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ぎっくり腰は魔女の一撃!痛み止めロキソニンの効果とは?なった時の応急処置や治療法・予防する方法などを紹介!

ぎっくり腰は、医学的には、急性腰椎症や腰椎捻挫とよばれ、重いものを一気に持ち上げようとしたときや、腰をひねったときに何の前触れもなく急に痛みがでてしまう腰の状態の総称です。今回は、ぎっくり腰になってしまった時の原因、対処法、治療法、ロキソニンの効果やストレッチ体操などについて、解説していきたいと思います。これ以上、ぎっくり腰を繰り返さないために、予防をしっかり行うことが大切です。



急に起こる!!ぎっくり腰!!

ぎっくり腰は、ぎっくり腰になったことのない人でさえ、とてつもなく痛そうなイメージを思い浮かべるくらい、急な腰の痛さの代名詞にもなっていることと思います。実際、ぎっくり腰は、日常の何気ない動作ができなくなるくらい痛い状態だといわれています。

一体、ぎっくり腰になったら、どうすればいいのでしょうか?ぎっくり腰にならない方法はあるのでしょうか?ぎっくり腰になってしまった時の対処法・治療法について、解説していきます。

ぎっくり腰は、医学的には、急性腰椎症や腰椎捻挫といいます。重いものを一気に持ち上げようとしたときや、腰をひねったときに何の前触れもなく急に痛みがでてしまう腰の状態の総称です。

ぎっくり腰の中には腰椎椎間板ヘルニアや腰椎椎間関節症など他の疾患が起こっていることもあるため、何度もこの痛みを経験されている方は、整形外科を受診し、腰の状態を知っておくとよいでしょう。では、さらに詳しくお話ししていきます。

ぎっくり腰とは?どんな症状?

急性腰痛症(ぎっくり腰)=魔女の一撃

急に腰に痛みを感じて動けなくなったときに、よく使われる言葉として「ぎっくり腰」といいます。この言葉は、医学用語ではなく、急性腰痛症といいます。これは、原因が一つではなく、様々にあるといわれています。

ドイツでは「魔女の一撃」ともいわれているそうです。ぎっくり腰には、腰椎の後ろ辺りの関節である椎間関節(ファセット)の滑膜がはまり込んでしまったり、ひねって捻挫を起こしてしまったことが原因で起こるほか、腰椎椎間板ヘルニア、圧迫骨折なども含まれているそうです。

原因が判明すれば、それに応じた治療を行うことができるのですが、痛み始めは原因が分からないことも多いといわれており、痛みをとりあえず軽くする方法が取られることもあるそうです。消炎鎮痛剤の使用や、腰部に痛み止めであるブロック注射を行ったり、コルセットを巻いてみたり、また温熱療法を行なったりすることで、まず痛みを少しでも取ることが先決だといわれています。

この痛みを軽減したのち、原因を探し治療を開始することもあるのですが、とりあえず痛みが軽くなり治まるようであれば、そのまま経過を観察することも多いそうです。

ぎっくり腰の主な症状

ぎっくり腰は、重いものを持ち上げようとしたとき、腰を捻ったときなどに、激しい痛みがあらわれ、身体を動かすことが難しくなるといわれています。この激痛が起こると、普通は、前かがみの姿勢になると楽だといわれていますが、立っている姿勢のほうが楽であることも多く、激痛のあまり、体勢を変えることが困難になるといわれています。

日常生活において、激痛のため、何をするにも行動が制限されてしまうようなぎっくり腰は、数日間から数週間でおさまり、改善するとは言われていますが、軽い腰痛はその後も数か月間と長期間続くことも多くあるとのことです。

ぎっくり腰で痛む部位

1. 仙腸関節の損傷によるもの(捻挫)

仙腸関節とは、腰というよりお尻の上あたりで、この部分をひねったために、痛みがでるといわれています。また、仙腸関節を損傷してしまうと、骨盤の上にある背筋まで緊張してしまい、痛みが出たり、太ももの後ろや、ふくらはぎにも関連痛と呼ばれる痛みやしびれが伴ってしまうこともあるそうです。

