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足がつる原因とは?どんな時につるの?脳梗塞など考えられ る6つの病気とは?つった時の対処法や和らげたり予防する方法を紹介!

アーッ!と急に足がつって痛い…という経験をしたことはありませんか?突然の痛みに何が起きたのかびっくりしてしまいますよね。足がつってしまうと、動くこともままならず、いつまで続くのかわからない痛みに不安になるものです。足がつるのには様々な原因があるのです。加齢や運動などが主な原因ですが、冷えていると起きることもあります。ここでは、考えられる原因や病気などを紹介していきます。あなたの足のつりは何が原因?



足がつる原因は?対処法や予防法は?

寝ているときに、足がつって目が覚めたことはありませんか?もしくは、運動中に急激に足がつったことはないでしょうか?加齢のせいなのか、ひどい症状に悩まされているという人は少なくないといわれています。その、足がつることを別の呼び方で「こむらがえり」ともいいますが、足がつるという現象はなんなのでしょうか。

ここでは、足がつる原因をわかりやすく紐解いていこうと思います。また、辛い痛みに襲われずに済むための対処法、予防法も紹介していきたいとおもいます。ツボ押しなど自分でできる対処法もたくさんあるので、ぜひ取り入れてくださいね。

足がつる原因

足がつる原因は、加齢、妊娠、食事、運動などいくつかあります。まずは、なぜ起こるのかについて、それぞれの項目ごとに、原因を理解しておきましょう。

筋肉疲労

足がつったことがある人は、走っている時、海やプールで泳いでいる時など運動中ではありませんでしたか?足がつる原因としては、使いすぎによる筋肉疲労が挙げられます。

運動をすると、汗をかいて体のミネラルが失われます。そうすると、イオンバランスが崩れて、イオンの反応を介した筋肉から中枢神経への信号がうまく伝わらなかったり、中枢神経からの筋肉を動かす命令が、筋肉が正常に働くためのエネルギ−の供給が筋肉の疲労の需要に対して間に合わなくなって、足のつりが起きると考えられています。

ミネラルバランスの乱れ

沢山運動をしたり、お出かけして歩いたりすると、足をつる回数が増えることがあります。実は、これは、いくつかの原因があると考えられていますが、その一つに、汗をかくとミネラルが失われることで、ミネラルバランスが崩れてしまうことが原因といわれています。

ミネラルとは、マグネシウム、カルシウム、ナトリウム、カリウムなどが代表的な体の中でバランスを保っている電解質です。

中でもマグネシウムが不足すると細胞の活動に必要なミネラルを十分細胞内にいきわたらせることができず、不足することで、筋肉が痙攣をおこしやすくなるといわれています。

また、足の筋肉は中枢神経からの伝達で、足の筋肉を動かすようにとを判断しています。その神経の伝達を行う過程で、細胞内のイオン伝達が行われ、正しい動作が行われてないと、正常に足を動かすことができません。たとえば、中枢神経からの命令が少なくても、多くてもいろいろな不具合が出ると考えられています。正しい信号を、中枢神経が出すことで、足の筋肉へ伝わります。この信号は、イオン伝達によって行われています。ミネラルバランスがくるってしまうことで、このイオン伝達がうまく作用しないことで、足がつってしまうと考えられています。

冷えによる血行不良

冬場になると足がつりやすくなったり、夏場にエアコンをかけすぎて、足がつりやすくなることがあります。また長時間冷たい水の中で泳いでいる時も足がつることがありますよね。

これは足が冷えて、血行不良を起こしたためです。足が冷えて血行不良になると、イオンやエネルギーが不足して筋肉が収縮するのに加えて、冷えにより筋肉がこわばってしまうために、より足がつりやすくなると考えられています。

また、睡眠時につりやすいのも冷えが起こりやすくなることが関係しています。また、横になることで、ふくらはぎが立っている時とは異なる状態となり、さらに足がつりやすい状況になっているといわれています。

