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膝の裏の腫れの原因は?しこりができたりする?髄液の吸引などの4つの治療法と気を付けたい5つの病気を詳しく紹介!

膝の裏の腫れが酷くなり、痛みが出てきた。病院の選び方や、どういった処置をとれば良いのかわからない方や、長年痛みに悩まされている方は一度ご覧になってみて下さい。特に”体重の3倍”の負荷がかかる膝のケアは困難なケースもありますし、ご自分の症状を把握しておくと良いのではないでしょうか?



膝の裏が腫れて痛い! その原因とは?

1.膝の軟骨(半月板)損傷

膝を曲げ伸ばしたり、歩行時などの体重がかかる時に違和感を感じるなどの症状が見られた場合は半月板の損傷が考えられます。特に、曲げ伸ばしの可動範囲が狭くなってくるのが特徴になります。この症状により膝の腫れが現れるようであれば、関節腫脹・関節水腫が考えられます。

2.膝の関節炎

膝の曲げ伸ばしで負担がかかりすぎると、関節炎の原因になります。運動によって関節にかかる負担のみではなく、日常の歩行でも、体重が多くくなればその分負担が増える事にもつながります。通常、膝にかかる負担は、歩行するだけで体重の約3倍かかると言われます。

毎日歩かれる方は、常に負担をかけながら歩行していると言えます。意外と知らず知らずに大きな負担をかけていたりしますので、関節炎から膝が腫れ、水が溜まる事も良くあります。

3.膝の裏の腫れとリンパの流れ

人間の身体は、心臓から送られた血液であったり余分な水分などが身体の下へ下へと流れて行き、当然循環をすると言う事は、上へと送り返してあげる必要があります。

しかし、循環が悪くなると、下から上へ向かって循環を作りにくくなり、膝の上10cmくらいを境に血管の太い上半身で循環を頑張ろうとしてしまいます。膝裏が腫れる原因としても、リンパ節のある膝裏で流れが滞った結果、むくんだように腫れてしまう事も考えられます。また、下肢の循環が悪いと膝だけでなく、体全体を冷やしていまう事につながりますので膝周りを硬く冷やしたり、クッションが薄くなる事につながります。

4. O脚(X脚)

O脚は加齢とともに筋力の低下などで膝が開いていき負担をかける立ち方や歩き方になるケースが多いのが実情と言えます。起立姿勢自体に負担がかかりますので、関節炎をおこし、水が溜まる事につながってきます。

O脚の改善は難しく、土台となる足裏や骨盤周りの姿勢や形が崩れている事が多く見られますので、改善よりも負担の軽減が出来るように心がける事が大事かもしれません。同様にX脚の場合も膝の軟骨を磨り減らすリスクを持っています。

5.変形性膝関節症

変形性膝関節症は、膝にある軟骨がすり減って変形した形になっていうる状態を言います。特にO脚になり始めると内側の軟骨に体重がかかり、軟骨が片減りする形になり、常に炎症を起こしやすい状況を作ります。当然腫れやすく、水も溜まりやすくなりますので、早期に改善策を考える必要性もあります。

膝の裏の腫れがひどい!その症状があれば疑った方が良い病気とは?

1.ベーカー嚢腫(ベーカーのうしゅ)

ベーカー嚢腫とは、いわゆる「膝に水が溜まる」と言った症状で、膝にある滑液包と言えれる袋に滑液(潤滑液)が多く溜まりすぎる事によって圧迫してしまう状態です。特に痛みを伴う訳ではないのが一般的で、伸展をする際の違和感などがありますが、放置して酷くなると痛みを伴うようになってきます。

原因は膝関節にかかる摩擦によって、炎症を冷やすために水分が集まる事で水が溜まってしまう形になります。医療機関での処置は、注射器で溜まった水を抜き取る処置をしますが、すぐにまた水が溜まる事も多く、日常からの膝の負担を減らしてあげる事が大事になってきます。

2.関節リウマチ

慢性的な関節炎の中に「関節リウマチ」があります。免疫異常による関節の腫れと言い、放置すると関節の変形につながるケースもあります。免疫の過剰反応からアレルギーの一種として捉えられているのかその分野で研究が進んでいるようです。

原因として挙げられるのは、感染や免疫異常であり、循環不良による栄養供給の低下も言われる事があります。特に循環不良は関節周りのクッションに水分補給が難しくなり、適当な厚みに保つ事が出来なくなる事により摩擦を起こしやすくなる原因を作ってしまうと言います。

3.下肢静脈瘤(血栓症)

下肢静脈瘤は、血液を戻す静脈内の逆流防止弁が壊れて小さな渦を巻くように逆流を起こしてしまっている血管の事を言います。特にふくらはぎなどの下肢に多く見られ、また、血栓(血の塊など)が一番できやすい箇所もふくらはぎと言われます。

