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捻挫の治療って?サポーターやテーピングをするの?足の甲や手首が痛いときなど自分でできる対処法を紹介します!

捻挫の治療について最新の医学に基づいた治療法をまとめました。軽く捻ってしまった捻挫からスポーツで負った痛みや腫れを伴う捻挫まで、症状別の応急処置、治療方法、テーピングの方法や治療期間、治療費まで捻挫の治療についてのまとめです。足の甲の靭帯を損傷するリスフラン関節捻挫について、足首の捻挫と間違えないで治療するために、整形外科でレントゲンを撮ってもらい治療を進めることが大切のようです。



捻挫の治療について

捻挫を甘く見てはいけません。たかが捻挫、されど捻挫と言われるくらい、軽傷の場合でもしっかりとした治療が必要な外傷の一つと言われています。捻挫は整形外科を訪れる患者さんの中で一番多い症状と言われています。特に足首の捻挫は誰しもが一度は経験があるのではないでしょうか。

捻挫は手・指関節、膝関節、足関節、腰関節、頸椎など、体の関節に外力が加わり、関節包や靱帯などの関節支持組織が断裂もしくは損傷した状態を言います。突き指、ぎっくり腰、ムチウチなども捻挫の一種になるそうです。

捻挫はスポーツ時以外にも普段の生活の中で転んだり、つまずいたり、階段を踏み外したりして起こるケースも多いようです。足首、手首、腰などにあと後まで痛みを残さない治療が大切のようですので、捻挫と思われる怪我をした際は病院へ行き適切な治療をするように心がけましょう。

捻挫は症状により、3段階に分けて症状の重症度を表すことが出来るとのことです。治療の期間、治療の方法の目安にもなもなるそうです。

「捻挫1度」

・痛みや腫れが軽く、靭帯が伸びているが一時的な状態。

「捻挫2度」

・靭帯の一部が切れている状態。

「捻挫3度」

・完全に靭帯が切れている。捻挫した関節が不安定な状態。

セルフケアできる捻挫の治療法

スポーツ活動中に起きた怪我のセルフケアは応急処置「Rice」が基本となります。病院や診療所にかかるまでの間、損傷部位の障害を最小限にとどめるために大変有効で、早期スポーツ復帰に欠かせないものと言われています。

スポーツ時以外でも、日常の生活で起きた怪我にも有効ですので、病院へ行くほどではないくじきに対してもしっかりと応急処置「Rice」を行い怪我の状態、経過を観察するようにしましょう。

安静にする・固定する(Rest)

まず、関節を捻ってしまった際に、一番重要な応急処置は安静にして動かさないことです。損傷部分の腫脹(はれ)や血管・神経の損傷を防ぐことが目的とのことです。近くに固定に役立つ厚紙、板切れ、タオル、テーピングなどがあれば積極的に利用し損傷部位を固定することを心がけましょう。

氷、冷感湿布などで冷やす(Ice)

一番手短にあり、確実に冷やす方法は氷を使って冷やす方法です。ビニール袋やアイスバッグ、バケツに氷を入れて、患部を冷却します。これにより二次性の低酸素障害による細胞壊死と腫脹を抑えることが出来ると言われています。

患部を15~20分間(患部の感覚が遠のくくらい冷やしたら)氷から外し、また痛みが出て来たら冷やします。これを24時間程繰り返します。凍傷を防ぐために、患部に直接氷を当てないように、足にアンダーラップを巻いたり、アイスパックにタオルを巻くなどすることが必要です。

また、ゲル状のアイスパックや冷却スプレーなどを使うと便利ですが、ものによっては冷えすぎることがあるので注意が必要とのことです。足の関節の場合は、大きなバケツに氷と水を入れて、テーピングを施した状態で足をつけるのもいい方法と言われています。

近年、アイシングの後又は同時に軽く足を動かし、一度温めてまた冷やすといった温熱療法とアイシングを繰り返すと言った考え方もあるようです。これは、クライオストレッチやクライオキネティックスと呼ばれる方法でスポーツ選手の怪我からの復帰を速めるためには有効と言われているようです。

