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黄体機能不全って何?11の原因や症状とは!病院での検査や治療に基礎体温の詳しい見方からおススメサプリまで幅広く紹介!

黄体機能不全という言葉を聞いたことがありますか?患う人は多く、放っておくと不妊の原因にもなっていると言われる症状です。原因については明確になっていない部分も多いそうですが、基礎体温表から発見できる可能性も高く、病院での検査や治療方法もあり、日常生活での改善や予防もできると言われる症状です。そんな黄体機能不全の原因や症状、検査法や判断基準、予防改善や治療方法、おススメのサプリメントまでご紹介します。



黄体機能不全の症状・原因・改善法

黄体機能不全とは黄体からの黄体ホルモン(プロゲステロン)分泌が不十分な状態のことを言います。黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が少ないために、受精卵を受け入れる準備が整わず、不妊症の原因にもなるそうです。

黄体機能不全になる明確な原因は確定されておらず、さまざまな原因が関与していると言われていますが、病院で検査することも治療することも可能な症状です。

また日常生活に気をつけることで、症状の改善もはかれると言われています。

そんな黄体機能不全について症状や原因・改善法や治療法など、これから詳しく見ていきましょう。

黄体機能不全の症状

まずは黄体機能不全にはどのような症状があるのか見ていきましょう。

黄体ホルモンの不足

黄体ホルモンについてふれる前に、女性ホルモンを簡単にお伝えします女性ホルモンは、丸みを帯びたからだや、柔らかい皮膚など、女性が女性らしい体つきを保つため、また妊娠目的のために分泌を調整し、その分泌量の急激な変化は、体がその変化に追い付こうとして、身体だけでなく精神面でも不調を引き起こしたりします。

女性ホルモンにはエストロゲンと呼ばれる卵巣にある「卵巣ホルモン」と、プロゲステロンと呼ばれる「黄体ホルモン」があります。今回は「黄体ホルモン」が正常に分泌されない、「黄体機能不全」についてお伝えしたいと思います。黄体ホルモンとは、卵巣にある卵子を含んだ卵胞が排卵後に変化したものを「黄体」と呼び、そこから分泌されるホルモンです。

黄体ホルモンは、受精卵がいつでも着床しやすいように、子宮内膜を柔らかくするように働きかけ、受精卵を受け入れる準備をします。この黄体ホルモンが、加齢などにより正常に分泌されなくなることがあります。

この場合体の不調として、筋肉の緊張、短期になる、不安を伴う不眠症、病気としては、月経過多、子宮筋腫、子宮内膜症、無月経、子宮出血などの症状を引き起こします。妊娠と深い関わりのある黄体ホルモンですが、卵巣ホルモンの分泌が多くなると、それを抑え甲状腺機能不全や、子宮がん、乳がんを防ぐ働きもしています。

これらの症状から、加齢と共に分泌が減少する黄体ホルモンが、若くして減少するということは、不妊につながることが考えられます。これには黄体機能不全が考えられ、子宮内膜に受精卵が着床できない、着床に至ってもそれを維持することが出来ないことから、初期の段階での流産になってしまします。この場合は排卵誘発剤使用後に、黄体ホルモンの補充をするなどの、黄体機能不全から正常な状態へと、治療をしていきます。

月経周期が短い

月経初日から次の月経の前日までの日数(月経周期)は、25日~38日が正常範囲とされていますが、黄体機能不全の場合は、排卵後の黄体期(高温期)が安定して持続せず、極端に高温期が短いまま月経が起こってしまうことがあるそうです。

つまり、黄体期の正常範囲は11日から14日間ほどですが、黄体機能不全では黄体期がこの範囲より短くなり、その結果、月経周期自体が短くなるということのようです。

生理前出血がある

月経のとき以外に不正に性器から出血がある場合を「不正性器出血」と呼び、不正性器出血には「妊娠にともなう出血 」「 器質性出血 」「 機能性出血 」などがありますが、黄体機能不全の場合は、機能性出血に該当するようです。

