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ヘルニアの症状とは?足にしびれを感じることがあるの?首や腰などの原因や治療法についてチェックしてみましょう!

日本人の100人に1人は患っていると言われているヘルニア。実は、ヘルニアにはたくさんの種類があって、場合によっては今すぐ手術をしなければいけないケースもあるようです。ここでは、さまざまなヘルニアの原因と治療法をご紹介します!



様々なヘルニアの症状について

「ヘルニア」と聞くと、まっさきに思い浮かぶのが「腰」でしょう。腰に手を当てながら「実はヘルニアになっちゃって」というような会話をした人もいるのではないでしょうか?

デスクワークで一日中座りっぱなしの人や、肉体労働で腰に負担をかけることの多い人がなりやすいヘルニアですが、実はヘルニアにはいろんな種類があるのです。例えば、頸椎ヘルニアになると頭痛が治まらず、指先がしびれてくるようです。その他にも、脳ヘルニアになってしまうと、頭がくらくらして身体が麻痺してしまい、治療をするには手術が必要なケースもあるようです。

このように、ヘルニアには様々な種類があると同時に、ヘルニアが発生した個所によって様々な症状が現れます。では、そもそもヘルニアとは何なのか、ご説明します。

ヘルニアとは?

臓器が突出した状態

ヘルニアとは、ラテン語で「脱出」を意味します。そして医学用語として「体内の臓器がいつもの場所から飛び出している状態」のことを「ヘルニア」と呼んでいるようです。ちなみに、全身にヘルニアの名前がつく症状があります。腰椎椎間板ヘルニア、頸椎ヘルニア、脳ヘルニア、鼠蹊ヘルニアなど、身体のどの臓器が飛び出しているのかによって、名称も変わります。

たとえば、腰の骨と骨の間には、椎間板というクッションがあります。この椎間板というクッションが、なんらかのはずみで骨と骨の間から飛び出してしまい、周りの神経を刺激して痛みなどを引き起こす状態を「腰椎椎間板ヘルニア」と呼ばれています。

このように、身体の各部分に存在する臓器が、いつもと違う動きをすることで周りを刺激して痛みを引き起こすのですが、どのような症状や治療法があるのか、各部位のヘルニアに分けてご説明します。

腰椎椎間板ヘルニアについて

症状

腰の骨と骨の間にある椎間板が飛び出してしまい、周りの神経を刺激して痛みや障害が発生してしまう「腰椎椎間板ヘルニア」の場合、以下のような症状が見られるようです。

  • 腰痛により立っているのが辛い
  • 椅子に座っているのも辛い
  • 30分以上歩くと、腰痛が発症し、足にしびれが走る。
  • 前かがみになると腰が痛い
  • 座った状態から立ち上がるのが辛い
  • 足を上げることができない

共通して言えることは、腰に対して何らかの負荷がかかることが非常に辛くなるようです。立っているのも辛いし、座っているのも辛い。それでけでなく、足にしびれが走ったり、足を上げることができない事についても、腰椎椎間板ヘルニアが原因となって、坐骨神経痛を発症している可能性が高いと言われています。

軽度の腰椎椎間板ヘルニアの間は、なんとか痛みに耐えながら日常生活を送れるようですが、症状が悪化してくると、歩くことも座ることも寝ることも痛くなってしまい、身体的にかなり痛みを伴うようです。

原因

腰椎椎間板ヘルニアになる一番の原因は、日常生活での動作です。デスクワークや長距離移動の運転手など、長時間座り仕事や運転を続けていると腰に負担がかかると、腰椎椎間板ヘルニアになることが多いようです。

そして、日ごろから姿勢の悪い人も、腰椎椎間板ヘルニアになると言われています。姿勢が悪いと、背骨がずれやすくなり、腰椎もずれてしまうようです。その結果、身体の歪みを治そうと、身体がバランスを取ろうするのですが、それが逆に腰に負担をかけることになり、腰椎椎間板ヘルニアになるようです。

このように、長い時間をかけてじわじわと症状が出る方もいますが、場合によっては急に発症する場合もあるようです。例えば、引っ越しなどで重い荷物を中腰で持ち上げた時やゴルフなどで腰を強くひねった時など、一瞬で腰椎椎間板ヘルニアになることもあるようです。

もちろん、椎間板も身体の一部ですので、年齢と共に老化していきます。そのため、特に腰に負担をかけるような動作をしていなくても、ちょっとした動作で椎間板が飛び出してしまうこともあるようです。