圧迫する

圧迫するとは、テーピングや弾性包帯で軽く圧迫気味に患部を固定することです。これは患部の内出血や腫脹を防ぐことが目的と言われています。腫れがひどくなると痛みが増し、可動域も狭まり、治るのに時間がかかるとのことです。

圧迫の方法はスポンジやテーピングバッドを圧迫したい部分の形に切って患部にあて、その上から弾性包帯やテーピングで巻きます。これはアイシングの前に行うこともありますし、氷を患部に固定するときに同時に行うこともあるとのことです。

圧迫が強すぎると、血流が悪くなったり、神経を圧迫することがあるので、巻く強さを加減することが大切とのことです。常に圧迫している部位から先の手、足の色や感覚をチェックし、しびれが出たり、色が青くなってきたらいったん緩めて血流を促し、再び圧迫することが必要のようです。

患部を心臓より上にする

患部は常に心臓より高い位置で安定させ動かさないようにすることを心がけることが必要です。これは、腫脹と内出血を防ぐと同時に軽減させ、痛みを緩和することが目的とのことです。

心臓より高い位置で固定できるように、椅子、台、クッションなどを上手に利用し、患部を安定させることが大切のようです。

48時間を過ぎ、炎症が収まったら温める

受傷直後から応急処置「Rice」を実行し急性期(2~3日)を過ぎると炎症が収まり、痛めた患部は筋肉、靭帯が固くなり血流が阻害されている状態とのことです。その結果、重くてだるい痛みがあるようです。慢性期(4日目~)に入ったら患部を温めて血流を改善させる必要があるようです。

急性期は怪我の状態によっても違いますので、患部を触ると他の部分より熱を持っているように感じる、温めると痛みが強くなる場合はまだ冷やす必要がある状況です。患部から熱がとれ、温めても痛みを感じず、心地よく感じるようになったら、積極的に温め、患部の血流を促すことがいいようです。

サポーターやテーピングをする

捻挫の治療で大切なのは固定することだと言われています。応急処置RICEでしっかりと固定をして、急性期を過ぎたら、今度はサポーターやテーピングで患部を固定して損傷した靭帯の保護をし、痛みの軽減や再発予防をすることが大切のようです。

サポーター、テーピングの効果は関節の安定性の向上、損傷した靭帯の保護、さらなる怪我の予防と一部のサポーターには保温の効果があると言われています。サポーターは装着が難しくなく、調整がしやすいと言われています。テーピングは巻き方の知識が必要となり、一度巻いてしまうと調整が難しいという点があるようです。

また、サポーターの効果については、大阪体育大学准教授、下河内洋平博士により検証実験結果があり、サポーターをした場合、約20%の怪我を軽減することが出来たと結論づけています。また、サポーターと同じ機能としてテーピングも有効で、テーピングとサポーター両方を装着することも有効との結果を報告しています。

サプリで治癒を早める

捻挫の治療を早めるサプリメントとして期待できるものは、骨、腱、靭帯を強化することができる栄養素のサプリメントと言われています。これらは、カルシウム、コラーゲン、コンドロイチン、グルコサミンが有効のようです。

「カルシウム」は骨の損傷の回復に必要となる栄養素です。「コラーゲン」は骨、関節、腱、じん帯など結合組織の材料となります。「コンドロイチン」は細胞や組織の保水性、弾力性、円滑性を保つ作用があり、関節などにかかる衝撃を吸収するという重要な役割を担っています。「グルコサミン」は、軟骨の構成成分でコンドロイチン同様、関節の衝撃吸収力や関節痛軽減に効果があるといわれています。

病院で治療を受けるべき捻挫の症状

患部が腫れる

患部に腫れがある場合は、関節包や軟骨を損傷があり関節内で出血が起こっている状態が考えられるようです。場合によっては骨の一部が剥がれる剥離骨折(はくりこっせつ)を起こしている場合もあるようです。すぐにレントゲン撮影ができる整形外科を受診するのがいいようです。

熱を持つ

捻挫をしたときに腱や靭帯を損傷すると、患部にリンパ液や血液が集まり腫れて熱を持つということです。この場合は、患部を冷やし、腫れや熱を取り除くことが大切のようです。

