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捻挫を足首にしたときの治療法とは?テーピングやサポーターはどういう効果が?キネシオを使った処置方法などを紹介!

捻挫は足首の怪我と一般的に思われているほど、捻挫は足首が一番おおく受傷する外傷となっているようです。捻挫した足首の症状を確認し、応急処置の方法や、病院での治療の前に自分でできる処置をマスターしましょう。リハビリで使われるテーピングやサポーターの正しい使い方、巻き方を学習して、捻挫を足首の持病にしない!後遺症を残さない!ようにしましょう。



足首を捻挫したときの治療方法

足首の捻挫は足の外傷の中でも一番多いと言われる怪我です。どなたも一度は経験があるのではないでしょうか?「歩いていたら足首を捻っちゃった!」という軽いものも軽度の捻挫になるようですので、しっかりと治療法を確認しておくことが必要のようですね。

足首の捻挫は、医学的には「足関節捻挫」と呼ばれており、一般的には足首を内側にねじってしまう捻挫(内反捻挫といいます)が最も多く、その時に痛める靱帯が前距腓靱帯と言われる靱帯です。スポーツをしていてケガをしたり、ヒールで転んだり、不安的な地面で足を挫いたりといった時に見られる多くが、内反捻挫だということです。

足首と言われる部分は、距腿関節によって構成されており、距骨が関節面にスポッとはまって、靱帯によって結合されている状態になっています。それが、急激な外力によって、一瞬亜脱臼したような状態になって、すぐに元に戻るのが足関節捻挫です。その時に関節包や靱帯を痛めたり、断裂したりする訳です。

足首の捻挫は程度により、三段階の重症度で表されます。

【捻挫1度】

靭帯が伸びる程度で治療を行わなくても1週間程度で痛みはなくなります。

【捻挫2度】

靭帯の一部が断裂している状態です。腫れて痛みを伴い1~6週間程度の治療が必要となる場合があるようです。

【捻挫3度】

靭帯が完全に切れてしまっている状態です。歩行が難しく、手術が必要な場合もあります。

内側か?外側か?捻挫で足首をひねった方向のチェック

内側でひねった「内反捻挫(ないはんねんざ)」

足の裏が内側を向き、外側の靭帯が伸びてしまう捻挫を「内反捻挫(ないはんねんざ)」、もしくは、外側捻挫と言います。足首の捻挫では一番多い症状で捻挫1度~2度程度の場合が多く、普段の生活の中でも起こる捻挫です。

この原因として考えられるのは、外側の靭帯じんたいは内側の靭帯じんたいに比べて長く、少し強度も弱いことや、関節の動きが外がえしより、内がえしのほうが大きく動くためと言われています。

【捻挫の状況】

  • 数センチの段差を踏み外して足をひねってしまった。
  • 踵の高い靴、底の厚い靴を履いていて足首をひねってしまった。
  • 階段を踏み外した、階段を何段か飛ばして駆け下り着地地点で捻った。
  • 地面のゆるやかな傾斜、デコボコで足をひねってしまった。
  • スポーツのジャンプ時の着地で足をひねってしまった。
  • 走っていて、急激なストップをかけた時に足をひねった。

【痛める靭帯】

足首の外側にある3つの靭帯(じんたい)です。

  • 前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)
  • 踵腓靭帯(しょうひじんたい)
  • 後距腓靭帯(こうきょひじんたい)

外側でひねった「外反捻挫(がいはんねんざ)」

反対に普段の生活の中ではあまり起こらない足のひねりの状況が、足の裏が外側を向き、関節が内側にひねられた状態になる「内側捻挫(ないそくねんざ)」又は「外反捻挫(がいはんねんざ)」と言われる捻挫です。

この捻挫は外側からかけられた強制的な圧力により捻ってしまうことが多いので、症状も重く捻挫2度から捻挫3度になる場合もあると言われています。また、捻挫以外の亜脱臼、骨折を伴うこともあるということです。

【捻挫の状況】

・ローラースケート、スケートボードなど、膝を曲げて体を屈む体勢を取った時に外側に足をひねってしまう。

・跳躍をともなう競技で、誤って他人の足の上に降りてしまい、その瞬間に足をくじく。

・サッカーやラグビーなどで、足関節の外側から他者の足や体が乗って 足の外反を強制され捻ってしまう。

・スポーツをしているときに、他者との接触など、思いもよらない状況で自分以外の圧力が加わりひねってしまったとき。

【痛める靭帯】

・前脛腓靱帯(ぜんけいひじんたい)