加齢

加齢に伴って、足がつりやすくなる傾向があります。毎朝のように足がつったり、眠れないほど痛くて困っている高齢の方も多い様です。また足がつる現象は、運動中にみられる場合と、例えば寝ているときのように、何もしていないても起こる場合があります。特に後者では年齢が上がるにつれて発症の頻度が増してくるといいます。

年齢が上がり、20歳をピークにどんどん体の新陳代謝が落ちていきます。特に中年や高齢者になってくると、筋肉も硬くなったり、筋肉の量が減るだけでなく、血管なども硬く、全身への血液を送る力も落ちてくるため、血行不良や冷え、また、水分についても、摂取不足や、細胞が加齢にによって、水分を保持する能力が衰えてきます。

これらのことから、脱水ぎみになるなど、足がつりやすい要因が増え、足がつりやすくなっているといわれています。

水分や栄養不足

足のふくらはぎの筋肉や腱を正常に保つには、食事からのミネラルやビタミンなどの栄養と水分摂取によるミネラルの補給も大切です。運動中はつい水分不足になったり、夏場に汗をかきすぎると脱水状態となるので注意しなければいけません。

上記の「ミネラルバランスの乱れ」でも、詳細を紹介したように、正常に筋肉を動かすためには、ミネラルがバランスよく体内になくてはなりません。これらは脱水症状となって水分が失われたり、栄養が十分にとれていないと不足しがちとなり、足のつりをまねくことにつながります。

特に、運動や夏場にかきやすい汗によって体内のミネラルや水分が失われやすくなるので気をつけましょう。

妊娠中

妊娠中に足がつりやすくなる人がいるそうです。特に妊娠後期から足がつりやすくなったという声も聞かれます。まだ、この原因は明確にはなっていないようですが、様々な原因が考えられるようです。

例えば、お腹が大きくなってくるにつれて、後屈するような姿勢をよくとるようになったり、骨盤の骨がおなかに合わせて変化することや、身体を活発に動かすことができなくなり、筋肉に疲労がたまり硬くなっている状態であること。また、妊娠することで、血液の流れ方も変わり、特に、足への血流が悪くなってむくみやすくなっている状態であること。

そして、カルシウム、マグネシウムなどの不足によって電解質異常を起こしているとも考えられています。他にも、リン酸過多や体のなかが疲労物質がたまるなど、体の中が酸性に傾くことも足をつる原因になることがあります。

足がつる場合に考えられる病気

足がつるのは一過性の筋肉の異常なことも多いのですが、病気がかくれている場合もあるので注意が必要です。次の様な病気の症状がないかチェックしてみましょう。

閉塞性動脈硬化症

肥満や、糖尿病などの生活習慣病や加齢などから動脈硬化となり、動脈内にコレステロールなどが、蓄積することで、血管壁が肥大して、血液の通る道が少なくなり、血液が流れにくくなります。その血管壁に蓄積されている塊が、何らかの衝撃ではがれ、詰まって血流を遮断してしまうことを言います。

特に多いのが、脳で起これば、脳梗塞といい、心臓で起これば心筋梗塞といわれえちます。この症状が足などで起こった状態を閉塞性動脈硬化症といいます。

この病気になると、足のしびれや冷えといった症状をはじめに感じやすくなります。そして、進行してくると、歩くと足が痛いという症状が現れてきます。そして、さらに進行すると、安静にしていても足が痛くなり、最終的には足が壊死してしまうこともあります。

メカニズムは違っても、この足の痛みの症状は足がつったような痛みと似ているので、足のつりだと思ってしまうことがあるようです。

脳梗塞

脳梗塞や脳出血などをまとめて脳卒中といいます。脳卒中を起こすと、頭の中の血管に異常が起きることで、脳の循環ができなくなり正常に脳が機能しなくなります。そうすると、手足が動かなくなったり、しびれ痛みが出ることがあります。この状態が脳卒中が頭の中で起こっているというサインになっていることがあります。

脳の神経が通っているところが機能しなくなることで、手足に麻痺が出てきます。また、脳は頸椎のところで神経が交差していることから、脳卒中を起こしている脳の反対側の手足に症状が出るといわれています。