2. 腰椎の損傷

腰椎の損傷の場合は、骨盤の上にある背骨の腰椎部分、つまり腰の中心部に痛みがでるといわれています。こちらの損傷だと、背骨沿いの脊柱起立筋や回旋筋など背筋が緊張してしまい痛みが出現したり、下肢に、神経根が圧迫されて根性痛というものを起こす痛みと、上記で述べた関連痛を起こす痛みの二通りがあるといわれています。

3. 背筋や筋膜(筋肉を包んでいる線維性の膜)の損傷

背筋や筋膜は傷害された場合、その部分の痛みを感じることになるそうですが、腰椎や仙腸関節に問題がないと、背筋や筋膜を損傷していることはあまりないといわれています。多かれ少なかれ、原因として1あるいは2の損傷が合併しているものだと考えられているそうです。

ぎっくり腰になったらする事、応急処置

まずは無理せず安静にする

ぎっくり腰になった直後ですと、激痛のために、まったく動くことができない状況に陥っていることもあると思いますが、動こうとはせず、ベッドに横になって、痛みの少ない姿勢を探し、とりあえず安静にしておくことが大切だそうです。しばらくすると、痛みがだんだん落ち着いてくるといわれています。

しかし、ここで注意していただきたいのは、ベッドで安静にしておく期間だそうです。ちょっとでも動けると思ったら、痛みの様子を確認しながら、少しずつ日常の活動を行っていくようにした方が良いとのことです。

痛みが再度襲ってくるかもしれない不安で、ずっとベッドに横になっているよりは、少しずつでも動いておいた方が、後々の痛みを改善させることにつながるという研究結果もあるそうです。

欧米のぎっくり腰に関するガイドラインによると、ベッド上のずっと安静にしておくと、逆に痛みを悪化させる原因にもなるといわれています。そのため、ぎっくり腰になったあと、数時間~半日横になり様子をみて、痛みが軽減してきたら、動ける範囲で活動を再開させるとよいそうです。

患部をアイシング(冷却)か温めるの?どっち?

腰に限らず、どこかが痛いときは、「温めたほうがいい」「冷やしたほうがいい」とどちらの意見もよく耳にすることとおもいます。ぎっくり腰は実際のところ、どうなのでしょうか?

腰痛部分を触ってみましょう。ご自分で触るのが痛くてしんどい方は、近くの人に触ってもらいましょう。

痛い部分が、その周辺と比較すると、熱を持っていたり腫れているようであれば、アイシング(冷却)を行ったほうがよいそうです。もし、痛い部分が熱を持っておらず、腫れていないようでしたら、温めてみると良いとのことです。どちらも楽な姿勢で行うことが大切だそうです。

アイシング(タオルなどでくるんだ保冷剤などを患部に15分くらい当てる)の効能は、炎症している部分の血管が収縮するため、一時的に痛みが収まるとのことです。温めることの効能(カイロなどを患部に当てる)は、血行が促進され、自己回復力が高まるそうです。

どちらも痛みが増してきたらすぐにやめるようにしましょう。

コルセットなどで腰を固定し腰への負担を減らす

お尻が痛いと思われる方は、骨盤をお持ちのコルセットやさらし、ゴムベルトで固定し腰の負担を減らすことで、仙腸関節が治りやすいといわれています。腰椎や背筋の痛みを強く感じる方は、さらしを巻くとよいそうです。

また、ベッドから起き上がる時は、腰に負担をかけないように仰向けに寝た状態から膝を立て、膝を倒しながら、横を向き、脚をベッドからおろします。上になっているほうの手でベッドの手すりを持ち、下になっている側のひじを使い、ベッドを押しながら起き上がるとよいとのことです。

ベッドに手すりがない方は、椅子をベッドの脇に置いて手すり代わりに使うとよいでしょう。

布団の方は、ベッドと同じようにし、横に身体を向けたときに、四つん這いになり、布団の横の椅子を支えにして起き上がると腰の負担は少なくて済むそうです。

痛み止めの薬や湿布などで、痛みを乗り切る

ぎっくり腰の一時的な痛みの緩和に対し、消炎鎮痛剤が効果的であるとされています。薬物療法については急性腰痛の診療ガイドラインでも、消炎鎮痛剤のNSAIDsは、腰痛を軽減させる効果があるといわれてます。

詳しくは、下記の「ぎっくり腰に、ロキソニンの効果」の章にかいてありますので、そちらを参考にされてください。

病院で注射するとよくなる?