応急処置の冷やす(Ice)を48時間程度行った後も熱を持ち続けている場合は、脱臼や剥離骨折なども疑われます。この場合もできるだけ早くレントゲン撮影ができる整形外科を受診することが必要のようです。

関節がグラグラする

関節がグラグラしている場合は捻挫3度を疑い早急に整形外科の受診が必要な状態のようです。グラグラしているのは靭帯が切れてしまっているためと思われますので、しっかりと足を固定し、動かさないようにして病院へ急ぎましょう。

また、過去の捻挫が完治をしておらず、靭帯が伸びてしまっていたり、骨の位置がずれてしまっているために、関節がぐらぐらすることもあるようです。この場合も病院でレントゲン撮影をしてもらい適切な治療、運動療法を行いましょう。

痛みが引かない

痛みが引かない場合は2つの原因が考えられます。受傷直後、よく冷やして固定をしてもなかなか痛みが取れない場合は靭帯の損傷以外にも骨を損傷している可能性が考えられるようです。レントゲン撮影が必要となるようですので、整形外科を受診するのがいいようです。

また、走った時、押したとき、曲げた時に痛みが出る場合は、伸びたり切れた靭帯が再生され固くなってしまっていることも考えられます。この場合も病院や整骨院へ行き、正しい運動療法や物理療法を行うことがいいようです。

病院での捻挫の治療費

整形外科の治療費 初回は2000円前後

捻挫で整形外科を受診した際の治療費について保険適用が3割の場合、初診の場合は2,000円~5,000円程度かかるようです。整形外科の診察ではレントゲン撮影があり、湿布や固定する用具、時にはギブス等の費用がかかると言われています。外用薬などが処方されれば薬代もかかるようです。

事故や傷害保険等、何らかの診断書が必要な場合は診断書がかける医者がいる整形外科で受診することが必要のようです。2回目以降の受診は再診料、理学療法用、薬代等で~500円くらいかかるようです。

整骨院の保険は療養費保険

整骨院で支払いに適用される保険は療養費保険と言う保険です。これは、手続きをすれば返金される治療費で、一般的に整骨院で治療を受けると、この治療の返還手続きを整骨院に委託するため、療養費支給申請書に著名する必要があるということです。

療養費保険の適用には制約が有り、健康保険に適用されるのは急性、又は急性に準ずると認められた外傷の捻挫、打撲、挫傷、医師の同意がある骨折や脱臼とのことです。接骨院で治療を受けた時は、著名する療養費支給申請書の内容をよく確認し、領収書や明細書は必ずもらうようにしましょう。

リスフラン関節捻挫の治療法

リスフラン関節の靭帯ってどこにあるの?

足を捻った際、足首側ではなく、足の甲に体重がかかり前のめりに捻ってしまった場合に懸念されるのはリスフラン関節の靭帯損傷が疑われる捻挫のようです。リスフラン関節はあまり聞いたことのない関節ですが、人が歩くとき、足の関節の中ではとても大切な働きをしている関節のようです。

リスフラン関節は足の甲の中央部、足の指の骨と甲の骨を繋ぐアーチ状の構造をした関節とのことです。足を地面に着いたときに足にかかる衝撃を和らげるクッションのような働きをしているとのことです。つま先立ちの状態や、つま先を何かにひっかけて前のめりになった時に負荷がかかりやすいところということです。

ランニング、剣道、サッカーの動きの中で負担がかかることが多い場所で、普段の生活の中でも高いヒールを履いた時に前のめりに体重がかかることによりこのリスフラン関節の靭帯を損傷してしまうことがあるようです。

リスフラン関節の治療方法

リスフラン関節の靭帯損傷の確認はレントゲン診断により確認することが出来ます。骨が重なり合っている場所なのでレントゲンを撮るのが難しい場所ですが、最近では3DCTという3次元画像の診断によってより正確に診断をすることが出来るようになってきたようです。基本的な治療は保存方法による治療が主流のようです。応急処置「RICE」による安静、アイシングをして、ギブスで固定し損傷した靭帯の修復を促します。整形外科では痛みが強い場合、薬や湿布が処方されることもあるようです。歩くときに必ず反り返る関節ですので治りにくい場所のようですが、足底板などで固定しながらリハビリを行うといいようです。