機能性性器出血は、ホルモンバランスがくずれることによって起こるもので、黄体機能不全の場合は月経前に少量の出血が続くそうです。

これは、黄体機能不排卵後の黄体が早期に退行して、女性ホルモンが低下するためだと言われています。

妊娠しにくい

黄体ホルモンは”妊娠維持ホルモン”と呼ばれるほど、妊娠においてとても重要なホルモンだと言われています。

この黄体ホルモンの働きによって、子宮内膜が柔らかく厚みのあるふかふかのお布団のようになり、受精卵にとって居心地のよい環境にしてくれます。着床ができなかった場合は、お布団を片付けるように、月経となって体外に排出されます。

しかし、この黄体ホルモンが十分に分泌されていないと子宮内膜の形成がうまくいかず(薄くなる)、受精卵が着床しにくくなり、妊娠しにくい体になってしまうそうです。

また、このことを「黄体機能不全による不妊」といい、不妊症の約10%を占めていると言われています。

流産しやすい

妊娠22週未満の妊娠さんが妊娠の継続を中断してしまうことを「流産」と言い、さまざまな原因があると考えられていますが、そのうちの1つが黄体機能不全です。

うまく着床しても、妊娠を維持する黄体機能が悪く、黄体ホルモンの分泌が悪いとせっかく授かった命を流産する可能性があるそうです。

受精卵が着床しづらい(妊娠しにくい)だけでなく、流産しやすい可能性があるなんて、妊娠維持には黄体ホルモンの働きは欠かすことが出来ない重要な問題だと言うことですね。

黄体機能不全の原因

黄体機能不全の原因は多様で、断定しきれないとも言われていますが、およそ以下のようなものが原因であると考えられています。

ストレス

女性ホルモンはストレスの影響を受けやすいと言われますが、その理由の1つは、自律神経の調節や、意識や神経など、臭覚以外の働きに重要な役割を果たす、間脳の中の視床下部に、排卵に関わる内分泌の中枢があることがあげられます。

自律神経の中枢と、排卵に関わるホルモンの中枢が同じということで、精神面でスムーズに解消できないことや、体を休めることができない肉体的ストレスが影響し、卵巣ホルモンのエストロゲンや、黄体ホルモンのプロゲステロンの分泌にも大きく左右される結果となります。

冷え・血行不良

西洋医学には「冷え」というものはないと言われていますが、体の熱は筋肉が作り出すのですが、女性はその筋肉が少ないため、冷え性になりやすいと考えられています。

冷え性とは、極端に気温が低いわけでもないのに、皮膚の表面温度が低く、血の流れも悪くなり、手足が冷たくなります。生活の中で、動作がしにくく、冷えで寝つきも悪く、深い眠りにつけない状態のことを言います。

その原因は、自律神経が関係していて、血液の流れが悪くなっていると考えられます。自律神経は血管をコントロールしていますが、交感神経が副交感神経をより優位になると、血管が収縮し、血液の流れを低下させます。特に女性に多くみられ、ホルモンバランスが密接に関係していると言われています。

そして、漢方医学(東洋医学)では、体、特に下半身の冷えが不妊症原因であるという考えかたがあります。体が冷えると本来の機能を妨げるといわれています。

心臓より下にある下半身は、ふくらはぎの筋肉を使って、血液を上に流すため、ここが弱くなるとその機能も低下し、流れが悪くなった血液は冷めます。子宮は血液が多く集まる場所であり、冷めた血液により、卵巣・黄体機能不全が生じやすくなります。

消化器系の機能低下

漢方医学(東洋医学)は生殖能力の低下に「腎」の機能を重要視しています。「腎陽虚」というエネルギーが黄体機能不全に関係していて、腎のエネルギーが弱いと、生殖力の低下をきたし、卵胞の育成能力も機能が低下し、卵胞から黄体に変化できず、黄体機能不全という状態になると言われています。

漢方医学では、血液の流れや臓器からも、黄体機能不全に影響していると考えられています。「肝」も自律神経に影響を与えると言われています。気が滞る「肝鬱」のでは、些細なことが気に障るイライラ状態になります。

血液が体内をうまく循環することができない「於血」、疲労の蓄積や慢性疾患などで血液が滞るために起こる「血熱」、不規則な食生活、偏食、度を越した飲酒などで消化器系の働きができていない「脾虚」があります。

糖尿病

黄体機能不全と糖尿病の因果関係はまだ明確ではないとの指摘も見られますが、糖尿病などの全身性の病気が原因で卵巣機能不全になり、黄体機能不全の症状を示すという見方もあるようです。