・三角靭帯

捻挫で足首をひねった時の応急処置「RICE処置」

「Rest」安静にする

「Rest」(安静)とは、すぐに安全な場所に移動し、座る、横になるなどをして、患部に負担を与えないようにします。足関節を捻挫すると、痛みのあまりじっとしていられずにピョンピョンとびっこをひきながら跳ねまわったりしますが、却って患部の損傷が拡大するため、じっとしていることが大事です。

そのためにも後述するように、冷たい氷水などで冷やし、痛覚を鈍麻させることが重要です。お医者さんに行く時には、テーピングなどで仮の固定を行うと良いでしょう。安静にすることにより、損傷部の腫れ、欠陥や神経の損傷を防ぐことができるそうです。

「Ice」患部を冷やす

「Ice」(冷やす)とは、患部を氷や冷却剤で冷やすことです。炎症の拡大を防ぎ、内出血によって患部が腫れてしまうことを抑制します。もちろん、冷やすことによって痛みを緩和するという効果もあります。捻挫の程度にもよりますが、内出血が見られるような時には、バケツに氷水を入れて冷やす方法がとられることもあります。

ただし、当たり前ですが氷水は冷たいです。感覚がなくなってジンジンするような感じがしたら、一度氷水から足を出します。またズキズキするような感じが戻ってきたら、再度冷やします。病院に行くまで、可能な限りこういった処置を続けると良いでしょう。

「Compression」圧迫・固定する

「Compression」(圧迫)とは、文字通り患部を圧迫することです。子供の頃にお腹が痛いとお母さんがさすってくれたりしませんでしたか?治療のことを「手当て」というように、患部を抑えると痛みが緩和するという効果があります。これを利用したのが圧迫という方法です。

包帯やテーピングなどを用いて患部を圧迫することにより、心理的に楽になることはもちろんですが、関節の動揺を防いで患部にかかる負荷を減らしたり、内出血による腫れを抑制したりします。包帯を巻く時には足の甲を見ます。足の甲には足背動脈が通っているので、強く巻き過ぎるとチアノーゼを起こしてしまうので注意しましょう。

「Elevation」心臓より高い位置にする

「Elevation」(挙上)は、仰向けに寝て、足を心臓より高い位置にあげることによって行います。心臓の位置よりも患部を高くすることで、患部への血流を減らし、炎症が拡大しないようにします。また、これにより、痛みを緩和することもできると言われています。足を支えるために、椅子や台、クッションなどで高さを調整し、患部を乗せるといいようです。

捻挫で足首がこんな症状の時には病院へ

足首が腫れている

足首をひねったり、くじいたりした直後に腫れ、内出血が見られる場合は、捻挫2度程度、またはそれ以上の疑いがあるようです。痛み・腫れ・内出血がひどい場合は骨折、脱臼をしていることも考えられるようです。なるべく早く整形外科、スポーツ医を受診しましょう。

受傷直後にみるみるうちに足の腫れがある場合は、すぐに応急処置「Rice」を行い、なるべく動かさないようにして、足首を包帯、サポーターなどで固定し、しっかり冷やして病院へ急ぎましょう。この応急処置を怠ると、治りに1~2週間以上の差が出てくるということなので、しっかりと行う必要があるようです。

歩くと足首に痛みを感じる

足をひねってしまった後、歩くと痛みを感じる場合は、捻挫1度~2度程度が疑われるようです。靭帯が伸びてしまっている状態であると考えられ、外くるぶしの前や下を押すと痛みを感じることがあるようです。

この場合も、油断せずに応急処置「Rice」を行い、なるべく早く医療機関への受診をすることがいいようです。医療機関での処置として考えられることは、消炎鎮痛湿布、塗り薬などで手当てを行い、弾性包帯やテーピングで固定する治療が行われるようです。機能回復のための痛みのない範囲内で可動域訓練などがおこなわれることもあるようです。

足首の関節が不安定

受傷直後は痛みと腫れ、内出血によりよくわからない場合があるようですが、足首の関節が不安定、足首がぐらぐらする症状は足首の靭帯断裂が考えられるようです。捻挫3度を想定し、出来るだけ早く医療機関への受診が必要となるようです。

また、48時間以内の応急処置「Rice」が適切に行われていたかどうかにより、その後の治癒経過に1週間、2週間の差が出てしまうということですので、大きな痛みを感じた場合は速やかに、応急処置を施しましょう。

