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鼻から出血した時に気をつけたい3つの事は?大人の鼻血は注意が必要!正しい止血・処置法と手術について徹底解説します!

鼻から出血と一言で言っても軽傷な場合から思ってもいない重症な場合もあったりします。とくに大人の鼻血には要注意!!生活習慣病が関連しなかなか止血ができないときも。そんな状況を事前に知っておきましょう。処置法などできるだけわかりやすく解説しました。



鼻から出血!こんな場合どうすればいいの?

鼻血といえば小さい頃に鼻をよくいじって鼻から出血させた記憶があるのではないでしょうか?そのため、みなさん大したことではないというのが強い認識となってはいませんか。しかしながら、特に大人の場合はただの鼻血と思っていたとしても、裏には隠された病気がある場合もあるそうなのです。注意が必要ですね。

例えば、動脈硬化の症状のある方は気をつけなくてはなりませんね。あとでも述べますが、鼻腔の奥の方に太い動脈の血管があります。ここが動脈硬化により血管壁が硬化しており、なにかの拍子で出血してしますと、この場合ではなかなか止血はできないと考えられます。そんなときは病院へ急がなくてはいけません。

また、高血圧のために処方されていた血栓防止のためのくすりを飲んでいた場合なども血液がサラサラなために止血に苦労を要することが考えられます。鼻血といいましても止血のためにレーザーなどを使用した手術をしなければならない時もあるようです。軽視していてはいけないようですね。

大人の方で鼻血をしてしまい、なかなか止血できない場合はなにかほかの病気で例えば、高血圧の可能性など考えたほうが良さそうです。また、高血圧で血圧を下げる薬を処方されているかたも注意が必要と言えそうです。慢性化しないように気をつけなくてはなりませんね。

これから鼻から出血した時に気をつけたいことや正しい処置の方法などを解説していきたいと思います。

鼻の出血といっても原因は様々

鼻のかみすぎ、ほじりすぎは子供に多い鼻血の原因

鼻の構造から理解する必要があると思います。鼻出血とは鼻腔と呼ばれる部分からの出血であるということです。そして、さらにはそのほとんどが「鼻中隔」という鼻腔の左右に分かれている隔壁の前の方にある毛細血管網のキーゼルバッハという部位(鼻の穴の入口から1cm程度の場所)からの出血だということです。

この部位は鏡で見ると確認できるほどの場所で、簡単に指を入れて触れようと思えば触れてしまえる位置にあると言えます。しかしながら指を入れるのはやめなければならないようです。

この部位は毛細血管がめぐらされていて、粘膜も非常に薄く弱いといえます。お子さんですともし爪なんかがひっかかったりしたら、簡単に出血、鼻血になってしまいます。しかしながら、止血に関しては難しいわけではありません。軽度な症状とも言えそうです。

鼻血は特に小児に多く見られると言えます。小児の鼻をほじるくせや鼻のかみすぎには注意が必要なようです。慢性化してしまわないように大人が注意してあげましょう。また、季節によっても乾燥や風邪・鼻炎などにより鼻をかむ(いじる)回数が増える思います。親である方は落ち着いて正しい行動し、止血法を行うと、いたって簡単に止血することは可能といえます。出血量がおおいいと焦るのではなく落ち着いて行動するようにしましょう。

高血圧、動脈硬化など生活習慣病が止血をしにくくする!?

高血圧患者の鼻血には注意が必要なようです。鼻腔、後ろの方にある蝶口蓋動脈は特に太い動脈の血管が走っています。動脈硬化の患者さんの血管は柔軟性がなく非常にもろくなっている場合が多いようです。この動脈部分などから出血してしまいますと、非常に激しい出血となり、鼻からだけではなく口からも大量に血が出てくるケースが多いです。

このような状況になりますと救急車などで一刻も早く病院で治療をする必要があるようです。治療法は多くの場合、レーザーや電気メスで焼き付けることになります。

近年、高齢化社会がますます進み、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞の治療薬として「抗凝固薬」を処方されている方が多くなってきています。この薬は血液の流れをサラサラにしてくれて血管内の血栓をつくりにくくする薬です。しかし、副作用もあるようです。出血してしまうと血が止まりにくくなるようです。鼻血の出血に対しても同様です。前兆として小出血を繰り返すようになるようですので、この時点で耳鼻科に受診し止血の処置をすれば大きな出血にはならない場合が多いようです。早めの受診を心がけてください。

小児の鼻からの出血!考えられる病気とは?