よく、ペインクリニックや整形外科などにぎっくり腰を相談すると、ブロック注射をすすめられることがあります。ブロック注射とは、静脈注射と違い、痛む神経の辺り、もしくは神経そのものに、痛みを監査させる局所麻酔薬を高い濃度で注入する注射のことです。痛みを伝える神経をブロックするため、神経ブロックとも言います。

痛みを伝える神経に麻酔薬が効いてくると、痛みが収まるそうです。そのため1回、ブロック注射をするだけで痛みが消失する患者さんもよくいらっしゃるそうです。まずは、痛みを取り除いてもらってから、腰痛の原因を検査、診断してもらい、予防策を考えてもよいでしょう。

激痛のときの注意事項

激痛が起こっているときに、ストレッチをしたり、揉んだりしてもらっては絶対にいけないそうです。ぎっくり腰の原因とは、筋肉を急に引き延ばした時に起こってしまうため、さらに筋肉を引き延ばすことになりかねないストレッチはやらないように注意しましょう。また炎症があることが多いため、揉むのも当然悪化しかねないそうです。

腰痛体操などをぎっくり腰を起こした後に行うと、それこそ「腰痛を悪化させる体操」となってしまう可能性がでてきてしまうといわれています。

ぎっくり腰に、ロキソニンの効果

消炎鎮痛剤のNSAIDs(ロキソニンやボルタレンなど)が効果的

先ほどの章でお話ししたぎっくり腰に効果があるといわれている消炎鎮痛剤のNSAIDsのことを解説します。

消炎鎮痛剤のNSAIDsは、非ステロイド性抗炎症薬といわれているタイプのものです。日本にあるNSAIDsには、ロキソニンやボルタレン、エスタックイブなどがあげられます。どれも、ドラッグストアなどで市販されているため、ぎっくり腰が心配な人はお守り代わりに持っておくとよいでしょう。

ロキソニンには飲み薬の他に、湿布もある

ロキソニンは飲み薬の他に、貼付薬(テープ剤)もあります。貼付薬ですと、薬を張った部分に直接、皮膚から薬を吸収することができます。このことにより、患部の炎症を直に抑えて、痛みを緩和することができる、というわけです。

ロキソニンの副作用、注意点は?

注意が必要なこととして、NSAIDsは飲み薬も貼り薬も、副作用として胃潰瘍を起こす可能性があるといわれています。

そのため、痛み止めの湿布ですが、NSAIDsを皮膚から染みこませ炎症を抑える薬ですので、湿布を大量に貼り過ぎると湿布でも胃潰瘍になってしまう危険が出てきてしまうといわれています。医師や薬剤師に指示された用法・用量を守り、湿布だからといって軽視せず正しく使うことが大切です。

もちろん飲み薬にせよ、胃が痛いなどの副作用がありましたら、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

ぎっくり腰の治療法

回復期(1週~2週)から治癒期(2週以降)にできる訓練

腰を動かすと痛みのある時期はストレッチ体操を行うことはしないように心がけましょう。また、ぎっくり腰は再発する恐れがあるため、医師の指示に従いストレッチ体操を行った方が良いと思われます。そのため、回復期(1週~2週)から治癒期(2週以降)に医師の許可が出てから、指示された訓練を行うことが大切です。

このころになると、多少の痛みが伴い行動に制限があるとしても、日常生活に支障は少なくなってくるといわれています。腰の痛みは痛み始めたころと違って、随分軽減してきている時期ではありますが、この時期に一番注意しなければならないことは、なんといっても再発です。

