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指のしびれが気になる!小指側や親指側が痛くなることってあるの?4つの原因や症状から13の病気を紹介!

指のしびれに悩んでいませんか?指のしびれは、どの世代でも起こりうる症状で、原因も様々です。ここでは、指のしびれの原因と、指のしびれを引き起こす病気について詳しく解説します。そして、原因の見分け方や受診する科についてもみていきましょう。



手足の指のしびれに隠された様々な病気とは

手足の指がしびれていませんか?その原因は様々ですが、中には病気によるものである場合もあります。手や足の部位的な病気であったり、脳や脊髄の病気であったり、神経性の病気であったりします。

ここでは、手足の指のしびれの原因と、手足の指のしびれを引き起こす病気について解説していきます。合わせて、受診する科も紹介しますので、当てはまる症状があったら、各診療科を受診してみてくださいね

手足の指のしびれが起きる原因とは

朝寝起き

手のしびれは神経障害で起こります。神経の障害としては、頭部から手に至る神経のどこかに問題があるとしびれを生じます。一番多いのは首(頚部)の病気で、頚椎やその周辺の組織による神経の圧迫です。

ある一定方向に向いて寝る習慣などがあると腕を圧迫しやすく、そのため血管や神経を圧迫し、目覚めると手がしびれたりします。圧迫が解除されると数分でしびれは消えます。このような場合には通常障害は残りません。横向きになった時に腕を圧迫しないように枕の高さなどを工夫すれば、しびれが軽減することが多いそうです。

血行不良

血行不良による手や足のしびれは、姿勢が悪い、長時間座っている、冷え、コルセットなどで体を締めつけている、サイズの小さい靴や下着を着用するなど、日常の生活習慣に原因がある場合があります。

足を冷やさないように靴下を履いたり、適度な運動を行う、体形にあった衣服を身につけるなどの注意をすることで予防できます。

病気

手足のしびれを起こす原因は数多くあります。しびれは、脳から手足のすみずみに至るまで、網の目のようにめぐらされた神経系のどこかに原因があって起こるのがふつうです。手足の指のしびれの原因は何らかの病気の可能性もあります。

しびれが、(1)神経障害によるものか、(2)血流障害によるものか、(3)運動麻痺ではないかにより病気が異なってきます。

妊娠中や産後

妊娠中や産後に起こりやすい手の病気として、手根管症候群があります。妊娠中から産後にかけて女性ホルモンの影響で、むくみや浮腫が起こりやすい状態で、浮腫などが手首に生じると正中神経が圧迫され、手首に痛みやしびれが出る病気です。

産後から家事・育児により手首に負担がかかり痛みが増えてくるのも原因の一つです。症状として、手に力が入らない、手指がジンジン、ピリピリするなどがあります。

指のしびれと併せて起きる症状とは

手のしびれと肩こり

なで肩の女性や、重いものを持ち運ぶ労働者に、肩や首・肩甲骨などのこり、手のしびれや痛みなどの症状があれば、胸郭出口症候群の可能性があります。

首から出て上肢へ伸びる神経は、首から鎖骨のあたりを通って腕へ向かいます。この病気は、なで肩で事務仕事などの多い人に多く、長時間パソコンを使うなど、手を下ろしていたり、あるいは重い荷物を持ったりすることで、この神経の通り道が狭くなり症状が出るのです。

手のしびれと頭痛

脳出血や脳梗塞によって、大脳皮質や末梢神経から感覚神経が通る部分が障害されるとその機能が障害され、障害側の反対側の手足のしびれ(右脳なら左の手足)が起こります。特に視床という部分に起こると、しびれとともに強い痛みを生じることがあります。脳梗塞の場合、頭痛を伴います。