治療法

腰椎椎間板ヘルニアになった場合、まずは安静にすることが第一です。痛みが激しい段階で無理に動くと、取り返しのつかないことになりかねません。そのため、まずは痛みがない姿勢で安静にすることが大事だと言われています。その上で、医師の診断を受けた上で、炎症を抑える薬を服用して現在の痛みを和らげる必要があるようです。

炎症を抑える薬で痛みが治まり、その後特に大きな痛みも出ない場合は、日ごろの生活習慣を見直し、姿勢を正して腰に負担をかけないようにすれば、特に注射や手術は必要が無いケースもあるようです。

しかし、どうしても痛みが取れない場合は、炎症を起こしている部分に局所麻酔剤や副腎皮質ステロイド剤などを注入して痛みを和らげたり、椎間板に直接注射をして炎症を取ることで痛みを治めるようです。

また、このような治療を続けても、どうしても治らない場合は、お医者さんと話し合いながらレーザー治療や内視鏡下椎間板摘出手術などで、飛び出している椎間板を治療することもあるようです。

頚椎(首)椎間板ヘルニアについて

症状

頸椎椎間板ヘルニアは、頸椎にある椎間板が飛び出して脊髄や神経を刺激することで、身体にいろいろな症状が出てしまいます。特に、脳から首を通って全身に神経が張り巡らされているので、頭だけでなく、上半身のどこかが痛むことが多いようです。

頭痛・めまいがするのはもちろんのこと、両手にしびれがみられたり、ご飯を食べる時のお箸や、服のボタンをかける時、本のページをめくる動作など、細かい作業が徐々にできなくなってくるようです。それと同時に、両足がしびれはじめ、歩くことが不自由になってくるなど、全身に影響が出ると言われています。

原因

頸椎椎間板ヘルニアの主な原因は、骨の老化だと考えられています。椎間板も身体の一部ですので、年齢と共に脆くなってしまい、ちょっとした衝撃で椎間板が飛び出してしまうことがあるようです。

それ以外にも、ゴルフやテニス、サーフィンなどのように、身体を激しくひねるスポーツや、デスクワークや長距離運転で長時間座っている姿勢から急に立ち上がることで、骨に強い負担が加わり頸椎椎間板ヘルニアになると言われています。

そして、腰椎椎間板ヘルニアでもお伝えしましたが、日ごろから姿勢の悪い人は知らず知らずのうちに全身に負担がかかっているため発症しやすく、パソコンやスマートフォンのやりすぎで頸椎椎間板ヘルニアになる方も増えているようです。

治療法

症状が軽いものについては、保存的治療法と呼ばれる治療法を行うようです。保存的療法としては、器具で首が曲がらないように固定したり、椎間板に負担がかからないように頸椎を牽引したりするようです。頸部のマッサージなどの理学療法的な治療もあるようですが、これらの療法により症状が悪化することもあり得るため、慎重に行う必要があるようです。

少し症状が重い場合は、筋弛緩剤や消炎鎮痛剤などが用いられるようです。そして、手を使って細かい作業ができなくなってしまったり、両手両足がしびれているような場合は、保存的療法を続けたとしても改善する可能性は低いようです。そのため、症状が軽快しない場合や、悪化・進行が見られる場合には、外科的治療が行われるようです。

脳ヘルニアについて

症状

何らかの原因で頭蓋骨の中に浮腫や出血などが起こってしまい、その部分が脳を圧迫して脳が押し出された状態のことを「脳ヘルニア」と呼ばれています。

脳は、全ての感覚を司っているため、脳ヘルニアになっている場所によって、様々な症状が見られるようです。最初の段階では、めまいや吐き気、けいれんや麻痺などが起こり、判断力が無くなったり、意識を失うこともあるようです。

症状が悪化してしまうと、自分で呼吸することが困難になってしまったり、脈拍異常などが起こり、場合によっては呼吸停止に至る場合もあるようです。

原因

脳ヘルニアになる原因は、大きく分けて2つあります。

1つめは、外的損傷による脳ヘルニアです。交通事故などで頭を強く打ってしまった場合、頭蓋骨で守られているとはいえ、脳が腫れてしまうことや、脳周りの血管から出血することもあります。その結果、脳への圧力が高くなってしまい、脳ヘルニアになると言われています。

2つめは、内的損傷による脳ヘルニアです。なんらかの病気などによって脳が腫れてしまったり、脳内出血などが起きた場合、やはり脳への圧力が高くなってしまい、脳ヘルニアになると言われています。