例えば、右脳なら左の手足に症状が起こります。特に視床という部分に障害が起こると、しびれとともに強い痛みを生じることがあるということです。

脳梗塞や脳出血が原因にある場合、症状は足がつるという感じと似ていますが、しびれの症状も特徴的に見られるようです。急にこの症状が見られた時などは、注意が必要です。早めに医療機関を受診するようにしてください。

心筋梗塞

心筋梗塞が起きた場合に、手が痺れるという症状はよく見られますが、血流が悪くなることによって足にも痛みを感じる可能性も考えられます。

心筋梗塞は、心臓に酸素を送っている冠動脈という血管に血の塊(血栓)が詰まって、急激な痛みを伴い、心臓の筋肉が壊死してしまう病気です。この病気の原因には、コレステロールが高いために血管が細くせまくなって詰まりやすい状況になっていることが挙げられます。

心筋梗塞になりやすいということは、同じく足の血管も細く狭くなっていて詰まりやすい状態となっている可能性があります。

急性心筋梗塞症ではふつう30分以上、前胸部に強い痛みや締めつけられる感じ、圧迫感が続きます。また、痛みのために恐怖感や不安感を感じる場合が多いようです。足の痛みだけが見られるという場合には心筋梗塞である可能性は高くないと思われますが、念のため頭にいれておくと良いでしょう。

糖尿病

糖尿病は、初めは特に自覚症状がないことが多いのですが、進行にともなって、合併症が起こるのが恐ろしい病気です。合併症の一つに糖尿病性神経障害があり、足のしびれや痛み、冷えなどを感じることがあります。

糖尿病性神経障害によるしびれや感覚以上は、手よりも初めは足にきやすいと言われています。初めは痛みだけだったのが、冷えやしびれなどを伴うようになってきます。また、さらに進行すると、足の感覚がないために怪我などに気がつかず、その傷口から感染して、最悪は足が壊疽になって切断せざるをえないこともあるのです。

糖尿病や血糖値が高いと指摘されている人は、もし足のつりのような足の痛みの症状を感じているのであれば、早めに対処することが必要です。糖尿病性神経障害は放置しても治らないといわれており、適切な治療を受けて進行を抑えていくことが大切です。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアというと腰が痛くなる病気というイメージがあると思いますが、足が痛くなることもあるようです。これは椎間板のそばを通っている神経が、足の坐骨神経にも痛みの信号を伝えてしまうためです。

椎間板は腰骨にあるクッションのような役割をしている部分です。この椎間板が何らかの衝撃などによって潰れると、椎間板がはみ出して、その外側を通っている神経に触れて痛みを起こす様になります。足に痛みを伝えているのは坐骨神経になりますが、椎間板ヘルニアがあると坐骨神経にも痛みが伝わってしまい、足に痛みをおぼえることがあります。

もし、足が痛むという場合には、腰にも痛みがないか確認してみましょう。もし腰も痛むのであれば、整形外科などで合わせて相談するようにしてください。

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症(腰部脊柱管狭窄症)は、脊椎のよこにある脊柱管の骨や軟骨などの変形によって、脊柱管が狭窄する状態をいいます。脊椎には神経が通っているため、骨や軟骨がその神経にあたったり、圧迫することで、痛みや足のしびれなどが起きるといわれています。太りすぎや同じ姿勢が長い時間続くような仕事をしている人は、脊柱に負荷がかかり、なりやすい病気といわれています。

この病気になると、足がつりやすくなることがあります。これは腰の神経が異常をきたしたために、足の収縮をコントロールしている神経にも問題が生じるためだと言われています。他にも、排尿がしづらい、残尿感がある、スリッパが脱げやすいという症状がでることがあります。これらの症状を伴うようであれば、脊柱管狭窄症が原因ということも考えられるでしょう。

足がつった時の対処法は?