アレルギー性鼻炎と鼻血の関係性

鼻血の原因は様々あるようです。春先になると酢日花粉などアレルギー性鼻炎の症状を訴えてくるお子様が増えてきます。その子供に共通して見られる症状は鼻水はもちろんのこと鼻血もそうだと言えます。

アレルギー性鼻炎の患者は鼻の粘膜が傷つきやすく、また、鼻水をティッシュでこする際、こどもは特に鼻粘膜が薄いため出血が出やすいそうです。また、もともと粘膜が弱いため、アレルギー性鼻炎による鼻水や鼻の痒みが生じたときにいじってしまい、鼻血に至るケースがよくあるようです。アレルギー性鼻炎の患者さんで特に子供のお子さんの場合は注意が必要なようですね。

副鼻腔炎と鼻血の関係性

もともと鼻の中の粘膜は血が出やすい場所です。それは柔らかい粘膜でその場所に毛細血管が張り巡らされているからです。副鼻腔炎(蓄膿症)などのために鼻に刺激を与えた場合、それだけで鼻血が出やすいと言えるようです。鼻の病気を持っている方、特に子供は鼻粘膜も弱いため、それだけ刺激を受けると鼻血になりやすいと言えるでしょう。

蓄膿症と鼻血の関係性

鼻血の原因の1つには蓄膿症を上げることができます。この病気のために鼻粘膜が傷つきやすくなっています。鼻水や鼻の痒みのため鼻を触る機会が多く、鼻の粘膜を傷つけてしまい、鼻血、出血に至ると言われています。アレルギー性鼻炎などの理由と同じとも言えるようです。

鼻の出血が起きた時の正しい止血処置方法

前かがみで座る!?間違っていた処置方法

子供の頃、鼻血が出るとすぐに鼻に詰め物をし仰向けで安静にしていたのを覚えています。しかし、この方法は正しい処置法ではないようです。喉の方まで血が流れ込み気持ちが悪くなったり、むせてしまったりする場合があるようです。正しい処置法は次のとおりです。

清潔な綿など詰め物を鼻血が出ている方の鼻に詰めます。次に姿勢ですが、出血を少しでも抑えるためには出血している部分を心臓より上にする必要があるようです。そのため、仰向けではなく、椅子に座りましょう。その時、少し前かがみになります。仰向けとは逆になりますね。

両小鼻を強くつまんで止血する

前かがみに座った次は、鼻の先の左右に膨らんだ部分、この小鼻の部位を鼻翼というのですが、この部位を強くつまんでください。止血をするためです。鼻血の殆どの場合は鼻の前方部位(キーゼルバッハ部位)からの出血となります。この部分を強く押すことにより止血をすることになるようです。

深呼吸をしてリラックスを心がける

安静にしながら止血を続けてください。時間は約5分から10分です。圧迫がうまくいっていると殆どの場合、この時点で鼻血は止まっているはずです。止血の間は深呼吸をしながら安静に座っておいてください。このとき興奮すると、血圧が上がり出血量が増す場合があります。落ち着くのが大事なのです。

また、鼻から口の方へ血が流れてくると思います。血を飲み込みますと気分も悪く、むせる場合もありますのでう、飲み込まず、容器や袋などを用意し、口から吐き出すようにしてください。

止まらない鼻の出血は病院へ!

