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顔だけアトピーは大人に出ることが多いの?自分で治せる?今すぐしたい対策法

アトピー性皮膚炎は全身にでるより、顔やひじやひざの裏側や首など粘膜が弱いところに頻発します。中でも深刻なのが、顔にできるアトピーの場合です。顔に出来てしまうと外にでるのも嫌になるほど症状がひどく現れます。顔にできてしまうアトピーはどんな原因から起こるのでしょうか?また突然起きてしまう顔のアトピーを治すことはできるのでしょうか?ご紹介していきます。



その顔の湿疹、赤みはアトピーかも?

最近顔がかゆくなったり、赤くなったりすることはありませんか?

「洗顔をした後に、なんとなく肌があれている。」「顔にぶつぶつができて、痒いからつい掻いてしまう。」「目の周りが痒くなって、ほっておくと赤くなってきたり、ついこすってしまう。」など顔の表面の皮膚トラブルは一度症状が出始めると、どんどん進行してしまう時がありますよね。

顔をよく見ると湿疹がでていたり、赤くなったりする症状が繰り返し起こるようであれば、もしかするとアトピー性皮膚炎にかかっているかもしれません。顔の湿疹がなかなか治らない方はアトピーかどうか鑑別して適切な治療をして、一刻も早く治したいですよね。顔のアトピーというのはどんな症状なのでしょう。そして原因は何から来ているのでしょう?治療も含めご紹介していきます。

顔にだけ出るアトピーとは?

1.大人になってからなりやすい

皮膚トラブルは色々ありますが、顔にだけ出るトラブルというのは見た目のことも気になりますし、どうして顔だけなのかも気になったりします。顔にトラブルが出やすくなるのは、主に体内の水分量が少なくなってきたり、年齢による体調の変化が激しくなる大人になってから、突然現れることもあるようです。

顔だけにでるアトピーの原因はさまざまなものがありますが、多くは乾燥によるものや何かに皮膚がかぶれることから起こることが多いです。症状は乾燥や肌荒れによる落屑(らくせつ)というフケのようなはがれた皮膚が現れることがあります。

2.顔にできる湿疹

顔にできるアトピーには、小さな無数の湿疹がもとで、寝ている間に掻きむしってしまうことから症状が悪化してしまい、しだいに治らなくなって同じ症状を繰り返すことがあるようです。例え湿疹がたくさん出ていなくても、ニキビのような大きさで痒みがある湿疹ができてくると、どうしても掻いてしまうことで更に痒み成分を体内から放出してしまいがちになり、治癒が遅くなってしまうことがあります。

顔にできる湿疹にはアレルギー症状から、単にかぶれたり、皮膚が乾燥しているというものまで色んな因子から湿疹が起こってきます。生活習慣が乱れると特に湿疹が現れやすくなります。

顔だけアトピーの症状は?

1.首から上に強くでる

大人になってから湿疹や、顔が赤くなって痒みが出てくる場合は、全身にそのような症状がでるのではなくて、主に首から上に強く症状がでます。首の横じわに沿って切れたような赤い線がでて、さらにそこからジクジクしたものが出てきたり、顔が人一倍赤黒くなってきて、乾燥やただれなど様々な皮膚トラブルが起こってくるのがアトピー症状です。

症状が強くなってくると、本当に首から上だけが赤黒くなってきて、見た目にもアトピーだとわかるようになります。

2.ニキビや吹き出物

ニキビや吹き出物が顔の部分、特に皮脂がデリケートになりやすい額や顔周り、頬やあごにでてくると、ちょっとしたニキビや吹き出物からでも、体調が思わしくないとあっという間に痒みが出てきてしまい、就寝時に掻いてしまうことで、症状が悪化する事があります。

ニキビや吹き出物がもとで、すぐにアトピーになることはありませんが、元々皮膚が弱かったり体質的に皮膚トラブルがひどくなり易い方は、ニキビや吹き出物がでてくることが発端で、顔全体が小さな湿疹のような皮膚炎をおこし、どんどん酷くなってしまうことがあります。出来ればこの時点で痒みを抑えるようにして、皮膚のトラブルが他に広がらないようにしましょう。

3.目の周りの痒みや赤み

顔でアトピー症状がひどくなり易いのは、皮膚が薄い目の周りや口の周りです。特に口元は、食べ物が口の周りについたりして、他の部位より刺激を受けやすい状態にあります。もとから色白で皮膚が赤く、赤ら顔の方は皮膚が弱い傾向にありますから、特に注意が必要です。

