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鼻が腫れた時の原因とは?鼻炎、虫歯、悪性腫瘍の可能性もある!?赤い・かゆいなど症状別に対処法を解説!

朝起きたらなんとなく鼻が痛い、鏡で見てみたら鼻が変形するように腫れている、触ってみたら強い痛みが走った…という経験はありませんか?そのままにしていたらいつの間にか治ってしまった、ということもあるかもしれませんが、何度も腫れを繰り返したり違和感を抱えたまま過ごすのも嫌ですよね。そこで、鼻が腫れて痛い時に考えられる原因や対策、解消法をご紹介します。



鼻が腫れて痛い!考えられる原因は?

鼻が腫れて痛くなる原因は色々とあります。原因はなんであれ、鼻が腫れてしまうと鼻がつまって呼吸がうまく出来なくなってしまうこともありますし、口や目、耳などとつながっている部分なので、他の部位にも様々な症状が出ることがあります。

腫れてしまった原因が打撲などのケガであれば、時間の経過によって腫れも引き、安静にしていれば落ち着いてくることが多いでしょう。しかし、腫れの原因が病気であった場合は気を付けなければいけません。今回は、様々な状況に適切な対処ができるよう、鼻が腫れる原因や対処法をご説明します。

どんな時に鼻が腫れてしまう?

風邪

風邪をひくと鼻や喉などの「上気道」と呼ばれる部分の粘膜にウイルスが侵入し、粘膜に感染して炎症を起こします。この部分が赤く腫れあがって、痛みを生じることがあるのです。一般的な風邪であれば、症状が落ち着けば鼻の症状も治まってくることが多いようです。

また、風邪による鼻づまりが起こると、鼻の中の鼻水を取り除くために鼻をかみますよね。この時、ティッシュで頻繁に鼻をかむと摩擦が生じ、接触性皮膚炎で鼻の下が腫れてしまうこともあります。

特に、風邪をひいた時の鼻水には、たんぱく質分解酵素を持った白血球の死骸が多く含まれているため、鼻の下の皮膚が溶けてかぶれやすくなります。お子さんですと、鼻の周りのガサガサ感が気になって舌で鼻の下を舐めてしまうこともありますが、これもまた逆効果になります。

病気

鼻水も出ないのに鼻が腫れや詰まりを感じる場合には、風邪以外の病気の可能性が考えられます。こうした症例の場合、放置しておくとより症状を悪化させることがあるので、一度耳鼻咽喉科を受診することをお勧めします。風邪以外に考えられる原因は以下の5つです。

1.慢性副鼻腔炎(まんせいふくびくうえん)

慢性副鼻腔炎とは、慢性的な鼻詰まりの症状のことです。風邪をひいた時になるのは急性副鼻腔炎で、これは風邪が治ると症状が落ち着くものなのですが、慢性副鼻腔炎は風邪が治っても症状が落ち着かず、ずっと症状が続いてしまいます。

これは、副鼻腔内の細菌が減っていかないことが原因のようです。慢性副鼻腔炎によって、鼻の粘膜がポリープになってしまい、鼻をふさいでしまうことがあるようなので気を付けてください。耳鼻咽喉科で適切な治療を行えば、悪化させることなく治癒できることが多いようです。

2.慢性肥厚性鼻炎(まんせいひこうせいびえん)

慢性肥厚性鼻炎になってしまう原因は、鼻炎の症状が長引いたり、何度も繰り返してしまうことです。また、鼻の調子が悪い状態が続き、市販の点鼻薬などを使い過ぎてしまうと、鼻の自律神経が鈍ってしまい、それが原因となって慢性肥厚性鼻炎になってしまうこともあるようです。

症状は、鼻づまり、鼻が腫れる、後鼻漏などがあります。慢性肥厚性鼻炎も自然治癒が難しく、投薬治療でも症状が改善しにくいことがあるようです。このため、レーザーメスにより鼻の粘膜を焼く治療を施すこともあるようです。

3.アレルギー性鼻炎

花粉、PM2.5、ホコリ、黄砂など、アレルギーを引き起こす原因になる物質を吸い込んでしまったために起こる症状です。鼻の粘膜が腫れてしまったり、鼻水やくしゃみが止まらなくなってしまったりします。マスクなどをして、アレルギー物質を吸い込まないようにすることが大切です。