上記の方法で止血できない場合はすぐに耳鼻科へ行って受診してもらってください。耳鼻科にもよるのかもしれませんが、まず簡単な止血方法としては、出血部に薬剤を塗布し、軟膏をつけたガーゼで圧迫止血を試みます。それでも出血が続くようなのであれば、局部麻酔の後、電気凝固器により、血管の処置を行います。そして、その後に止血剤を処方されるようです。

鼻の奥の方からの出血になりますと止血が困難になる場合があります。このような場合は圧迫ガーセで処置をすれば大抵の場合は止血することができます。希ですが、止血できない場合は入院の必要も出てきます。

こんな大人の鼻からの出血には要注意

鼻血と言いましても大別しますと2種類あります。鼻の静脈から出血した場合が一方で、もう一方が動脈からの出血です。この2種類のうちで気を付けておいたほうがいい危険な出血があります。その見分け方を今から説明致します。危険なときにはすぐに病院へ受診をお願い致します。

黒くドロッとした出血

鼻から黒っぽい出血が出る場合は静脈からの出血の可能性が高いです。血液は勢いはそれほどなく、黒くドロっとした特徴のある血が流れるようです。血液がだらだらと流れ、勢いが感じられないような場合はは静脈からの出血だと考えてください。大抵の場合は圧迫止血で止血は可能です。

ドバッと勢い吹き出るような出血

大人で血圧が高い患者の場合で鼻の粘膜が弱っていたりするときは鼻血が出やすく危険です。高血圧や動脈硬化が進行している方の多くの場合は鼻の奥の方からの出血で、動脈性鼻出血といいます。鼻の奥には太い動脈がありますのでこの動脈からの出血には十分な注意が必要となるようです。命にも関わる場合もある位ですので、止血ができない場合はすぐに受診するようにしなくてはいけません。

病院での治療や手術について

ボスミン外用液は止血に効果的

鼻血の止血がなかなか収まらず、病院で治療する際にはまず、鼻の粘膜の血管を収縮し、出血や粘膜の充血・はれをおさえるひつようがあります。そのため、その効果のあるボスミン外用液を染みこませたボスリンガーゼを鼻の中に詰め込みます。そして5分から10分安静にします。その間にとくに鼻血が出たときの状況や往歴・内服歴などがあるかなどの確認、問診を取ります。

レーザー焼灼で徹底予防処置治療

慢性的な鼻血でなかなか止血できないような場合、病院でレーザー焼灼を使用した手術を行うときがあるようです。まず、鼻鏡または内視鏡を使用して、鼻の入口から奥の方まで観察し、出血箇所の特定を行います。出血箇所がわかったら、上記にありましたようにボスリンガーゼ等を使用し、止血します。止血が終わりますと、次に原因の血管に対して、レーザー焼灼を行い、予防的処置を行うようです。

バルーン治療で鼻の奥からの出血止血

鼻血は鼻の穴の前方からの出血が多いですが、鼻の奥の出血の場合は処置方法が異なることがあるようです。というのは鼻の奥の場合だと出血箇所の確認が難しいからです。後鼻腔から止血のため鼻腔用止血バルーンを使用して、止血することがあります。この治療法では中耳炎を起こすことがあるため、抗生物質の投与と早期除去に努めなければならないようです。

まとめ

鼻血といいましても子供が鼻をいじり、出血するだけで大したことのないように考えている人が多いのではないでしょうか。しかし、大人が鼻血を起こした場合の原因の多くは高血圧や動脈硬化などの生活習慣帽を起因したモノの場合が多く、注意が必要なようです。

鼻腔の奥には太い動脈が走っており、そこからの出血の場合は特定箇所がとても困難となり、止血には工夫を要します。素人の患者ではどうすることもできないことが多く、こうなってしまてはあたふたしてしまうのが人というものかもしれません。しかし、鼻血といえど出血が続けば命にも関わる可能性もあると言えます。

自分でどうにか止血しようとするのではなく、一刻も早く救急車などを使い、病院へ行って受診して下さい。手術が必要な場合もあるようです。また、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞の治療薬として「抗凝固薬」を処方されている方は出血した際、止血がしにくいことを念頭に入れておいてください。病院へ着いた際には医師にもその旨を伝えてください。