈硬化などで狭くなっている脳の血管が血栓で塞がったり、血管の内腔が狭まりすぎて血流が途絶えることで脳の組織が破壊され、片側の手足や顔面の麻痺や意識障害、言語障害などが現れる病気です。

脳出血は、高血圧や動脈硬化などが原因となり、脳内の細かい血管が破裂し脳内で出血を起こすものです。激しい頭痛、方麻痺、意識障害が起きたり、場所によっては昏睡状態から死に至ることもあります。どちらにしても、前触れとして頭のふらつきやめまい、顔面のピリピリ感、呂律が回りにくいなどの症状が現れることがあるようです。

脳腫瘍は脳の中にできる腫瘍の事です。この腫瘍が頭蓋骨で囲まれた内部の圧力を上げることで、めまい、頭痛、嘔吐、しびれ、麻痺、視力や言語障害などの症状をきたすと言われています。

頭がふらつく時の対処法

生活のリズムを整える

頭のふらつきは、ストレス、睡眠不足、疲労、バランスの悪い偏った食事、飲みすぎ、喫煙などで自律神経のバランスが乱れて起こる事がよくあると前述しました。睡眠時間を整える、ストレス解消に軽く運動をしたり、好きなことをする、ゆっくり休む時間を設けるなど日常の生活を今一度見直してみる事も大切です。

頭がふらついて気持ち悪い時の対処法

ふらつきを感じた時は難しいかもしれませんが、パニックにならず落ち着いて頭をなるべく動かさないで目を閉じて安静にすることが大切です。座ったり横になったり楽な体位を選らんで、深呼吸をしながらリラックスできるように努めましょう。

また衣服を少し緩めたりして圧迫感を除き、不安感が強ければ家族や同僚など周囲の人に伝え一緒にいてもらうのもよいでしょう。もし、ふらつきやめまいで薬が処方されていたら常に持ち歩き、内服することも大切です。

頭がふらついて吐き気がある時の対処法

頭のふらつきと同時に吐き気を催した時はどうすればいいのでしょうか?このような時、もし原因不明であれば病院を受診してみましょう。もしすでに受診していて、吐き気止めなどの薬が処方されていればそれらの薬を内服するとよいでしょう。

吐き気がある時は安静にし、食事は無理せずに食べられるものを食べられる時間に食べ、石鹸や香水などの香りも自分に合ったものを選ぶと吐き気が誘発されにくくなります。また、嘔吐してしまった後はスポーツドリンクなどで水分と電解質を補給し、お口のケアをして少しでも気分がよくなるように努めましょう。

病院を受診する

頭のふらつきが出現しても、乗り物酔いや飲みすぎなど原因がわかっている場合や、一時的なもので体調が回復するとともに治まるような場合には病院を受診する必要はありません。もし、ふらつきが繰り返し起こったり、高血圧や糖尿病などの持病がある場合、ふらつきと共に呂律が回りにくい、しびれがあるなどの症状が現れた場合は他の病気のサインかもしれないので、速やか医療機関を受診する必要があります。

処方された薬を指示通りに内服する

ふらつきやめまいの原因によって処方される薬が違ってきますが、ふらつきやめまいがある時はこのような薬が処方されるようです。指示通り内服することで症状が軽減するでしょう。

・抗めまい薬、循環改善薬:脳や平衡感覚を保つ内耳の血流を増やし、ふらつきやめまいを改善します。

・抗不安薬:不安を軽減させ、ふらつきやめまいの誘発を防ぎます。

・吐き気止め:ふらつきやめまいに伴う吐き気を抑えます。乗り物酔いにも効果が期待できます。

・浸透圧利尿剤:メニエール病など内耳にリンパ液が過剰に溜まった際、内耳のむくみを軽減します。

・ステロイド薬:炎症を抑えたりや免疫を抑制する働きがあります。・ビタミン剤:障害を受けた神経を修復します。

頭がふらつく時は何科に行くべき?

持続する頭のふらつきと共に、高血圧や糖尿病、心臓病などの持病がある場合はかかりつけの医療機関を受診し検査を受けるようにしましょう。もしも他疾患がなく突然始まったものなら、耳鼻咽喉科で検査を受けるのがベストです。耳の疾患からくるものではないと判断されれば、脳神経内科や心療内科を紹介され、原因を突き止めることができるでしょう。

まとめ

頭のふらつきには色々なパターンがあり、原因も日常生活からくるものや、なんらかの疾患からくるものなどさまざまでしたね。原因不明の持続的な頭のふらつきでお悩みの方は早めに医療機関を受診したいものです。また、生活習慣に改善の余地がある方は、ご自分の体の為にトライしてみて下さいね!