アレルギー性鼻炎の場合、鼻の粘膜の腫れが自然に治癒することは難しいと言われています。耳鼻科で適切なアレルギー治療を行えば、鼻の腫れも治まります。

4.虫歯

鼻自体に問題がないにも関わらず鼻が腫れたり痛んだりする場合には、虫歯が影響していることも考えられます。特に上あごの奥歯は副鼻腔と近いので、この付近の虫歯を放置すると歯根や歯周ポケットから細菌が副鼻腔に入り込みやすくなります。この細菌が炎症を起こし、鼻の腫れとなって現れることがあるのです。

5.悪性腫瘍

副鼻腔や上咽頭(鼻の突き当り部分)に悪性腫瘍が生じると、鼻や顔全体が腫れて感覚が鈍くなったり、鼻出血を起こすことがあります。打撲などの外傷がないにも関わらずこうした症状がある場合には、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

打撲

スポーツをしている時や、子どもが小さいうちは転んだりして鼻を打撲してしまうこともありますよね。こうした場合にも鼻の腫れや痛みが生じます。

顔面や鼻を強打し鼻血が出た場合には、鼻血が鼻の奥に入っていかないようにするために、体勢を前かがみにします。そして、小鼻内側の、鼻を指で挟むと固くなっている部分に詰め物をし、血が垂れないようにします。鼻血を飲み込むのはよくないので、口の方に流れてきたら吐き出しましょう。

大抵の場合はそのまま時間が経過すれば腫れも引いてくるようですが、傷口が大きい場合やおう吐や失神がある場合は急いで病院に行きましょう。鼻骨骨折の場合は鼻出血や変形を伴いますが、すぐに腫れが生じてきてしまうため骨折と気付けない場合もあります。折れた部分を押すと激痛を伴うので、不安な場合は受診をおすすめします。

病院では何科にかかったら良いか悩むところですが、打撲の場合は耳鼻科で処置を行ってくれます。骨折を伴う場合には形成外科を受診することもあるようです。

こんな鼻の腫れや痛みは大丈夫?

鼻の外側の腫れ

鼻の外側が腫れる原因としては、打撲などによる外傷やニキビ、めんちょうといった原因が考えられます。また、眼鏡がきちんと合っていないと鼻の付け根に腫れ物が生じたり、風邪や鼻炎で鼻のかみすぎにより鼻の下がかぶれてしまうこともあります。

いずれも皮膚上に起きるトラブルであれば、皮膚科で適切な治療を受けることをおすすめします。皮膚や粘膜の炎症を抑える働きのある、ビタミンBのサプリメントを摂ってみるのも良いかもしれません。

鼻の内側の腫れ

鼻の中が腫れたり痛みを生じる原因には、以下のようなものがあります。

1.鼻のいじり過ぎ

過度な鼻毛の処理や鼻いじりのクセにより鼻の粘膜に傷がつき、出血したり粘膜のはがれを生じたりします。鼻毛の処理は鼻の入口付近で優しく行い、使用するはさみや毛抜きなどで鼻の粘膜を傷つけないように気を付けましょう。こうした器具をきちんと消毒して清潔に保つことも大切です。

また、鼻毛は空気中の粉塵や虫といった異物が喉や気管、肺に直接入り込んでしまうのを防ぐ役割を果たしています。できればあまり鼻毛を抜くことはせず、気になるところをカットするくらいにしておくことをお勧めします。

2.乾燥

乾いた空気を吸い続けていると鼻の粘膜が乾燥し、鼻の奥に痛みを感じることがあります。気密性が高く空調がしっかりしているホテルの部屋などは、特に乾燥を感じやすいですよね。そのような場所では濡れた洗濯物を吊るしてたり加湿器をつけて、湿度を上げると症状が軽快することがあります。

鼻の中が乾燥する場合には、鼻に温かいタオルを当てる等して加湿したり、乾燥の気になる部分に馬油を綿棒で塗ったりするのも効果的です。

3.気温の変化

冬場など暖かな室内から急に外に出ると、冷たい冷気を吸い込んで鼻の奥がツーンと痛むことがありますよね。これは気温の急激な変化によるもので、冷たい空気が鼻の奥まで一気に届くと、寒さを「痛み」と錯覚してしまうため起こるものです。