足がつった時には急激な痛みで、全く動けないということも多いと思います。しかし、何とかして辛い痛みを取りたいと思い、動かそうとすると余計に痛んでしまうこともあるでしょう。

つっている間は無理して動かないことが禁物です。でもただ痛みに耐えているだけでは…という気持ちも良くわかります。そこで、つった時は、次のような対処法を参考にしてみてください。

全身の力を緩める

足がつったとき、足のふくらはぎの筋肉は過度の緊張状態となります。足がつると、非常に痛いうえにびっくりしてしまい、つい体の力も入りがちになります。足がつったときは、足の力を抜いて、体もなるべく緊張させないようにしましょう。

足がつっている最中は痛くて、足を動かすことも何もできなくなる場合が多いので、横になったり、椅子に腰をかけて休む様にしましょう。また、立っている時であれば、足をぶらぶらさせたり、痛みが和らぐ体勢を探してみましょう。

足の筋肉の緊張をとって寝る

足がつったときに、膝を伸ばした状態のままだと筋肉が緊張したままとなってしまい痛みがなかなか取れないことがあります。膝を立てることで、ふくらはぎの筋肉が緩んで足がつりにくくなります。もし曲げにくい場合は無理をしないでください。

もし完全に曲げられない場合には、伸ばした足の膝の下に、丸めたタオルやクッションを入れても大丈夫です。足が伸びきらない状態にすることで、足がつりにくくなるので楽な足の状態を探してみましょう。

足首を動かす

ふくらはぎがつってしまうと、足を動かそうにも全然動かせないということが多いと思います。そんな場合でも、足首を回すことだけは出来るときもあるでしょう。足首を回すと足の筋肉の緊張がほぐれてきて、また足の血行もよくなるので、足のつりを抑えていくことができます。ゆっくりと痛みが強くならない程度に回してみましょう。

楽な足の角度を見つける

足がつったときは、楽になる角度を見つけることも対処法のひとつです。例えば、水の中で足をつった場合、可能ならすぐに陸に上がってください。そして、つってしまった足のふくらはぎを伸ばすと楽になるため、しゃがんでつま先をつかみ、かかとを立てて、つま先を手前に引っ張るようにして、ふくらはぎを伸ばしましょう。

すると徐々に緩んできます。時々足の指をつることもありますが、これも、足底を伸ばすことで解消されるため、同じ体制で、つま先をつかみかかとをたてて、つま先を手前に引っ張るようにしてください。

また、サッカー選手などが試合中につった時によく見られる光景ですが、周りに人がいる場合には、足の裏側から強く押してもらうという方法も有効のようです。楽なポジションを探して無理せずに痛みがおさまるのを待つようにしましょう。

静かにストレッチ

足がつったときにできるストレッチとしては次の様な方法があります。片手でつっている足の膝をおさえて、もう片方の手で足の指を上向きにゆっくり曲げるようにしていきます。力をいれないように無理せずに行う様にしましょう。

また、体の力を抜いてから座った状態で膝を伸ばして足首は上向きに立てます。寝たままでも大丈夫です。それから、同じ側の手でつま先をつかんで手前にゆっくりとぐーっと引くと、筋肉の収縮が伸びて、痛みがおさまってきます。

これらのストレッチで症状が治まったら、マッサージをしてふくらはぎをほぐしましょう。血流を良くしておくことで、再びつるのを防ぐことができます。

足がつるのを和らげるツボ

承山(しょうざん)

足がつるときは、水分バランスが崩れている場合があます。承山(しょうざん)というツボはむくみなどの水分代謝が悪い時に効果的なツボです。

「承山」は膝の裏とくるぶしのちょうど中間点に位置しています。「膀胱経(ぼうけい)」という、むくみに関連する腎臓や膀胱など水に関係したツボの分類に属します。この仲間に属するツボは、背骨沿いや腰、膝など、疲れや冷えに関係しているものが多くあります。

これらのツボ同士はつながっているので、離れた場所にある足の「承山」も腎機能の低下や腰痛、膝の痛みもによく使います。スポーツの前にこのツボにシールタイプの磁石などを貼ると疲れ方が違うといわれていて、足のつりにお悩みの方にもお勧めのツボのひとつです。

足臨泣(あしりんきゅう)