ちなみに、糖尿病とは、膵臓から出されるインスリンというホルモンの作用が不足し、ブドウ糖を体内でうまく利用できなくなり、血液中のブドウ糖濃度である血糖値が高くなる状態(高血糖)が継続する病気です。

甲状腺ホルモンの異常

甲状腺は首の、のどぼとけの下にあり、蝶の形に似ていて、脳下垂体からホルモンを分泌しています。甲状腺から分泌されるホルモンには、新陳代謝の働きをよくする、交感神経の刺激や、胎児や子供の成長や発達にかかせないホルモンです。

黄体ホルモンに影響がある甲状腺の病気に、甲状腺機能低下症があります。症状としては疲労感、むくみ、便秘や月経異常などがあります。甲状腺の機能が低下するということは、代謝機能が低下し、体に影響を与えます。産後にも一過性の甲状腺機能低下症がみられることがありますが、治療にはいたりません。

甲状腺ホルモンと、女性ホルモンとは脳から指令を受ける場所も違いますが、ホルモンの働きとして、妊娠中は胎児へホルモンを運ぶ役割もあり、そこが異常をきたすと、黄体機能不全だけでなく、妊娠全般について、重要な働きをするホルモンであるといえます。

高プラクチン血症

出産をすると、母乳を出すために、「プロラクチン」というホルモンが分泌されます。このホルモンは、通常出産の時に、脳下垂体から分泌されますが、出産とは関係なく大量に分泌されてしまう、高プロラクチン血症という病気があります。

原因は、脳下垂体に小さな良性の腫瘍や抗うつ薬、向精神薬、降圧剤、睡眠薬、胃腸薬、非ステロイド性消炎鎮痛薬(NSAIDs)、経口避妊薬などの薬の副作用、甲状腺機能の低下などさまざまあるようですが、このホルモンには生理や排卵を抑える働きがあるため、黄体機能不全や排卵障害を招く原因になることがあるようです。

基礎体温表からわかる黄体機能不全

黄体機能不全かどうかには基礎体温グラフが欠かせないと言われるほど、基礎体温表から分かることがたくさんあるそうです。具体的にどのようなグラフになるのかご紹介します。

高温期が10以内

ほとんどの基礎体温表では、36.7℃以上を高温期の目安として、わかりやすく表示されていますが、人によって基礎体温が違いますので、ご自身の一定期間のデータで、高温期を判断されるといいと思います。先ほども述べたように、通常はこの高温期が11日~14日程度続くのですが、この日数が10日以内の場合、黄体機能不全を疑うそうです。

高温期が途中で一時的に下がる

通常、高温期は次の月経まで続きますが、高温期の途中で体温が急にガクッと下がったり、生理が近づくと体温が下がることがあり、このような場合、 医学的診断ではでは黄体機能不全が疑われます。

また漢方医学では、 人の体の構成の中で「気」を「陽気」と位置付け、西洋医学でいう「機能」に当てはめて考えます。高温期を保つことができない人は、陽気を満たすことができない、機能低下の状態であると考え、高温期に陽気を補う、機能回復をはかることが、体温を維持する上で大切です。

低温期から高温期の移行に時間がかかる

通常黄体ホルモンの分泌量は排卵後に増加し、低温期から高温期へ移行するのは1~2日程度で完了すると言われています。

しかし3日以上かかるなど、低温期から高温期の移行に時間がかかる場合は、黄体ホルモンの分泌が十分でないと考えられるそうです。

また、このパターンに当てはまる場合は、冷え症などのため、高温期に体温を上げようとする時、体の熱量が不足しているということが考えられます。東洋医学では「血虚」という血液が不足している状態をいいます。血液の不足は卵子の成長と、それに続く排卵を妨げ、結果、黄体ホルモンの分泌まで悪くすると考えられます。

低温期と高温期の体温差が0.3度未満

体温の低い時期(低温相) と体温の高い時期(高温相)の温度差は0.3~0.6℃ 程度が正常範囲とされていますが( 特に排卵後はプロゲステロンの 働きで体温は上昇する)、 その上昇幅が0.3℃以内である場合も黄体機能不全が疑われるそうです。

また、「無排卵月経」といって、黄体ホルモンが分泌されていない可能性が、基礎体温のグラフ上で読み取ることができます。グラフの低温期と高温期の差が0.3未満と、その差がわかりにくい場合、月経があっても排卵していないことが考えられます。