目の周りのアトピーでは、目を病気して目の周りをこすったりすると、その摩擦が皮膚の炎症を引き起こしたりするときもありますので、皮膚の弱い方は極力皮膚の表面を優しく扱うようにしましょう。

4.顔の皮膚のはがれ

アトピー症状がひどくなってくると、赤くなった場所から皮膚の下がただれて真っ赤になってきます。遠目でみても赤いのが分かるくらいひどい場合があります。そうなってくると、痒みも比例して強さが増し、顔だけ痒いはずが全身痒いような気持ちになるほど、痒みが強くなってきます。

掻く事で更に炎症が増して、痒みのループに入ってしまうことがあります。繰り返し皮膚を掻いていると、皮膚の表面が傷つくので、かさぶたのように皮膚が硬くなってきて、はがれおちるようになってきます。

5.掻くと皮膚がジクジクする

繰り返し掻いていると、皮膚の表面を修復する期間が与えられず、皮膚がもとに戻る間もなく次の炎症を起こしてしまうため、掻くとジクジクした浸出液やリンパ液がでてきます。浸出液やリンパ液は黄色みをおびた液で、これにバイ菌が感染すると悪臭を伴ってきます。不潔な手で掻きむしったりして、皮膚に傷をつけてしまうと、場合によっては傷が治らないこともありますので、感染にはくれぐれも注意しましょう。

顔だけアトピーの原因

アトピーの原因はさまざまな要因からなることが多く、コレといった原因がはっきりわかっていないのですが、考えられる原因は次のようなものが多いようです。

1.ストレスと睡眠不足

現代社会の問題の一つ、「ストレス」と「睡眠不足」は健康を維持していく上で、大きな原因となっています。仕事が忙しいだけでなく、サービス残業や休日がないなど抱える問題は常に山積みです。現状維持するだけでもストレスがかかってくるこの時代ですから、心配ごとが多くなったり、勤務の時の興奮状態が冷めやらぬまま頭が冴えて眠れなくなる睡眠不足も多いようです。

ストレスは心身にさまざまな症状をもたらします。皮膚のアレルギー症状はそんなストレスを身体が敏感に反応して、おこることがあります。また睡眠不足になると肌の水分調節やターンオーバーなども乱れて、身体が本来あるべき治癒する力などが弱くなってしまいます。

2.乱れた食生活

ストレスや睡眠不足に加えて、食生活の乱れはアトピーを起こす要因ではかなり多いかと思います。食生活では主に油っこいものと、砂糖を摂りすぎていると、たちまち皮膚に吹き出物やニキビができてきます。元々皮膚の弱い方は特にアトピー症状の発端になりやすいので注意しましょう。

普段から野菜が不足しがちの人は、めやすとしてタンパク質の3倍量の野菜を温野菜やスープやみそ汁の具で摂るようにしょう。特に皮膚に必要なビタミンBやC群を効果的に取り入れるとより効果的です。

また食事内容が加工品ばかりになってしまうと、身体によくない添加物を一度にたくさん身体に取り入れてしまうので、それが痒みをもたらす原因になったりしますので、できるだけ手作りで加工品を使用しない事も大切です。

3.汚れた寝具

皮膚に接触するものにも気をつけましょう。特に一日の多くを過ごしている寝具には、皮膚のアレルギー物質になるダニやハウスダストがたくさん住んでいます。ダニやハウスダストは多くの寝具にいるものですが、特にたたみの上に寝具を敷いていたり、ベッドの上に干さずに置きっぱなしの場合は、ダニの温床になってしまいます。

アレルギーの酷い方は、洗える寝具にするか、アレルギー専用の寝具に代えることも効果的でしょう。特に羽毛や羊毛などは毛にアレルギーを持ってしまう方もあるので、寝具選びは大切です。ほこりが立ちにくい寝具であることも重要です。皮膚が接触する枕やシーツなども、こまめに洗濯しましょう。

この時に洗濯する洗剤が合成洗剤や香料の多い柔軟剤を使用していると、皮膚に刺激が多くなります。なるべくせっけんを元にした天然素材の洗剤で洗うようにしましょう。包材裏面にせっけん素地と書かれてあれば、せっけん由来の天然の洗剤です。

4.化粧品

顔ばかりアトピーになる原因の一つに、化粧品が合わない事があります。若い時は肌も丈夫で健康なのですが、身体が弱ってきたりすると、皮膚トラブルが起きることがあります。化粧品のほとんどは、石油由来のものから出来ています。この他にも製品を安定するために、さまざまな防腐剤や添加物が含まれています。