足臨泣というツボは足の甲にあるツボです。足の小指と薬指の間の骨を足首に向かって押さえていくと、痛気持ち良い場所があり、骨の又とも言える泊まる場所です。ここがツボになります。指圧の場合はやや強めにグイッグイッと押さえて問題ありませんが、ツボ押しで押す場合は強すぎないようにしましょう。

足のつりだけでなく、主に片頭痛時の時に用いる代表的なツボです。このツボは胆経に属しているので 肝・胆に関連した症候でストレスでカラダがダルい時などにも使えます。また、生理不順がある人にも効果的です。

陽陵泉(ようりょうせん)

足の外くるぶし側で、膝の真横を少し下がったところに、ポコッと飛び出した、丸い骨が出っ張っているのがわかると思います。この骨の真下を指で押してみると、少し痛みがあるところがあると思いますが、ここが陽陵泉(ようりょうせん)というツボです。

親指や指圧棒などでぐーっと押し込むように強く刺激してみましょう。このツボに関しては、ツボ押し棒などでグリグリするよりも、痛みが強いところを中心に親指などで指圧した方がより効きやすくなります。

足のつりや筋が委縮していくような病気、運動がしにくい筋肉の病気や、筋全般に効果があるといわれています。胃酸の分泌を良くしてくれるツボで胸焼けや胃痛、吐き気、げっぷなど様々な症状が出た時にも使えます。

足三里(あしさんり)

膝の皿の下で、靭帯の外側にあるくぼみ(犢鼻とくび)から指幅4本分のところにあるツボです。右足のツボは右手で、左足は左手を膝の下にあるくぼみにあてます。膝の下に人差し指の先をあてて、小指の先が足三里になります。軽く押しながらまわして刺激し、3~5回行うとよいでしょう。

このツボは、血流を促してくれるので足がつったときだけでなく、膝痛や足のしびれなど足のトラブル、腹痛、下痢、嘔吐など胃腸の問題、歯痛、歯槽膿漏などに効くツボだといわれています。

足がつるのを予防するには?

適度な運動をする

足がよくつる人は、日頃から適度な運動を心がけておくことが予防につながります。適度な運動をすることで、足の血行が良くなり、日常生活で足がつりにくくなるのです。しかし、過度な運動を急激にしたり、準備運動をせずに長時間運動したりすることは、逆に足が痛くなってしまう可能性があるので気を付けましょう。

自宅でもできるおすすめの運動は、スクワットです。スクワットは、太ももやふくらはぎの大きな筋肉を使い、鍛えることができます。大きな筋肉は、足にたまっている疲労物質や、血液を、心臓まで返すことができるため、血行をよくし疲労回復にもなるといわれています。

まずは、両足を肩幅くらいで広げます。両手は前に向かって肩の高さまで上げます。背中は伸ばし、ゆっくり膝を曲げ、おしりを床に近づけるようなイメージで膝の少し上まで屈んでください。そうしてまたゆっくりと膝を伸ばします。前傾になりすぎたり後傾になりすぎると、腰痛になったり、肩が凝ったりしてしまうので、正しいフォームで行いましょう。

このとき、膝が前に出すぎると腰に負担がかかるので、つま先よりも膝が前に出ないようにしましょう。目標は1日100回ですが、無理せずに始めてみましょう。

ストレッチやマッサージをする

ストレッチやマッサージをすることで、足の血行が良くなるので足がつりにくくなります。足がつる人に効果的なストレッチやマッサージを紹介したいと思います。

・立って出来るストレッチ方法

膝痛や股関節痛があるという人や、関節が固いという人は、まずは立って行うストレッチから始めると効果的です。

足を前と後ろに開いて、後ろ足の膝裏をじっくりと伸ばすように前足の膝の角度を少しずつ曲げていきます。後ろのふくらはぎやアキレス腱が気持ちいい程度に伸びたらその姿勢をしばらく維持します。安定が悪い、姿勢をキープ出来ないという人は壁などに両手をついてもOKです。