このような刺激を避けるために、冬場戸外に出る際にはマフラー等の防寒具で鼻先まで覆ったり、大きく息を吸い込まないように注意しましょう。マスクを着用するのも効果があります。

4.ヘルペス

ヘルペスというと唇に生じるというイメージが強いと思いますが、免疫力が低下している時などは鼻の中にも発症することがあります。水疱症の既往歴がある人は、一度それが完治しても神経の奥にヘルペスウイルスが潜伏してしまいます。このため、水疱症の再発や鼻の中にヘルペスを生じてしまう可能性があるのです。

鼻の周りが赤くなって痛みを生じたり、水ぶくれのような小さな水疱ができるようであればヘルペスの可能性が高いと考えられます。ヘルペスは免疫力が落ちてきた時に発症しやすいので、十分な睡眠をとることや、バランスのとれた食事を心がけることが大切です。

鼻のニキビの腫れ

小鼻や鼻のてっぺんが赤く腫れてくる鼻ニキビは、シコリのような塊がどんどんと大きくなり強い痛みを伴うことも多いようです。

鼻ニキビの最大の原因は、肌の汚れと疲れ、ストレスです。暴飲暴食といった胃腸への負担や、女性の場合は生理の際にホルモンバランスが変化し皮脂の分泌が増加した際に発症しやすいようです。

まずは鼻ニキビが出来ないように、肌を清潔に保つようにきちんとした洗顔を心掛けたり、疲れやストレスを溜めないようしっかりと休養を取ることが大切です。暴飲暴食も控えましょう。

出来てしまったニキビに対しては、皮膚科を受診して適切な治療を受けることが最適です。忙しくてそれが叶わない場合は、市販のニキビ薬を利用したり、ニキビを清潔にするために患部にマキロンを塗っておくのも有効なようです。

鼻が赤い

鼻に赤みを生じる原因としては、先にご紹介した赤ニキビや、後述のめんちょうがあります。その他に、小鼻の付け根や周辺が他より赤くなる場合があります。原因としては、

1.体質

毛細血管が拡張していたり表皮が薄いといったそもそもの体質ということがあります。この場合は個人での対処は困難ですので、医療機関を受診することをおすすめします。

2.化粧品が合っていない

「小鼻の赤みを隠そう」とつい厚塗りしてしまうコンシーラーやファンデーションが原因になる場合も。化粧品の成分が皮脂と混ざって皮膚の上で過酸化脂質になると、毛穴を詰まらせて炎症を起こしてしまいます。こうした化粧品自体がお肌に合っていなくて赤みを生じている場合、症状がひどくなり顔全体に広がってしまうこともあるのです。

一度、ご使用の化粧品を見直してみるか、暫くお肌を休ませてあげるのが効果的なようです。また、メイク道具自体に雑菌や酸化した皮脂が残っていることも肌への負担になるため、パフやスポンジ等も清潔に保つよう心がけましょう。

3.クレンジングなど過剰な刺激

小鼻は皮脂の分泌が多くテカリが気になる場所なので、洗顔やクレンジングにおいてもついゴシゴシと洗ってしまいがちです。黒ずみが気になる場合に行う毛穴パックやピーリングも、鼻への刺激が強いものです。また、鼻づまりなどで何度も鼻をかんでいたりすると、ティッシュペーパーとの摩擦刺激によって赤くなったりします。

洗顔や優しく泡で洗ったり、黒ずみ対策も柔らかなスクラブを使用したり、鼻をかむ際には柔らかなティッシュペーパーを使うといったケアをおすすめします。

4.紫外線により炎症を起こす

紫外線によっても皮脂は過酸化脂質に変化し、これが毛穴を詰まらせて皮膚に炎症を起こします。日焼け止め等を上手に利用して、紫外線トラブルを防ぎましょう。

鼻が腫れてかゆい

「鼻がかゆい」というのはアレルギー性鼻炎に最もよくある症状ですが、その他にも脂漏性皮

膚炎、ドライノーズの可能性があります。

1.カビによる脂漏性皮膚炎

マラセチア菌という真菌が毛穴から侵入すると、身体が異物と判断するため免疫反応によって

炎症を起こします。マラセチア菌自体は私たちの皮膚に存在する常在菌で、脂質や湿気の多い場所を好みます。このため、汗や皮脂が多く分泌される鼻は絶好の住処になります。

鼻のかゆみに加え、表面が赤くなったり、フケのようにボロボロと皮が剥けるなどの症状もあれば脂漏性皮膚炎を疑ってみましょう。皮膚科で適切な抗真菌薬を処方してもらえば1~2週間で症状が落ち着くようです。また、美容皮膚科においてレーザー治療でマラセチア菌を減らしたり、光治療で血管を収縮させて赤みを抑えるといった治療法もあるようです。