この時期にできる訓練の目的は、再発を起こさないで、痛みを軽くし、日常生活を制限なく行えるようにする事だといわれています。そのため、この時期に行われることとして、

  1. ストレッチを中心とした腰痛体操などをおこない、筋力を増やし強くする訓練
  2.  牽引、電気治療、温熱療法、マッサージなどの外から物理的に力を加えた療法
  3. 日常生活を行う上での注意点の指導
  4.  運動、スポーツを復帰させるためのトレーニングの指導

などがあげられます。

医師の指示のもと訓練を行うことの大切さ

ぎっくり腰には、痛さと再発の恐れからずっと安静にしておきたい気持ちもよくわかりますが、そのまま横になっていると、今度は筋力の低下や、周りの筋肉の固縮により痛みが増強したり、再発の恐れが出てきます。そのため、安静にしている時期は二日間程度にし、患者さんの症状に合わせて、ちょっと痛みがあるようでも、出来る限り、早期に日常生活を復帰させることが大切だそうです。

ぎっくり腰は人によって、症状も程度も原因も違ってきますので、医師の指示のもと、訓練を行っていく事が大切です。なぜなら、自己判断で、もっと体操や訓練をおこなったことが無理をしすぎて、さらなる悪化や再発を招く心配があるからだそうです。

そのため早期に訓練をおこなうには、かかりつけの医師に、「いつから、どのように、どの程度の生活をおくることが望ましいか、どのように自己管理をおこなっていけばいいのか」尋ねてみるとよいでしょう。

回復期から適切な指導のもと、適切な回復をすることで、ぎっくり腰の予防と再発防止に役立ちます。

ぎっくり腰にはどのような運動療法があるの?

運動療法をぎっくり腰の急性期から医師の指示のもとおこなうことで、痛みや筋肉の萎縮や緊張を軽減できるため、元の日常生活に戻りやすくなるといわれています。

また、筋肉を増強させたり、柔軟性を回復させたり、体力を低下させることなく、腰だけでなく、全身のバランスの再調整をすることが出来、精神的にも復帰へのモチベーションが保たれ、明るく前向きになれる、ストレスが軽減できるなどと利点がたくさんあります。

では、ぎっくり腰を治療するための運動療法にはどのようなものがあるのでしょうか?

筋・筋膜性腰痛の場合ですと、特に皮膚の表層の筋・筋膜の緊張が強いため、血流が低下していることが多いといわれています。そのため、温熱療法が効果的であるとされています。

一般的によく治療に用いられる、ホットパック、赤外線、超音波治療器、などのほか、温泉プールでの水中歩行や温泉水ジャグジーマッサージ、漢方薬を用い温熱療法とマッサージを同時に行うテルミーという療法や、温水ウォーターベッドなど、いろいろな温熱療法があります。

その他、症例によっては牽引器以外の牽引療法として、伸展位下肢自重牽引療法という方法もあるそうです。これは、腰痛を即時的に軽減させる目的で行われるとのことです。

また、運動療法としては、ストレッチ体操や回復期の腹筋、背筋の等尺性筋力訓練、いわゆる従来から推奨されている「腰痛軽減体操」のほかに、骨盤・腰部安定化トレーニングを行い、インナーマッスルを強化したり、脊柱・骨盤バランス訓練を行なったり、水中歩行やアクアエアロビクス、エアロバイク、股関節可動域訓練や、筋力訓練などがあります。

くれぐれもご自身の判断で行わず、医師の指示を仰いで行うように心がけることが大切です。

回復期に行うストレッチ体操

ぎっくり腰にはストレッチ体操が大切なのですが、あなたの腰の状態がどのようなもので、どのような程度受傷しており、どの時期にどのような運動内容を行うのが効果的なのかは、問診をし、レントゲンやCT、MRIを見て判断した医師でないと、自己判断で行うことは非常に危険だといわれています。

そのため、ぎっくり腰になったからといって、ずっと安静にしているのではなく、早期からリハビリが必要であることだけは頭に入れておき、医師からストレッチ体操をしてもいいといわれた方のみ、こちらのストレッチ体操をおこなうとよいでしょう。