既に循環不良の症状であったり、下肢の冷えが続いている状態が多く、当然膝も冷やしやすいので膝に負担をかけ、炎症を起こしやすい状態と言えます。

4.軟部腫瘍

軟部腫瘍自体は、神経もなく痛みを伴わないただのしこりです。肥大化して神経を圧迫したり、膝の伸展が困難になったりと不具合が出てくると痛みを伴うようになります。ですので、良性でも悪性でも痛みを伴わず、そのまま放置していると、腫瘍が大きくなる可能性があると言う事が考えられますので、気づいたら医療機関で受診する必要があります。

軟部組織とは、皮下組織や、筋肉や血管、膝裏で言うと滑膜などの組織の事を指し軟部腫瘍の出来る原因は、医学的に明確になっていないのが現状です。特異的な遺伝子の変異ではないかと言う研究結果も最近では公表されているようです。

5.反張膝(ハンチョウヒザ)

反張膝とは、膝を伸展した際に、腿と脛が真っすぐにならず、180度以上に伸展し過ぎ、膝に負担をかけてしまう方を言います。成長期の小児は関節がまだ柔らかい事もあり、膝が逆に反る事はしばしばあり、同時にX脚の傾向もあります。レントゲンを撮って診てみてもわかりにくいケースが多く実際に可動範囲を調べる検査で調べるようです。

膝の裏が腫れて痛いときの治療法と対策

1.軽度のモノは自然治癒

症状の種類や、状態にもよるかもしれませんが、特に症状が出ていなければ治療の必要もなく、経過を見ながらの自然治癒を行うのが一般的です。一時的に溜まった滑液は、炎症が治まると余分な水分が浸透して行き治まったりするようです。ただ、炎症が続くようであれば、悪化する恐れ場あるといけないので、医療機関での受診をおすすめします。

2.滑液の吸引

痛みを伴うほどしこりが大きくなっている状態は、滑液を注射器で吸い取って膝にかかる負担を減らしてあげると楽になります。一時的な炎症で起こっている症状なら、一度滑液を吸引するだけでしばらく問題なく過ごせますが、慢性的に負担がかかっている膝の状態であれば、数日ほどで元の膝の状態まで悪化してしまう事もあります。

根本的な治療方法ではないと覚えておく必要があります。

3.理学療法や運動

理学療法によってのリハビリに通院している方も多くいらっしゃいますが、なかなか成果が伴わない方も実際に多くいらっしゃいます。膝に負担がかからない運動をする事は膝周りの悪化を防ぐための筋量とつけつ働きがあります。

プールの中でのウォーキング運動などは、水の浮力を借りて膝の負担を軽減してくれますが、冷えによる循環不良が原因で関節の負担を増やしている方などは、プールでの運動によって逆に悪化したケースもあります。

私自身、医療器販売の現場で、多くの方の症状や膝などの状態をお聞きする事がありますが、元々冷えが酷い方がプールでさらに冷えが悪化して、膝の痛みが増した方によくお会いします。そう言った場合は、無理して運動をづけるのではなく、医師に相談しながら、負担のかからない運動方法を見つけてあげて下さい。

4.薬剤(注射)

膝の滑液を補ってあげる方法として、ヒアルロン酸などの注射による痛みの緩和方法があります。これも、注射だけ行っても、結局は毎週注射を打つために病院に通わなくてはいけない状態になったり、結果が伴わないケースもあります。

注射によるヒアルロン酸の投与だけでなく、冷やさないように循環を作ってあげなければ、膝の関節に水分が巡らない状態が続いているのだと思います。毎日のケアとして、冷やさないように温めたり、代謝を上げるための運動や食事のメニューを考えなければ、薬剤投与の効果を持続させることは困難な場合があると覚えておきましょう。

膝の裏が腫れているときは何科に行くべき?

何科で診てもらえば良いの?

痛みの度合いや状態にもよりますが、このような症状に力を入れている整骨院もネット上ではたくさん確認できます。検査も含めて症状をしっかりと把握して、理解した上で治療をしたいと言うのであれば、そのような設備のある医療機関となります。

症状が進行した状況の場合もありますので、X線検査など病院でしか見てもらいない診断もあります。カウンセリングに力を入れている整形外科が良いかと思います。原因などがわかりにくい場合や、治療結果がわかりにくい場合も考えられますので、内科診療も視野に入れると、総合病院で診てもらうのも良いかと思います。

まとめ

年齢とともに多くの方はO脚になりがちですし、膝の腫れが気になることがあるかもしれません。最近、オーダーメイドのインソールがたくさん売れたり、健康や美容で骨盤と言うキーワードは良く耳にします。つまりは、姿勢が崩れる事が大きく関係する事が非常に多いと言う事です。

筋力低下とともに、姿勢も崩れやすくなれば、各関節にかかる負担も大きくなっていきます。医療機関に相談したり治療などでお世話になるのは大事ですが、それと同時に、日々の身体のケアも必要になってきますのでしっかりとメンテナンスするように心がけてあげましょう。