足首を曲げると痛い

足首を捻ってしまったときには腫れがなく、痛みがすぐに引いた場合でも、曲げると痛いと言った症状が残る場合があるようです。これは受傷直後の場合は靭帯が伸びてしまい、修復を始めた靭帯の可動域が狭まり、鈍痛として後遺症が残る場合や、足首の骨がずれてしまって起こる場合もあるようです。

また、度重なる軽傷の捻挫を適切な治療をせずにそのまま放置すると足関節に不安定性を残すことになり捻挫を頻繁に繰り返すようになり、それにより軟骨が傷つき痛みが出ることもあるようです。痛みが続く場合は、早い時期に医療機関での適切な処置を受けるといいようです。

捻挫で痛めた足首は何科へいけばいいのか

整形外科で調べる

足首の捻挫は人体の運動器官の外傷(ケガ)になりますので、整形外科を受診することがいいようです。整形外科では各種画像診断が可能なので、レントゲン撮影が必要となる捻挫の場合は必ず整形外科を受診するようにしましょう。スポーツ障害の場合は、とりあえず整形外科を受診するのが基本です。

また、運動機能を元に回復させることも目的としますので、リハビリテーション医療と協力して治療を行っているとのことです。足首の捻挫の運動療法等も整形外科で行うことが出来るようです。

整骨院へ

整骨院は柔道整復師が行なっている施術所のことです。法的にレントゲン検査や手術を行うことが出来ませんので、捻挫1度の軽度以外、腫れや内出血、強い痛みがある場合はレントゲン撮影や、手術が必要になることがありますので、整形外科を受診することをお勧めします。

捻挫の治療についてのやり方・進め方は整形外科の治療とほぼ同じということです。整骨院によっては冷やす、温める、固定、電気治療、マッサージ、運動療法、整体治療、リハビリテーション等、付加的な治療をするところが多いですようです。

捻挫で足首を傷めないための再発防止策は何?

十分な準備運動する

再発防止には十分な準備運動や入念なストレッチが欠かせません。準備運動には血行を促進して、筋肉に「これから運動するよ」というメッセージを与える効果があります。また、体が温まることで筋肉の緊張が「適度に」緩和し、ケガのリスクが低下します。

「適度に」と括弧つきで述べたのには理由があって、最近では運動前にストレッチをすると、運動時のパフォーマンスが低下したり、ケガのリスクが高くなってしまうというのが通説になりつつあるからです。運動は筋肉を収縮させることで行うので、運動前に筋肉を弛緩させると逆効果になるということなのです。

そのため、運動前にはウォーミングアップやダイナミックストレッチを行い、運動後にクールダウンとスタティックストレット(従来のストレッチ)を行うと良いでしょう。

サポーターをつける

サポーターを付けると本当に怪我を予防できるのか?に対して、大阪体育大学准教授、下河内洋平博士による実証実験では、サポーターやテーピングを付けたほうが約20%の怪我を予防できたという結果があるようです。関節の動揺を防ぐ効果はもちろん、巻いていることによる安心感や、「気をつけて運動しよう」という抑止効果も期待できます。

テーピングする

テーピングも捻挫で痛めた足首の治療やその後のリハビリ、予防に使われるようです。テーピングには痛みや凝りを和らげ、内出血の改善、筋肉疲労の回復を早めたり、機能回復効果があると言われているようです。テーピングの巻き方をマスターして怪我の予防に役立てられるようにしておくといいようですね。

コラーゲンとカルシウムがケガを予防する

栄養面も捻挫の再発防止に欠かせません。捻挫をしない体を作るためには、コラーゲンとカルシウムが欠かせないようです。人体の関節、腱、靱帯に共通して含まれているのはタンパク質の一種である「コラーゲン」とのことです。コラーゲンは、骨折・捻挫・アキレス腱のケガの予防や回復などに効果的とのことです。

まとめ

捻挫と言えば、足首の負傷と、足首と捻挫は切っても切り離せないくらい、誰でも経験をする怪我ですね。捻挫をしたら、湿布を貼って安静にしていれば大丈夫!と、思いこんでいましたが、応急処置の方法から、再発防止の方法まで、知っていれば確実に捻挫を足首の持病にしないで済むことを知りました。捻挫を甘くみないで、きちんとケアして再発防止に努めなければと思いました。