2.ドライノーズ

ドライアイやドライマウスがあるように、同じ粘膜で覆われた鼻でも同じようにドライノーズが起こります。アレルギーとの違いは、鼻水が出るか出ないかです。

鼻の中など、粘膜というのは湿っていて、外部から細菌やウイルスが入ってくるのを防ぐという役割を果たしてくれています。しかし、ドライノーズの状態が続いてしまうことで、その役割がきちんと果たせず、体内に細菌がやウイルスが入りやすくなってしまいます。

まずは部屋の加湿を心掛けたり、マスクを着用するなどして、鼻の加湿を心がけましょう。先述した乾燥した部分への馬油の塗布や、市販のノーズスプレーも有効です。

めんちょう

めんちょう(面疔)とは顔にできる腫れもののことです。

皮脂が詰まってできるニキビとは違い、黄色ブドウ球菌という菌が毛穴に入り込んで炎症や化膿を起こしてしまうため、触ると痛みを感じるのが特徴です。

めんちょうの場合は、大抵の場合そのままにしておいても1週間ほどで自然治癒するので、患部を触ったり潰したりせず様子を見てみてもいいでしょう。

しかし、ニキビか面疔か判別がつかない場合や痛みが強い場合など気になる場合には、早めに皮膚科でみてもらうのが一番です。治療用の軟膏や抗生物質を使用することが、面疔の最適な治療法です。

治療の方法は?

軟膏を塗る

ニキビやめんちょう、鼻のかみすぎによるただれ、鼻のいじり過ぎなどによる粘膜の炎症・腫れには軟膏が有効です。

ニキビやめんちょうはきちんと皮膚科を受診して適切な薬を処方してもらうのが一番ですが、まずは市販薬を利用するのもひとつの方法です。鼻周辺の皮膚の荒れや乾燥にはオロナイン軟膏、細菌の感染にはゲンタシン軟膏が効果的なようです。

いずれも規定期間薬を使用してみても効果が得られない場合や、症状が悪化するようなことがあれば、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

肌を清潔に保つ

小鼻の赤みやめんちょう、脂漏性皮膚炎、特にニキビに対しては、適切なお肌のお手入れが重要です。クレンジングなどゴシゴシと洗いすぎるのは皮膚への負担が大きくなりますが、毎日朝晩正しい洗顔を行い、お肌を清潔に保つよう心がけましょう。

生活習慣を見直す

疲れやストレス、暴飲暴食といった悪習慣はニキビにとって大敵です。加えて睡眠不足などで十分な休養が取れていないと、免疫力が落ち風邪やヘルペスも発症しやすくなります。

何か鼻に不調が生じていたら、まずは今の生活習慣を見直してみませんか?

漢方

副鼻腔炎や蓄膿症の治療において西洋治療が体質に合わなかったり、市販薬の誤った使用によりその効果が得られなくなったりした場合、漢方治療に切り替えてみるのもひとつの手段です。一般薬の副作用である口の乾きや眠気、だるさが気になる方にもおすすめです。

但し、漢方薬は妊娠中の安全性が確立していないので、妊婦さんは控えるようにしましょう。

点鼻薬

鼻の腫れによる不快感や鼻づまりには、点鼻薬が有効です。

市販の点鼻薬には、血管収縮剤や抗アレルギー成分が配合されているため、腫れた鼻粘膜を収縮させて鼻づまりを改善したりアレルギー性鼻炎にも効果が期待できます。

但し、用法用量をきちんと守らないと「依存症になってやめられない」、「症状が余計にひどくなる」といった問題になり得るので、こうした場合にはすぐに耳鼻科を受診し適切な治療を受けるようにしましょう。

鼻の腫れや痛みにも原因はさまざま

いかがでしたか?

鼻の腫れや痛み、かゆみにも様々な原因があります。それも身体からの重要なSOSのサインかもしれません。鼻の不快感が起こった場合は、ぜひ参考にしてみて下さいね。