ぎっくり腰の症状と過ごし方

発症当日~3日以内

発症当日~3日以内が、ぎっくり腰の痛みがピークで、とてもつらい数日間といわれています。この時期に何よりも優先しなければならないのは、痛みを軽減させて、炎症を少しでも早く回復させるためのケアだといわれています。安静にして、もしコルセットなどを持っているようであれば、装着して横になっておくことが大切です。

受傷後、2日くらい安静にして経過後、筋力が低下していると感じた場合は、無理のない程度で、医師の許可のもと少しずつ、動き始めてみるとよいでしょう。安静にしていると、腹部の筋力や足指の筋力、お尻回りの筋力の低下が起こりやすいため、そのあたりを意識して訓練していくとよいといわれています。

腰痛を発症して4~7日以内

受傷して4~7日ごろは、ぎっくり腰による炎症が徐々に治まってきたことを医師により検査で確認してもらいながら、身体を少しずつ動かすための準備をしていく治療を行うそうです。

痛みをかばい身体が傾いた歩き方や、痛みを避けた曲がった姿勢を本来の形に直していく時期というわけです。元通りの姿勢や正しい歩き方を回復させ、治療を行っていく事が大切だと言えるでしょう。骨盤、腰椎、股関節など安静により筋肉の動きが悪くなった関節を柔らかくほぐすためのストレッチなどを専門家の指示のもと、行うとよいでしょう。

同時に元の日常生活を送れるようになるために、必要な体幹や下肢の筋力の回復も計っていくとのことです。腹筋群、殿筋のリハビリ、股関節のストレッチなどが指導されることもあるでしょう。

厚生労働省の調べによりますと、安静臥床をすると、どのくらい筋力低下がおこるのかついての調査結果があります。それには、1週間安静臥床でいると、筋力が20%低下するといわれています。たった1日寝込んだだけで、元通りに回復させるのに1週間、これが1週間だと回復に1カ月かかるとのことです。

これが高齢になればなるほど、回復するのに、時間がかかってしまいます。安静臥床の欠点も頭に入れておくとよいでしょう。

腰痛の発症から1~2週間

腰痛の発症から1~2週間経つと、痛みはほとんど軽減し、関節の可動域もあがり、背骨や骨盤の歪み、筋肉のアンバランスなどを整えていく事が大切になってきます。

特にぎっくり腰を頻回に繰り返している方や、普段から腰に不安を持っている方などは、痛みが軽減したこの時期に、ぎっくり腰予防のための身体機能の向上をはかっていく訓練が大切だといわれています。痛みの回復だけでなく、背骨や骨盤のゆがみによる神経機能の低下や歩行の傾きなどを矯正しておくことが、ぎっくり腰の再発予防につながっていくとのことです。

ぎっくり腰の原因

どんな時にぎっくり腰になりやすいのか?

ぎっくり腰の痛みの原因として多く症例として良くあげられるのは、腰の組織に起こる「捻挫(ねんざ)」や「損傷」だといわれています。これは、具体的にいうと、腰の筋肉の肉ばなれや、椎間関節のズレや捻挫、関節を包む薄い膜である関節包や靭帯が損傷して痛みがおこるそうです。

これらの腰の損傷、捻挫や肉離れ、ヘルニアといった受傷は、日常生活のなかで腰への負担が少しずつ積み重なっていった「疲労」が原因で起こるものが多いといわれています。腰の使いすぎで疲労していたり、年齢により腰が弱くなっていると、今までできていたちょっとした動作でも身体を支えることが難しくなり、腰椎に無理な力がかかってしまうそうです。どうして身体が疲労するのでしょうか?