大切なのは「息を止めない」「勢い良く反動をつけるのは避ける」ということです。両足を交互にゆっくりと行ってください。

・座って出来るストレッチ方法

アキレスけんから膝の裏についている大きな筋肉を伸ばすことで、ストレッチ効果があります。

ストレッチしたい方の足をたてて、足の指を両手で持ち、手前に引くのですが、その時、かかとが90度になるようにして、自分の脛の方へ向かって両手でつま先を引っ張ります。

次に、足の膝から足の甲に向かってついている筋肉を伸ばします。膝を立てて、両手を足の甲におき、そのままゆっくりと前方に重心を移していくと、足の脛が伸びてストレッチ効果をえることができます。

ゆっくりと徐々に重心をずらして、足が痛くない所で姿勢を止めましょう。しばらくキープします。テレビなどを見ながらでも行うことができるのでリラックスした時間にやってみましょう。

・マッサージ

夜に疲れをとるためにもマッサージはおすすめです。

お風呂の中でもいいですし、お風呂上りに行うのも効果を上げることができます。

マッサージ箇所は、両ふくらはぎを軽くもんであげることが効果があるといわれています。マッサージする方向は足首から膝に向かって行うことがコツです。一日使った足は、重力で、足の先の方に向かって疲れがたまっています。

それを心臓へ戻してあげることで、足にのこった疲れを取ることができるからです。注意することは、硬くもみすぎると、筋肉や皮下組織の毛細血管が切れて内出血を起こすこともありますので、軽く気持ちがいい程度の圧力で行ってください。

手のすべりをよくするために、お風呂の中なら、石鹸やアロマオイルなどを使用する、お風呂上りなら、ローションやボディクリームを使用して行うのもいいと思います。

電気を使ったマッサージ機で低周波や高周波を使ったものや、足をもむ機能のついたマッサージ機も市販されています。自分に合ったマッサージ機を使ってもいいかもしれませんね。

疲労回復

疲労がたまってくると足がつりやすくなってしまいます。疲労をためないように、しっかり睡眠をとることが大切です。睡眠時間は人によって十分と感じるか個人差あがりますが、6時間程度は確保したいものです。

また寝ていると足がつってしまう人は、お風呂にゆっくりつかって、体の疲れをとるようにしましょう。体の筋肉が温まって、足がつりにくくなることにも繋がります。寝る前にマッサージするのもおすすめです。

運動をすると足がつりやすい人は、運動前後にはウォーミングアップやクールダウンをしっかりするといいでしょう。足の筋肉をきちんとほぐしてあげることで、つりにくい状態を作るようにしましょう。また、普段シャワーで済ませている人も、運動した日はお風呂につかると良いですよ。

足を冷やさない

足が冷えると血行不良になって足がつりやすくなってしまいます。寝ている間に足がつるのは、足が冷えてしまっていることも原因になります。冷えない様に、寝る前にお風呂に入って温めてから寝るようにすると良いでしょう。足湯よりも全身が温まるためにはお風呂に入った方が良いでしょう。

また、靴下を履いてねるのもおすすめです。ただし気をつけて欲しいのは足を締め付ける様なきつい靴下を履かない様にすることです。着圧ソックスは締め付けすぎるタイプでは逆効果になることがありますので注意しましょう。ふくらはぎだけを温められるレッグウォーマーを使うのもおすすめです。

最近は冷えとりソックスというのも人気です。絹と綿素材の靴下を重ねて履くもので、冷えをとって芯から温めてくれるといわれています。デパートや通販などでも購入できるので探してみると良いでしょう。

水分や電解質を摂る

足がつる原因としていわれている、水分不足や電解質不足は、自分で気を付けることによって防げる部分です。水分の摂取についても、カフェインや糖分などをあまり含まないような、お茶などを、マイボトルを持参して、1日に必ず摂取する水分量を設定して補給するのもいいでしょう。

また、食事については、バランスの良い食事をすること、3食以上は分けて、時間を決めて規則正しくとることが、体の中のミネラルを一定に保つためにも大切なことです。その中でも、食事の献立を考える時には、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが多く含まれているものを積極的に取り入れてもらうなど、工夫することで、不足は補うことが可能です。