治療法

血腫が原因で脳ヘルニアになっている場合は、開頭血腫除去手術が行われるのですが、脳ヘルニアが進行している場合、手術の危険性が高いため、開頭手術が行えないこともあるようです。

一方、血腫が無い場合や血腫が少量の場合は、手術をしても脳ヘルニア治療の効果が低いため、手術を行わず薬物療法を選択することが多いようです。頭蓋骨の内側の圧力を低くする薬を点滴注射や、特殊な治療法として低体温療法などもあるようですが、副作用も大きいため実施する際は慎重に判断されるようです。

腹壁ヘルニアについて

症状

腹壁ヘルニアになると、腹痛を訴えることもあるようですが、「ちょっとお腹が変だな」という程度の違和感や無症状のこともあると言われています。また、突然の腹痛や吐き気、嘔吐などの腸閉塞症状が現れることもあるようです。

ほとんど症状がないと言われている腹壁ヘルニアですが、場合によっては腹壁ヘルニアの影響で、腹膜炎を起こし命を落とすこともあるようです。

原因

腹壁ヘルニアは、腹部の手術が主な原因だと言われています。。腹部の手術をする時に、皮膚や皮下組織、筋膜、腹膜を切り、手術が終わった後に縫い合わせます。そのまま順調に傷がふさがれば問題ないのですが、傷が化のうしたり、筋膜の癒合が悪く、その隙間から脂肪や腸の一部が出たり戻ったりすることで腹壁ヘルニアが発症するようです。

治療法

腹壁ヘルニアの場合、診断で見つけることが難しいようで、開腹手術をすることで初めて原因がわかることがほとんどのようです。ただし、外部に見てもはっきりと分かるような腹壁ヘルニアの場合、腸閉塞になる可能性があるため緊急手術が行われるようです。

鼠怪(そけい)ヘルニアについて

症状

初期症状はでないことが多いようですが、軽い下痢が続いたり、立った時やお腹に力を入れた時に、鼠径部の皮膚の下が少し膨らむことはあるようですが、指で押すと引っ込むようです。

そのうち、太ももや鼠径部に何かが出てくる感じがして、その正体はお腹の中から腸が脱出している為で、一般的に「脱腸」と呼ばれています。そして少しずつ、不快感や痛みが伴ってくるようです。

ふくらみが固くなったり、ふくれた部分を指で押しても引っ込まない状況を嵌頓ヘルニアといい、すぐに手術をする必要があると言われています。

原因

鼠径ヘルニアは、乳幼児の場合はほとんど先天性のようです。成人の場合は、仕事や生活習慣、加齢や病気、妊娠による後天性のものが多いようです。

鼠径ヘルニアは、お腹の中にある臓器を包んでいる腹膜と内臓が、鼠径部の筋肉の弱い部分から飛び出すことを言います。そのため、年齢と共に筋肉が衰えてしまい、内臓を支えきるだけの筋肉が無いことが原因となって発症するようです。

それ以外にも、立ち仕事や製造業の場合や、咳をよくする人、便秘の人は腹圧をかけることが多く、s系ヘルニアになりやすいと言われています。

治療法

鼠径ヘルニアは自然に治ることは無く、有効な薬物療法も存在しないようです。そのため、根治させるためには手術が必要だと言われています。鼠径ヘルニアは良性の病気のようですから、特に痛みが無いという方は急いで手術をする必要がないと言われています。

ただし、痛みや張りが強かったり、ヘルニアが押しても戻らないような場合、もしくは、鼠径部が膨らんでいるのが気になって生活がやりにくく、生活の質を低下させているという方は、医師に相談の上、手術をした方が良いと言われています。

臍(さい)ヘルニアについて

症状

臍ヘルニアは、臍帯が無くなった後の臍輪がきちんと閉じていない場合、生後2週間以降、腸がおへそから飛び出る症状のことを言います。大きな声で鳴いたり、顔を真っ赤にして怒ったりすると、腹圧が加わって臍輪から腸管が飛び出してきます。

特に痛みなどがあるわけでもないのですが、新生児のおへそが飛び出していたら、どうしても気になってしまいますよね。もちろん、お子さんもおへそが気になってしまい、ついつい触ることが癖になってしまい、飛び出たおへそを触り過ぎて、お腹が痛くなることもあるようです。

