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手のひらのしびれは何故起こる?しびれの原因と主な「3つの」病例|しびれを和らげる手のひらのツボもご紹介!

手のひらがしびれてうまく物がもてない、力が入れられないといった事がありませんか?もちろん単純な原因でなんの問題もない場合もありますが、手のひらのしびれは怖い病気が隠れていることへの、体からのサインかも知れません。毎日忙しくてなかなか病院にかかることができないという方も多くおられますよね。手のひらのしびれの原因と代表的な病気をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。



手のひらがしびれる理由を知っていますか?

朝の寝起きのときやふとした瞬間に、手のひらのしびれを実感したことがありませんか?手を体の下に敷いていたなどの明確な理由がない場合、その手のひらのしびれは体からのメッセージなのかもしれません。よくあることだからと軽視せず、きちんと手のひらのしびれと向き合う必要があるかもしれませんね。

大きな病気が隠れていたりしたら怖いから、と見てみないふりをする方も少なくないですが、早期発見早期治療が大原則です。自分のためにも誰か大切な方のためにも、健康であることが一番です。手のひらのしびれの原因などご紹介していきます。

「しびれ」の原因とは?

神経回路が強く押されてしまう

手のひらがしびれている、感覚が薄い(感覚異常)などの症状は主に、神経の圧迫が原因となっていることが多いものです。神経は人間の体全体にくまなく走っているものですが、神経自体はとても細いもので骨や筋肉、靭帯などの隙間を縫うようにしてはりめぐらされています。

なので神経自体に問題がなくても、何らかの理由で骨や筋肉などが神経の通り道を圧迫してしまうことにより、感覚異常やしびれが症状として現れます。正座をしていたときに足がしびれてしまうことと良く似ていますね。

病気が潜んでいることも

ただしびれているだけなんだからたいしたことはない、と簡単に考えてしまう方もおられますが。手のひらというものは日常の中で圧迫してしまうことは少ない部分。何もしていないのに手のひらがしびれる、ということは少ないので病気とまではいかなくても、何らかの不調が隠れている可能性は大きいです。

大げさなことは考えたくないと感じてしまうのは人の常ですが、あまりにも頻繁に起きるようなら病気の可能性を疑ったほうが賢明かと感じます。病院にかかるのは不安なものですが、早めに発見できれば対処の仕方の幅も広がりますし、問題なかった場合も安心できますよね。

代表的な感覚異常とは?

指がピリピリ、チクチク

手のひらのしびれ方というのも人によっていろんな感じ方をするものですが、代表的な感覚と言うのは指先がピリピリちくちくするというもの。正座をしたときに足がしびれた感覚というのが、もっとも分かりやすいものなのではないでしょうか。

触ったらジンジンする、もしくは触れても触られている感覚が薄い。など人によってはいろんな感じ方があります。手のひらのしびれが気になる方は、自分のしびれ方はどんな感じのものなのか、しっかりと把握しておくことも必要です。しびれ方や指がうまく動かないなど、症状によって原因も違うものが考えられます。

しびれと痛みの関係性

しびれの前に痛みが起こる

まず痛みが出てから次にしびれが起きるため、痛みがしびれの前兆と言われていますし、その関係性も指摘されています。脳疾患から来る症状以外では、しびれが気になっている方は少し記憶を探ってみてください。今しびれている場所に以前痛みを感じたことはありませんか?痛みの次の段階がしびれになるので、そこからこれ以上の段階に進まないように病院にかかる、生活を見直すなどの何らかのアクションが必要になってきます。

手のひらがしびれる病気の例

肘部管症候群

この疾患の特徴は「親指から中指にかけては痺れない」「薬指半分と小指が痺れる」「指がちゃんと伸ばせない」「夜間、早朝に痺れが起こることが多く、激しい痛みを伴うこともある」です。

小指側に痺れが出る場合、肘部管症候群が疑われます。この疾患は「尺骨神経」と呼ばれる肘の周辺にある神経が圧迫されることによって、小指側の痺れが出る仕組みとなります。その際、肘を曲げることによってもさらに圧迫されるようで、ひどい痺れが現れる場合もあります。

この肘部管症候群での痺れの原因は、肘部管と呼ばれるトンネル様の場所で神経が圧迫されることによるものです。今は「変形性肘関節症」による原因がいちばん多く、骨間が狭まったり骨自体の変形が主な理由だと言われています。30代以上の男性に多く見られるもので、利き腕に症状が出ることが多いです。

はじめは少しの痺れを感じる程度でも、放置していると手のひらを動かす筋肉に、脳からの信号が送られず親指や小指の付け根の筋肉が痩せてしまいます。そうなると、物をつまむなどの細かい動作が難しくなったり、指の曲げ伸ばしができなくなる可能性もでてきます。