手のしびれと首の痛み

腕や手のしびれ・痛みがあり、頚椎を後方へそらせると症状が増強する場合、頸椎症性神経根症が疑われます。

一般に頚椎を後ろへそらせると痛みが強くなるので、上方を見ることや、うがいをすることが不自由になります。上肢の筋力低下や感覚の障害が生じることも少なくありません。

手のしびれとめまい

肩こり症候群による症状は、頭痛やめまい、動悸や息切れ、手のしびれや背部痛など筋肉のコリ以外にも影響があります。

頸椎の障害を受けると、手がしびれる、細かな手の動きがうまくできない、歩く時にふらつくなどの症状が出ます。ひどくなると手足の筋力が落ち、場合によっては完全麻痺や膀胱や直腸の障害を来すこともあります。

脳梗塞でも手足のしびれのほかに、めまいも起こります。脳の障害が心配される時は、脳外科か神経内科を早めに受診しましょう。

手足の指がしびれる症状・その原因の病気とは

手根管症候群

初期には示指と中指がしびれて痛みがでますが、最終的には母指(親指)から環指の母指側の3本半の指がしびれます。急性期には、このしびれは明け方に痛みが強くなり、目を覚ますと手がしびれて痛みます。

手を振ったり、指を曲げ伸ばしするとしびれ、痛みは楽になります。手のこわばり感もあります。ひどくなると母指の付け根(母指球)がやせて母指と示指できれいな丸(OKサイン)ができなくなります。縫い物が難しくなったり、細かいものがつまめくなったりします。

特発性で原因不明のものが多く、妊娠・出産期や更年期の女性が多く生じるのが特徴です。そのほか、骨折などのケガ、仕事やスポーツでの手の使いすぎ、透析をしている人などに生じます。

指神経麻痺

指神経は手首の方からきた神経から枝分かれし、それぞれの指の両端を走って指の先端に至っています。この指神経が、指の途中の神経走行路のとこかで圧迫などの刺激を受け続けると、指先がしびれてきます。

この神経は感覚をつかさどっている神経なので、症状としては指先がしびれるだけで、指の動きが悪くなったり、筋肉が痩せてくるなどの問題は起こりません。親指に多いのですが、他の指に出ることもあります。

血行不良

時間帯や姿勢によって手足のしびれ具合に変化がある場合は血行が悪いことが原因と考えられます。手足のしびれは生活習慣によって更に悪化する事があります。女性の場合に多いのがホルモンバランスの乱れによるしびれです。

更年期やダイエット、ストレスなどでホルモンバランスの乱れが起こると、血行の流れを調節している自律神経が影響を受けます。これにより血行が悪くなり、手足のしびれを招いたり悪化したりしてしまうのです。男性もストレスが加わることで手足のしびれの症状が重くなる事があります。

血行不良が原因で起こる肩こりや腰痛により、末梢神経が傷つけられ、そこから手足にしびれを感じる事もあります。

一過性脳虚血発作

一過性脳虚血発作とは、血管の閉塞や狭窄により脳組織の血流が不足して脳の機能が一時的に働かなくなることで、血流が改善して復活する状態で、運動麻痺や言語障害、めまい、しびれなどが一過性に出現する状況のことをいいます。脳梗塞になりかけた状態とも言うことができます。

その脳梗塞を含めた脳卒中とは、ある日突然脳に不可逆的な障害を残す病気です。その発症を予測することは困難ですが、この一過性脳虚血発作だけは、その発症を高率かつ正確に教えてくれる貴重な病態です。

運動麻痺や言語障害、しびれなどが出現した場合、一旦よくなったからといってそのまま安心して放置せず、できるかぎり迅速に、必ず医療機関を受診するようにしましょう。

脳出血

脳卒中には、虚血性の脳卒中と出血性の脳卒中があります。出血性の脳卒中は血管が切れて起きるもので。脳出血といいます。長年の高血圧や生まれつきの脳の血管の病気のために、血管のもろい部分が破れ、脳内に出血する病気です

脳出血の症状は、出血の程度や場所によって異なります。脳には運動や言語、視覚、感覚など様々な機能を調節する働きがあります。脳出血の場所が運動の中枢であれば手足の麻痺が、言語の中枢であれば言語障害が起きてしまいます。

脳出血が起きた場合、出血が少量であれば軽い頭痛や吐き気を感じます。出血の量が多くなるにつれて意識障害が起き、多量の出血になると昏睡状態となり生命の危険が生じます。