低温期が長い

なかなか排卵が起きづらい状態になっていたり、排卵が起こっていても、 排卵後に卵巣にできた黄体がうまく働かないことがあり、その場合は低温期が長くなるようです。

この場合も黄体機能不全を疑われ、高温期の長さと合わせて、その可能性を考えるようです。また、黄体がうまく働けていても、プロゲステロンに対する感受性が低い人の場合、体温が上昇しない傾向にあるそうです。(そのため低温期が長く感じられる)

黄体機能不全の検査方法

黄体機能不全の検査としては、プロゲステロンの分泌が正常かどうか調べるために、黄体期に血液検査を行って血中のプロゲステロン値を測定する方法と、さらに詳しく調べるために、黄体期の子宮内膜の組織検査をする場合があるようです。

ホルモン検査

卵巣機能の状態は、ホルモンを測定する血液検査で、診断することが出来ます。採血の時期のもこの検査には重要で、卵胞後期の卵胞ホルモンの数値で、排卵障害の有無を判断します。この検査で、何が影響して排卵障害になっているのか原因を突き止めることもできます。排卵障害の原因を判断することで、不妊症であるのか、不妊症であれば今後の治療方針の方向性も見いだせる、重要な検査です。

黄体機能不全に関わるホルモン検査を具体的にみると、黄体期(高温期)の中期(高温期7日頃)に採血をして、その時のプロゲステロン値により黄体機能を評価することができるようです。高温期7日目前後のプロゲステロン値が10ng/ml以上(標準基準値は20ng/ml以上)になっておりであれば正常と判断され、10ng/ml以下の場合は黄体機能不全が疑われるそうです。

黄体ホルモンは、成熟した卵胞が作られ、排卵されてこそ、正常に分泌され、受精卵の着床に至るのです。

子宮内膜日付診

細胞の組織を検査する、病理組織検査に「内膜日付診」という検査があります。子宮内膜の一部を採取して、着床可能な時期かを予測する検査です。子宮内膜が排卵後に大きく形を変えることに着目して施行されます。

具体的には、高温期(排卵後57日目)に子宮内膜を専用の器具を用いた「生検」と呼ばれる方法で採取して組織を検査し、成熟のずれがないか、着床に適した内膜かどうかを調べるようです。

黄体機能不全の治療法

黄体機能不全の治療には、排卵誘発剤を使用して卵胞の発育不全を改善するものと、排卵後に黄体ホルモンを補充して、黄体機能を維持するものなどがあります。それぞれがどのようなものなのかこれからご紹介しましょう。

排卵誘発剤

不妊治療として、排卵を誘発させるための方法は注射、投薬と排卵の状況によって治療方法も変わります。排卵はあるけれど、遅れたり、排卵がない月がある場合に投与される薬にクロミフェン、商品名は「クロミッド」「セロフェン」「フェミロン」があり、このような排卵状態の方には、高い効果がある薬です。

クロミフェンは、視床下部に働きかけ、卵巣刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)の分泌量のコントロールをさせ、分泌を促すことにより排卵する状態に持ち込みます。卵が成長しなければ排卵できません。クロミフェンは排卵より、卵を成長させるために投与される、という方が近いでしょう。クロミフェンを投与した周期の排卵は、成熟した状態であるといわれています。

黄体ホルモン剤

黄体ホルモンを補充する方法には、内服薬で黄体ホルモンを補充する方法と注射で黄体を刺激してホルモンの分泌を促す方法があるようです。内服薬の場合は、主成分がプロゲステロン、黄体ホルモンであり、補充することで、受精卵が着床しやすいように、子宮内膜の環境を整えます。着床後も妊娠状態が維持できるように働きかけます。

注射の場合は、黄体を直接hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)注射で刺激し、卵巣からの黄体ホルモン分泌を促す(内因性プロゲステロンを生産させる)ものが用いられているようです。