カルシウムは乳製品や小魚類に多いといわれています。またマグネシウムは大豆食品に多いといわれています。しかし、とりすぎは肥満や栄養過多になりますので、定期的に食事にとりいれられることをお勧めいたします。食事に取り入れることが難しい場合などは、間食に、ナッツ類や豆類、またはドライフルーツや小魚のお菓子などを取り入れてもミネラル不足を、補える一つの方法です。

また運動中にはポカリスエットなどの電解質を多く含む飲料を飲んだり、お茶の場合は麦茶がおすすめです。ミネラルを多く含む飲み物を選ぶ様にしましょう。また、水にひとつまみの塩とレモン汁、すこしのハチミツなどを加えて作った自家製ドリンクもおすすめですよ。水分は一気に飲むよりも、こまめに摂取して、喉がかわく前に補給することが大切です。

サプリメントや漢方薬を飲む

不足しているビタミンやミネラルなどを補給するために、サプリメントを使ったり、漢方薬を服用することも方法の一つです。例えばサプリメントとしてはビタミンB1マルチビタミン、マルチミネラルなどがおすすめです。

ビタミンB1はしびれなどを改善する作用があり、疲労感を取るのにも効果的なビタミンです。

また、ビタミンEは血行をよくしてくれるビタミンで冷えなどを伴う場合にもおすすめです。

また、漢方薬としては芍薬甘草湯が足のつり(こむらがえり)に有効な漢方として有名です。

古くから足のけいれんには芍薬甘草湯が効果的だといわれてきました。また、芍薬甘草湯には筋肉の緊張をゆるめて、けいれん自体やけいれんで起こる痛みを抑える作用があるという事実が研究で明らかになってきています。

漢方薬は一般的に作用がゆるやかで、即効性がないイメージがあると思いますが、芍薬甘草湯は即効性に優れた漢方です。飲むとすぐに効果が出るので、日ごろから足がつりやすい人は外出時に持ち歩いたり、眠っている間の足のつりに備えて、まくら元に置いたりしておくとよいでしょう。服用時はお湯で飲むと効果が高まります。

市販薬も購入できる

足がつるのを市販薬を飲んでなんとかしたい場合には、薬局などで相談してから購入するとよいでしょう。例えば、小林製薬の「コムレケア」は芍薬甘草湯を含んだ足のつりに特化した市販薬です。他にも、足のつっぱり感や足のむくみが特にきになる場合には、エスエス製薬の「アンチスタックス」などもあります。これは、足のむくみに効く日本で唯一の市販薬として発売されているものです。

ただし、足の症状が市販薬で対応可能な場合と難しい場合もあるので、薬局で薬剤師さんなどに相談してから購入した方が安心です。

繰り返している場合は病院へ

セルフケアでも対処が可能な場合がおおい足がつる症状ですが、上でご紹介したような病気が隠れていることもあります。何らかの問題がないかどうかチェックするためにも、症状が続いている場合や症状が強い場合には医師に相談するようにしましょう。受診するならば、整形外科やしびれなどがあれば神経内科でも良いでしょう。

病院では、原因となる病気がないかをまず調べて、病気がわかった場合はその治療を行うことになります。それとともに、マッサージや温湿布、消炎鎮痛薬の貼り薬(湿布)、塗り薬などを用いて、筋肉のけいれんを予防していく治療がおこなわれます。

また、それでも症状が改善しない重症のこむら返りには、筋肉の緊張をほぐすために、筋緊張緩和剤を用いることもあります。他にも芍薬甘草湯のような漢方薬もよく用いられています。

まとめ

足がつる原因や対処法を紹介しましたが、ご自分の原因はどれでしたか?もし、当てはまる項目があったなら、対処法を試して辛い足の症状を少しでも和らげることに役立てていただけたら嬉しいです。

足がつる症状を放置しないで、適切に対処することが足のつりを慢性化させないことにつながります。日々の足のセルフケアを行って、健康で元気に活動できるためにも、ご自分の足をいたわってあげてくださいね。