脳腫瘍

脳や脳を包んでいる膜あるいは血管などから生じるできもののことです。朝方に強い頭痛があり、嘔気・嘔吐を伴うことがあります。

また、腫瘍のできる場所によっては、手がしびれたり、動かなくなったりと様々な症状が出現します。物忘れをしたり、性格が変わったりすることもあって、痴呆と間違われやすいので注意が必要です。

脳梗塞

脳卒中のうち、虚血性の脳卒中は脳の血管が詰まって起きるものでこれを、脳梗塞といいます。脳梗塞が起きると脳に血液が行かなくなり、脳が傷ついた状態になります。

脳梗塞の症状は、梗塞の大きさや場所によって異なります。脳梗塞の発症直後には頭痛や吐き気を感じることは少なく、突然、食事中に箸を落としたり、片方の目が見えなくなったり、呂律が回らなくなったりといった症状が現れます。

太い血管が急に詰まった場合には、突然、片方の手足が動かなかったり、言葉が発せられなくなったり、意識の障害が起こったりします。血管が少しずつ詰まってきた場合には、これらの症状がだんだん重くなってくることもあります。

閉塞性動脈硬化症

末梢血管が細くなることにより、皮膚や筋肉へ行く血流が少なくなるために痛みとしびれが生じます。これを末梢血行障害といいます。血管の壁にコレステロールが沈着することにより血管が弾力を失い、細くなるのが原因なのが、閉塞性動脈硬化症です。

老化現象の一部といえますが、糖尿病や高脂血症を合併している人は若くても起こる可能牲があります。全身の血管がこの病気に侵され、人によって狭心症、脳梗塞なども起こりやすくなります。特に足の付け根の血管がつまり易く、最初は長く歩くと足が疲れやすい、または痛いという症状から始まります。

バージャー病

バージャー病も末梢血行障害の一つです。手足の比較的細い動脈が炎症を起こすことにより詰まってしまう病気です。原因は不明とされていますが、煙草を吸わない人にこの病気が殆どみられないことから、喫煙が何らかの引き金になると考えられています。

膝より下の足が侵されることが多いのですが、手に症状が現れることもあります。バージャー病は閉塞性動脈硬化症に比べて若い人にみられる病気で、発病は30~40才の男性が多いそうです。

症状は初期の段階では手足の先が冷え、色が変わる程度ですが、進行すると痛みを伴う潰瘍を形成するようになります。この場合も普通、手足の付け根の太い血管はちゃんと脈を打っています。この病気は国の指定した難病の一つで、症状に応じて公費で治療を受けることができます。

頸肩腕症候群

頸肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)とは、首筋から肩、腕のいずれかになんらかの異常があり、神経や血管が圧迫され、首・肩・上肢に痛みやこり感、しびれを感じる状態です。変形性頸椎症、頸椎椎間板ヘルニア、胸郭出口症候群らの整形外科疾患を外した疾患をいいます。

頸肩腕症候群の主な原因は、座業労働やストレスを原因とする場合が多く、交通事故、姿勢等も関係しています。OA病またはパソコン症候群と呼ばれる一連の症状もこの範囲内に入ります。20代の若年層から起こることもあり、男性患者より女性患者のほうがかかりやすいとされています。

胸郭出口症候群

胸郭出口症候群とは、神経障害と血流障害に基づく上肢痛、上肢のしびれ、頚肩腕痛(けいけんわんつう)を生じる疾患の一つです。

つり革につかまる時や、物干しの時のように腕を挙げる動作で上肢のしびれや肩や腕、肩甲骨周囲の痛みが生じます。また、前腕小指側と手の小指側に沿ってうずくような、ときには刺すような痛みと、しびれ感やビリビリ感などの感覚障害と、手の握力低下と細かい動作がしにくいなどの運動麻痺の症状があります。