黄体機能不全の改善法

生活習慣や食事によって黄体機能不全の改善をはかることが出来るようです。どのようにすれば良いのか見ていきましょう。

冷えないようにする

冷えは万病の元、冷えは女性の大敵、なんてよく耳にしますが、本当にその通りで、全身の冷え(特に下半身の冷え)は卵巣機能をパワーダウンさせてしまいます。

子宮自体が最も冷えに弱い臓器と言われていることもあり、とても冷えやすい部分なので、食事内容や服装、生活習慣などに気をつけて冷えない用意をすることが重要です。

睡眠不足の解消

睡眠と女性ホルモンの分泌には深い関係がり、黄体機能不全の改善にも睡眠不足の解消が欠かせません。

特に、睡眠にはノンレム睡眠と呼ばれる深い睡眠とレム睡眠と呼ばれる浅い睡眠があり、これらが通常就寝中に繰り返されていますが、ホルモン分泌が活発になるのはノンレム睡眠なので、質の良い深い睡眠が大切です。

深い睡眠には、メラトニンというホルモンが関わっていて、このホルモンは日中はあまり分泌されず、夜の10時から深夜2時の間に最も多く分泌されるそうなので、夜10時まで(遅くとも夜12時まで)に就寝するのが良いでしょう。

マッサージする

漢方医学では目には見えない「気」と、「血」の循環をよくすることは、健やかな心と身体をつくるためには重要ととらえられていて、マッサージをすることでリンパや血流の流れが良くなり、黄体機能不全や生理トラブルなどにも効果があると言われています。子宮のあたりにある部分をマッサージして温めてあげるのも良いですし、足をマッサージするのも全身の血流が良くなり良いそうです。

整体や鍼灸院にいって、専門のマッサージや針を施術してもらうのもおススメですし、何よりも、自宅でこまめにマッサージされ、ホルモンバランスや自律神経のバランス、血流の改善をはかるのがおススメです。

はりきゅう治療は、血行をよくしたり、体の冷えを改善する作用があることから、自律神経を整えるのに効果があります。血行が良くなることで、交感神経、副交感神経が正常な状態になり、冷えの改善は婦人科の子宮筋腫、子宮内膜症などの疾患や、不妊症にも適した治療といえます。

適度な運動をする

適度な運動はストレスの発散や血行の促進につながり、黄体機能不全や女性ホルモンに関わるさまざまな不調に良い効果が期待できます。

ただし、ハードすぎる運動は、心身のストレス過多になってしまったり、体脂肪を減少させ過ぎてしまう可能性もあるので、ウォーキングなどの軽い運動が良いでしょう。

ウォーキングのような有酸素運動は、酸素を体内に取り入れることで脂肪や糖の燃焼を促進し、栄養を体の隅々まで行きわたらせることが出来ます。また、筋肉は最も代謝が大きい臓器なので、筋肉を増やすことが出来れば基礎代謝が上がり、さまざまな不調の改善につながるでしょう。

黄体機能不全を改善する食べ物

ナッツ類

アーモンドやヘーゼルナッツ、ピーナッツなどのナッツ類には、血流促進作用や生殖機能の維持に関わる効果が期待できるとされる「ビタミンE」や、イライラした気持ちやストレスを緩和させてくれるというビタミンB6が豊富に含まれており、黄体機能不全の改善に効果があると言われています。

ちなみにビタミンEは、不妊を防ぐ栄養素としてアメリカで発見されたそうです。さらに、胎児の正常な発育をサポートする栄養素であり、妊娠前から初期に摂取することが推奨されている「葉酸」もナッツ類には含まれています。

魚介類

いわしやサンマ、たらこにはナッツ類と同様にビタミンEが豊富に含まれているので、黄体機能不全の改善にも役立つと言えます。

その他にもイクラやうなぎには魚類の中でも豊富にビタミンEが含まれていますし、女性ホルモンの分泌・バランス維持には良質のタンパク質が欠かせないので、積極的に取り入れると良いでしょう。

野菜

かぼちゃやアボガド、ほうれん草などの緑黄色野菜にもビタミンEが豊富に含まれているので、黄体機能不全の改善に効果があると言えます。

なお、アボガドとほうれん草には、造血のビタミンとも呼ばれる「葉酸」も含まれています。

その他にも、キャベツやブロッコリーなどのアブラナ科の野菜は女性ホルモンの分泌を増やす働きがあると言われているので、黄体機能不全の改善にも効果が期待できるでしょう。

果物

果物は生のまま食べることが多く、体を冷やしてしまう危険性もありますが、りんごなど寒い季節にとれるものや寒い地域で栽培されたものを選ぶと、冷えにつながりにくいと言われています。