はっきりとした受傷理由が分り早期に治療を始めれば治りのよい捻挫ですが、はっきりとした怪我の記憶がなく、痛みだけを感じた際には足首の捻挫も疑われ、治療に時間がかかってしまうことがあるようです。また、長期間放置してしまうと靭帯の修復がうまく進まず手術を要することもあるようですので、足の甲付近に痛みを感じた場合は早期に専門医の診断を受けるようにすることが大切のようです。

リスフラン関節のリハビリと完治の目安

ギブス、サポーター、テーピングなどで足を固定し、靭帯の回復を待ちながら、痛みや腫れが引いてきた頃を見はからい同時にリハビリも行っていくのがいいようです。足を固定したまま、徐々に体重をかけるようにして筋力や柔軟性を回復させていくとのことです。

競技への復帰は受傷後、約2,3カ月が必要になることが多いようです。また他の骨の損傷がある場合はさらに治療日数がかかることもあるようです。

リスフラン関節のテーピングの方法

リスフラン関節は歩く、走るにとても重要な役割をする靭帯のようですので、少しでも痛みを感じたら、テーピング等でしっかりとケアしてあげる必要があるようです。足の甲に痛みを感じる方はしっかりとテーピングの方法をマスターし日常的なケアにも役立てましょう。

捻挫の後遺症

筋力の低下

捻挫の治療はまずは「Rice」の応急処置が基本になりますが、その後、靭帯の損傷具合により、ギブス、サポーター、テーピングなどにより損傷部分を固定して1~2週間ほどかけて靭帯の回復を待ちます。この固定期間が長くなると筋力の低下を招くことになります。これが、後々新たな怪我を誘発することがあるので気をつけなけばいけません。

この筋力の低下を予防するために、最近の治療では固定をしながら筋力を維持するリハビリを勧めるところが多いようです。必ず、腫れや痛みが引いていることを確認し、始めることが大切のようです。また、靭帯を損傷した際と同じ方向にはひねったり力を加えたりすることがないように気を付けなければいけないということです。

具体的な方法はタオルを使ったり、チューブを使ったりと、その靭帯損傷個所に合わせたリハビリを、主治医の指導のもと進めることがいいようです。

可動域の制限

靭帯の損傷が修復されると、新しく修復された靭帯は固く、可動範囲が狭い状態になっています。これを温めながらゆっくりと動かすことで徐々に可動域を広げていくことが大切なようです。この可動域が小さくなっている状態で競技復帰をしたり、また新たな負荷をかけると捻挫癖と言われる捻挫を再発してしまう要因になるようですので気を付ける必要があるようです。

可動域を徐々に広げていくリハビリとして広く行われている方法は段差などを使い、踵を落とし、ふくらはぎを鍛えるトレーニングです。アキレス腱を伸ばし柔軟性も高めることが出来るようです。また、斜めになったストレッチボードなど、逆傾斜のある場所で立ち、背屈制限を改善するトレーニングを行うのもお勧めのようです。

体重をかけたときに痛い

捻挫の後遺症として日常の生活で損傷を追った靭帯に力を加えると痛みを感じることがあるようです。これは、受傷後に再建された靭帯の「反応遅延」や「不安定感」によるものと言われているようです。関節を構成する組織の中にある神経(固定受容器)があり損傷を追う前は、この受容器が反射的に過剰な負担に対して筋肉の張力を変化させ対応しているようですが、捻挫による損傷でこの防御機能が働かなくなりバランスを崩し、反応遅延が起きているようです。

これはバランスボードなどでバランス感覚を神経に再教育することで防ぐことが出来るようです。筋力強化のトレーニングをしてある程度筋力が戻ってきてから行うのがいいようです。また、痛みがある場合は止めたほうがいいようです。

まとめ

捻挫の治療は痛みや腫れが取れた後のリハビリやテーピング、サポータなどがとても重要だということが分りました。足を捻ったくらいの軽傷と甘く見ず、しっかりと治療を行うように心がけたいと思いました。