運動による影響

身体の疲労する原因のまず一つ目として、運動不足で体の循環が低下していたり、過度な運動をしすぎて身体が悲鳴を上げて居たり、同じ姿勢で同じ動作ばかりしている、もしくは動いていないことが運動に思い当るぎっくり腰の影響だといわれています。

食事内容の悪さ

ぎっくり腰を頻繁に繰り返す人は、結構な確率で、胃腸や肝臓などが疲れている方が多いそうです。暴飲暴食したり、冷たいものばかりを飲んだり食べたりしていると、内臓に疲労がたまり、内臓をかばうことで体がゆがみ腰の調子が悪くなることもあるといわれています。

また、寝る前には食事をたくさん摂ると、内臓に負担がかかりやすくなるそうです。バランスのよい食事をゆっくり食べるよう心がけましょう。

睡眠の影響

睡眠をしっかりとって、疲労を回復することが大切だといわれています。夜の10時から2時は特にしっかり頭も身体も休め、疲労を溜めないようにし、翌日気持ちよく身体を動かせるようにコンディションを整えておきましょう。

ぎっくり腰、原因が一つとは限らない

腰痛の85%は原因不明だといわれています。色々な疲労が重なり、腰痛をおこしている原因となっていると考えられています。また、季節の変わり目も多いといわれています。季節の変わり目は温度差も高く、身体も思った以上にストレスを感じているのかもしれません。疲れているなと思った時は、しっかり休息をとって、体も心も休めることが大切です。

ぎっくり腰の予防と対処法!

日常動作で腰への負担を軽減するコツ

身体を歪んで使わないよう、左右対称になるように心がけましょう。かばんを持つとき、脚を組むとき、立っているときなど、どうしても体はゆがみがちになっています。かばんを交互に持ったり、足を組むなら両方を同じ頻度で組んだり、体重を同じくらいにかけてまっすぐ立つようにしたり、普段の何気ないどうさを左右対称に使うように心がけるとよいでしょう。

背中も曲がっているより、まっすぐしているほうが、内臓や腰にも負担がかかりにくいといわれています。

ちなみに、ゴルフや野球など、どうしても身体をどちらか一方に偏ってしまうスポーツをする際は、ウォーミングアップ時などに、使わない逆の筋肉も十分にほぐしておくとよいでしょう。

足・下半身を冷やさない

足を温めることは、ぎっくり腰の予防につながるそうです。夏でも冷房などで血行不良となり、足が冷えている人がいらっしゃいます。足が冷えると、臓器のバランスが悪くなりますし、上半身と下半身のバランスも問題となるといわれています。

現代は脳や目ばかりを酷使してしまっているため、どうしても上半身に血流が滞りがちになっているようです。足の冷えはその偏りをさらに悪化させてしまうため、下半身は温かく保ち、できるだけ血流の偏りがないように心がけましょう。

腰痛に効くストレッチやマッサージ

腰の調子がいまいちだなと思われるときは、もともとあった腰のそりが浅くなっていたり、まっすぐになってしまっていることあるためだといわれています。下記のような適度な運動をして、腰のそりを回復させるとよいでしょう。

繰り返すぎっくり腰には体のゆがみを取る

腰痛予防には腸腰筋を鍛えるとよいといわれています。筋肉をしっかりつけることで、体のゆがみをとってしまいましょう。椅子に座って両足を床からはなした状態から片足づつ太ももを上げる訓練を1日に10回×3セット程度やると、腸腰筋を鍛えるのに効果的だそうです。

ぎっくり腰になりそうなとき(前兆)は食事を抜く

ぎっくり腰になりそうだな、そんな場合にはとりあえず食事を抜いてみましょう。内臓の負担を減らし、胃腸を休めることで、胃腸は回復するそうです。もちろん冷たいものを飲食するのも禁止となります。腰の問題が胃腸が原因である場合は、この対策をとることでぎっくり腰を予防できる可能性があるそうです。

この方法で前兆を感じたのにぎっくり腰にならなかったら、今後の食事のとり方に気を付け、胃腸が疲れないように心がけるとよいでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

まだまだ、腰痛の原因がわからないものが85%だということで、ぎっくり腰の対策は難しいのですが、まとめとしまして、

  • 動けるようになるまで安静に横になり、
  • その後は医療機関で症状にあった痛み止めや対処方法を教えてもらい、
  • コルセットやリハビリ、運動療法などを行って予防するとのことです。ら腰部の周辺の腹筋や背筋を鍛えておき、ぎっくり腰をこれ以上体験しなくてすむようにしっかり予防をしていくとよいでしょう。