手指の運動障害や握力低下のあると、手内筋の萎縮により手の甲の骨の間がへこみ、手のひらの小指側のもりあがり(小指球筋)がやせてきます。鎖骨下動脈が圧迫されると、上肢の血行が悪くなって腕は白っぽくなり、痛みが生じます。鎖骨下静脈が圧迫されると、手・腕は静脈血のもどりが悪くなり青紫色になります。

糖尿病

糖尿病では、小血管の動脈硬化が現れ、神経に栄養を送っている栄養血管に血液が行かなくなり神経障害が起こります。これを、糖尿病性神経障害といます。細い末梢神経が侵されるのが特徴で、指先や足先がなんとなくジンジンするしびれから始まり、悪化すると痛みも生じてきます。

頸椎症性脊髄症

加齢変化による頚椎症(椎間板の膨隆・骨のとげの形成)の変化によって、頚椎の脊柱管の中にある脊髄が圧迫されて症状が出る病気が頸椎症性脊髄症です。

ボタンのはめ外しや箸の使用、字を書くことなどが不器用になったり、歩行で脚がもつれるような感じや階段で手すりを持つという症状が出ます。手足のしびれも出てきます。

比較的若い人であれば、かけ足やケンケンがしにくいなどの軽度の症状を自覚できますが、高齢者では気づくのが遅れる場合があります。

指先のしびれの原因を見分ける方法とは

指先のしびれが左右対称の場合

指先のしびれが左右対称の場合、多発神経炎型であると考えられます。多発神経炎は全身にある多くの末梢神経に異常の起こるもので、糖尿病や中毒(アルコール、薬物など)、血管炎(免疫の異常によって起こる血管の炎症)、ビタミンの欠乏などにより起こります。しびれる場所も、左右対称で、手袋や靴下を着けるあたりに広がるため、「手袋靴下型」と言われています。

指先のしびれでこぶしが握れない場合

しっかり拳が握れない、グーパーを10秒間に20回以上できない、などの場合は頸椎症性脊髄症という首の神経や骨に問題がある可能性があるので整形外科の受診をしましょう。

心臓の負担が高い時のしびれ

心臓は全身に血液を送り出すポンプの役割を担っていて、全身に血液を送り出しながら、心臓自身も働くためには血液を必要としています。心臓自身を養う動脈である冠動脈が硬く、狭くなってくると心臓自身が必要とする血液が不足するようになります。足に行く血液が不足すると足がしびれて痛みます。心臓も血液不足になるとしびれて痛くなってくるのです。それが狭心症です。

狭心症では、必ずしも症状の出る場所が胸だけではなく、肩がこる、背中が痛い、胃が痛い、歯が痛い、のどがつまる、左手がしびれるといった心臓とはとても関係のなさそうな症状が出ます。経験的に心筋梗塞になった人の約六割は狭心症の時期を経ているそうです。階段を昇ると胸が痛くなってなったとかの症状に加えてい手のしびれがある場合は、病院を受診しましょう。

手足のしびれは何科を受診する??

神経から来るものは整形外科

手根管症候群や、指神経麻痺、閉塞性動脈硬化症、バージャー病、頸肩腕症候群、胸郭出口症候群、頸椎症性脊髄症のように、神経から来るものは整形外科を受診しましょう。

精神的なものからくる場合は精神科

血行不良のように、自律神経の乱れにより起こることが原因の場合、精神的なものからきていると考えられます。このような場合は、精神科を受診しましょう。

手足のしびれと併せて頭痛・麻痺状態は脳神経外科

手足のしびれと併せて頭痛・麻痺状態などがみられた場合は、一過性脳虚血発作、脳出血、脳腫瘍、脳梗塞などの可能性があります。脳神経外科を受診しましょう。

まとめ

指のしびれの原因は、血行障害や、手の病気によるもの、脳や脊椎の病気によるもの、末梢血行障害、糖尿病や狭心症など、幅広い病気の可能性があります。

当てはまる症状がある場合、各診療機関を受診しましょう。早めに受診することで、症状の悪化を抑えることが可能です。脳梗塞や脳出血など、一刻を争う場合もありますので、兆候が表れた場合はすぐに医療機関を受診してくださいね。