胸郭出口症候群

特徴として「中指から小指にかけての違和感」「慢性的な肩こり」「重いものを持つと悪化」があります。

しびれだけでなく腕全体がだるく重い場合やひどい肩こりがある場合は、「胸郭出口症候群」を疑います。この場合、神経や血管を圧迫するのは、肋骨周辺や鎖骨の筋肉だと言われています。女性では、なで肩の人に症状が出やすく男性でも、斜角筋や小胸筋を鍛えている人は症状が出やすいと言われています。

鎖骨や肋骨などの胸周りの神経が圧迫されていることには変わりありませんが、箇所により別な名称で呼ばれることもあります。この疾患の特徴は、同時に血行不良が起こることが多いのですが、腕を上げると手のひらが白くなるような血行不良を併発していることがわかるので、簡単に見分けることができます。

ひどくなると耳鳴りやめまい、後頭部から耳裏にかけてのしびれが出ることもあります。マッサージなどでも軽減される場合がありますが、骨格がゆがんでいる場合などもありますので、病院での施術をお願いするのが一番です。

手根管症候群

この疾患の特徴は、「夜間、早朝が多い」・「親指から中指の半分に痺れを感じる」・「薬指と小指にはしびれが起こらない」です。

手のしびれの中で、代表的な病気の一つが「手根管症候群」です。手のひらの神経は、手のひらから手首に向かって一つに束ねられ、手首にある「手根管」と呼ばれるトンネル様になっている場所を通りますが、手のひらの神経(正中神経)が、このなかで圧迫されることにより、しびれや痛みが出たり、指が動かしにくいなどの症状が現れます。

手根管症候群の場合、薬指と小指は手根管の中を通らないためしびれの症状は出ませんが、親指から中指半分が手根管神経を通るため、その部分が圧迫されしびれの症状が出ることがわかっています。ただ圧迫される原因や理由は何なのか、は不明のことが多いようです。

ですが多くの場合女性に見られる病気であり、妊娠、出産と関連して症状が出ることが多いので、女性ホルモンの影響が考えられるのでは、と見られています。何よりも手を酷使することによって症状の悪化が進むことが多いので、手根管症候群と診断された場合は無理をしないことが一番です。

朝の寝起きにしびれる場合は?

10分以内に収まる場合

朝起きた瞬間に手のしびれを感じたことはありませんか?10分以内にしびれが取れる、動いている間に次第に良くなってくるなどの場合は血行不良による痺れだといえます。寝ている間の血液の循環がうまく行われないことによって、しびれの症状で出ているので何日も続いてしびれる等のことがなければ、寝相の問題と考えられます。

疲れすぎていて泥のように眠ってしまった場合など、寝返りをほとんどせずに一晩からだの下に腕が挟まれていた、そんな場合のしびれだと考えることができます。これも体がつかれきっているよ、という体からのサインともいえるので充分な休養が必要かもしれませんね。

10分以上続く場合

朝起きたら、手や足がしびれている、またはいつまでたってもしびれが治まらない、いつもと違ってものの見え方がおかしい…などは、脳梗塞や脳腫瘍などの重い脳疾患に関わっている場合が考えられます。しびれ方もはっきりしたものでなく、何かの膜を通して触っているような弱いものだそうです。

これらの症状のいずれかが同時に見受けられた場合は、脳疾患の疑いがあるので早めに医療機関を受診してください。

またいつまでたってもしびれが取れないなどの場合、糖尿病の初期症状である可能性も。たかがしびれと考えてしまいがちですが、いつもと違うというのは体からの異常のサインです。早急に病院にかかりましょう。どんな病気も早期発見が何よりも大切です。

手のひらのしびれを和らげるツボ

少府

寝相や血行不良の手のしびれの場合や、病院にかかった後もすぐには治ってくれない場合もありますよね。たかがしびれといってもわずらわしく困ったものであるのは同じとこ。しびれが取れやすくなるツボをご紹介していきますね。ちょっとした時間にでも簡単にできるので、ぜひ覚えておいてください。

手のひらの外側、小指側にある「小府」と呼ばれるツボ。軽く手を握ったときに小指の先があたる場所になります。反対の手の指で痛気持ちいいと感じるくらいの強さで押しましょう。小府にはほかにも動悸、息切れ、顔のほてりにも効果があるといわれています。

まとめ

手のひらのしびれに関してご紹介してきました。ちょっとしびれているだけだしたいしたことはない、と考えてしまいがちですが、いつもと違うと感じられることは体がここがおかしいよ、と教えてくれているサインだと考えましょう。

なかなか忙しくて病院に行く時間がない方も多くおられるでしょうが、体が健康であることは何より大切なことではないでしょうか。痛いところや不便なところを放ったままでは、楽しいことも目一杯楽しむことができませんよね。一つの目安にしてもらえればと考えます。健康的に毎日を楽しく過ごしてくださいね。