中でも「ザクロ」は、古くから「女性の果実」と呼ばれており、ビタミンやミネラル、女性ホルモンのバランスを整える”エストロン”に似た働きをする成分が豊富に含まれており、女性の更年期障害に関する症状の緩和や病気、老化の予防、疲労回復などに効果が期待されています。

また、干しブドウのようなドライフルーツは、消化が穏やかで急激に血糖値が上がらず、イライラした気持ちを沈めてくれるビタミンB6やむくみに効果のあるカリウムが含まれておりおススメです。

穀物

もち米には体を温める作用があるとされているので、冷えと深いかかわりのある黄体機能不全の改善に効果が期待できます。また、もち米には、神経の興奮を抑える働きがあり、筋肉の動きや骨の形成、便通に関わる重要なミネラル「マグネシウム」や脳の神経を正常にしたり、血行を良くする効果もあると言われています。

また、玄米には白米にはないほどの豊富なビタミンEが含まれています。ナッツ類の欄でも触れましたが、ビタミンEには、血行促進効果やホルモン分泌を正常に導く効果が期待できます。

特に玄米を発芽させた「発芽玄米」には、玄米よりも多くのビタミンやミネラルが含まれている上に、玄米の約3倍もの「GABA」というアミノ酸の一種である成分が含まれており、精神安定にも高い効果が期待できるとされていて、黄体機能不全の改善におススメです。

黄体機能不全におすすめのサプリ・漢方薬

黄体機能不全に効果があると言われているサプリメントや漢方薬もあります。厳選して4つご紹介します。

女性のミカタ

PMS(月経前症候群)の不調緩和や黄体機能不全の治療のためにヨーロッパでは古くから使用されてきたという「チェストツリー」と呼ばれるハーブと生理痛の緩和や情緒不安定やイライラなどに効果があり、生理中のホルモンバランスの乱れからくる肌荒れにも効果があるとされる「月見草オイル」をメインに調合されたサプリメントです。

他にもビタミンB1・B6・B12なども配合されており、むくみの予防や血行促進作用など、毎日の健康維持にも使えるサプリメントです。

オーガニックレーベル葉酸

妊婦さんの声から生まれたサプリメントで、妊娠中でも安心の100%無添加成分、天然由来の葉酸を400μg配合していて、妊娠中や産後に不足しがちなビタミン・ミネラルもたっぷり入っています。

極小サイズの錠剤で飲みやすく、女性ホルモンのバランスを整えてくれる作用が期待できるザクロやマカなども配合しており、妊娠中だけでなく、妊活中の女性にもオススメと言われるサプリメントです。

至宝三鞭丸

中国で歴代王朝専用の要薬として受け継がれ、門外不出の貴重な秘伝とされていた薬で、人参・大海馬・蛤かいなど約40味の動物・植物から調合されています。

至宝三鞭丸は性力の増強、滋養強壮に効果があるとされていて、漢方医学で言う「腎」の機能を向上させる働きもあると言われています。

血液・体液を滋養して血液循環を促進する作用などによって、代謝を活発にし、身体を温める作用があり、手・足・腰などの冷えがある人に効果があるそうです。

婦宝当帰膠

血液を補って体を温め、気の流れをよくすると言われ、中国で昔から「女性の宝」として重宝されてきた「当帰」と呼ばれるせり科の植物(生薬)をメインに配合されたものです。

他にも、オウギ・ブクリョウ・カンゾウ・党参(トウジ)が配合されおり、 これらの漢方生薬は、すべて胃腸機能を活発にし、当帰の働きをさらに引き出してくれるそうです。

まとめ

いかがでしたか?黄体機能不全は不妊の原因にもなり得ると言われていますし、ホルモンバランスの乱れはさまざまな体の不調を引き起こしてしまうので、放っておくのは良くありません。

症状が重度の場合や、すぐ妊娠を望む場合は内服薬や注射による治療を受けた方が良いそうなので、医療機関で相談しましょう。

早く気付けば薬の服用をしなくても治る可能性もあるそうなので(たとえ服用しても少なくて済む)、基礎体温表グラフをつけておくことも大切ですよ。

黄体機能不全は、基礎体温表から気づけることも多いですし、生活習慣や食事で防いだり、改善することが出来ると言われています。

だから、不妊になるかもしれないなどと怖がり過ぎず、早めに改善していってくださいね。