原因

へその緒は、生後すぐに切断されて、赤ちゃんは自分で呼吸して、口からミルクやおっぱいを飲むようになります。生後しばらくは、へその緒が付いていますが、しばらくするとへその緒は乾燥して自然に取れていきます。

この時に、へその緒が貫いていた穴を閉じるように筋膜などが出来て穴を塞いでいくのですが、何らかの理由でこの穴がふさがっていない場合、臍ヘルニアになるようです。

治療法

臍ヘルニアは、多くの場合、1才くらいまでには出なくなるようです。2才までにはほとんどの子どもが自然治癒で治るようです。ただ、自然治癒しない場合もあるようです。

2才以下の場合、圧迫療法と言って、綿や綿球をおへそに詰めて圧迫する方法が行われているようです。早く治るとかキレイに治ると言われていますが、圧迫療法を始めるのであれば新生児期など早めに始めた方が良いと言われています。

2才を越えた場合、自然に治ることはないので、治療するためには手術しかないようです。

横隔膜ヘルニアについて

食道裂孔ヘルニアの症状・原因・治療法

私たちの身体の胸部と腹部の間には、横隔膜という筋肉で出来た膜があります。この横隔膜には、食道や大動脈だ通る穴が開いており、食道が通る穴を「食道裂孔」と言います。この食道裂孔から胃の一部が上の胸部に脱出している病気を食道裂孔ヘルニアと言います。

食道裂孔ヘルニアは、肥満や喘息などで腹圧の高い状態が原因で起こりやすく、加齢によって食道裂孔がゆるくなった場合にも、食道裂孔ヘルニアを起こしやすいと言われています。

胸やけなどの相乗がある場合は、胃酸を抑える薬などで治療するようですが、吐血や下血など、症状がひどい場合には、手術を行うこともあるようです。

ボホダレクヘルニアの症状・原因・治療法

ボホダレクヘルニアは、先天性の横隔膜ヘルニアの代表的な疾患の一つです。生まれつき横隔膜の後ろ側に穴があり、その穴から肝臓、胃、小腸などが胸部へ入って呼吸困難や呼吸障害を引き起こす病気です。

通常、横隔膜は妊娠2か月半頃に出来上がり、腸などの臓器が腹部へ納まるのですが、横隔膜がうまく閉じない場合、腸などの臓器が胸部へ入ってしまうことがあるようです。

そのため、臓器が胸部へ入ってしまうため、横隔膜がうまく動かすことが出来ず呼吸困難などの症状が出るようです。そのため、重度の呼吸不全、重いチアノーゼにおる多呼吸、などの症状が出てしまい、出世後すぐに人工呼吸を要することになるようです。

治療をするためには手術が必要で、緊急を要しない場合を除き、生後すぐに手術を行わず、血液循環を安定させてから手術を行うことが多いようです。

モルガニヘルニアの症状・原因・治療法

モルガニヘルニアは、横隔膜に穴が開いて内臓が肺に到達してしまう病気です。主な原因は、先天的に横隔膜に穴が開いていることによって引き起こされるようです。

モルガニヘルニアを起こすと、たびたび吐き気を催し、食べても太らず痩せていくようです。

それ以外にも、胃などの内臓が方の位置まで上がることもあり、肺が圧迫されてチアノーゼになったり、意識障害を起こすこともあるようですが、一部の人は、内臓が横隔膜を通って肺にまで達している状態にも関わらず、無症状で問題なく生活している人もいるようです。治療については、多くの場合、幼少期に発見されて外科的手術で治るようです。

外傷性ヘルニアの症状・原因・治療法

外部からの損傷によって引き起こされたヘルニアの総称を「外傷性ヘルニア」と呼ばれています。一番多い例だと、車に乗っていて後ろから追突された時、頸椎がヘルニアになった場合「外傷性頸椎椎間板ヘルニア」と呼ばれています。

このように、外傷性ヘルニアは、急に症状が出てくるため、ショック状態に陥ることも多く、ショック状態に陥った結果、嘔吐や呼吸困難などの症状も出てくることがあるようです。

そのため、ショック状態を和らげ、外部からの損傷を確認した上で、ヘルニア発生個所に合わせた治療が行われるようです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?ヘルニアの症状は、日ごろの姿勢や生活習慣を少し変えるだけで防ぐこともできるんですね。もちろん、脳ヘルニアなど、自分の努力ではどうすることもできないヘルニアもありました。ただ、この記事を読んでいただいた方であれば、もし自分の身に起きた症状が該当する時、すぐに必要な行動を取って頂けるでしょう!