こういった自然界にないような刺激の強いものは、時に肌あれの原因になったりします。

アトピー症状が激しい時は、化粧品の使用を控えるのがよいです。また顔を洗うのも皮脂や水分が飛んで行ってしまうと、アトピー症状がひどくなりやすいので、お湯で洗わずぬるい人肌以下の温度の水だけで洗ったり、洗顔後にしっかり保水をするようにしましょう。

保水より保湿をたくさんしがちですが、保湿は余分な脂肪分がでてくると、またそれがアレルギーの症状を悪化させる可能性があります。また化粧品が天然由来のものでも、アトピーが出る方はおられます。他の方が使用していてもご自分に合わないことがよくありますから、刺激の弱いタイプで、ご自分にあった化粧品を見つけるのが一番の解決策かもしれません。

症状が出た時の対処方法

1.乾燥時

アトピー症状がひどい時は、一番は化粧品や顔につけるものなどを中止する事が大切です。病院でもらっているステロイドの薬などを使用していたら、化粧をすることで反応して顔に色が残ったりすることがごくまれですがあります。

敏感肌用化粧品もありますので、成分をしっかりみてから使用するようにして下さい。中には天然素材と書いてあっても、他に防腐剤などがたくさん入っていることがあります。医薬部外品などは特に、成分表示の規定があいまいなため、購入時にパッチテストをおこなってみるなど、情報をうのみにしないでご自分で確かめられてから使うのが良いでしょう。

充分な保水と適度な保湿をすると、皮膚も落ち着いてくるようになります。皮膚がターンオーバーする日数は、年齢が上がるほどしにくくなります。ターンオーバーが完全に行われる前に掻かないようになんとか頑張っていくのが難しいことですが、とても大切です。

2.顔が痒い時

顔がどうしても痒くなってしまう時は、もしかすると髪の毛が顔にかかっていたりしませんか?髪を整髪料などで整えていると、その成分が顔にかかって刺激になることもあります。髪の毛がかかるだけでも、皮膚には刺激になってしまう方もあります。痒みが酷くならないように、髪を束ねたりしたり、整髪料をやめてみて、髪が顔にかからないようにしましょう。

他には寒暖の差が激しい時や、乾燥が激しい時など、変化に対応できずに皮膚がトラブルにみまわれて、痒くなってきたりすることもあります。よく炎症が起きている時は、おしぼりで冷やして炎症の火を抑えると痒みが減ってくるといわれていますが、また熱を帯びた時に痒みが増しますのであまりおすすめしません。

3.ジクジクして汁が出る時

顔が痒くて仕方がなくなり、掻きすぎてジクジクした汁が出てきてしまう場合は、炎症が起きている真っ最中です。そんな時に炎症を抑えるためには、先ずは専門医を受診することをお勧めします。専門医では、症状に合わせて、ステロイド軟こう薬などが病院で出されます。もしくはタクロリムス外用薬(プロトピック軟膏)がだされます。

ステロイド軟こう薬は使用をやめるタイミングがとても難しいのですが、急性期の炎症を抑えるためには、この軟膏がとてもよく効きます。ステロイドの多用を控えたい時でも、炎症が起こっている最中に、医師の指示なしに勝手に中断することは絶対にやめましょう。

顔だけアトピーのスキンケア

1.クレンジング・洗顔料・シャンプー

顔だけにアトピーができている場合は、化粧をしている場合はしっかりクレンジングで化粧を落としましょう。クレンジングや洗顔料、シャンプーリンスなどは合成界面活性剤不使用のものが低刺激です。一般に売られている製品はほとんどが界面活性剤をしようしています。合成界面活性剤というのは、水と油を分離するもので、天然ではなく合成で作られたものです。

なので、石油由来であったりしますから、肌にもよくありません。皮膚ですので蓄積することはほとんどないと思われますが、毎日使用しているとしっかり落とせない時などは、どうしてもそこから痒みがでたりかぶれたりします。スキンケア商品は本当に吟味して使用しましょう、安くても天然のもので使用感のよいものもたくさんありますので、アトピー商法に騙されないよう適切な商品を選んで下さいね。

2.保湿

顔だけのアトピーの場合、水分調節と皮脂調節がとても重要になってきます。水分はたくさん入れても問題ありませんが、保湿に関しては、余ってしまうとそれが原因でアトピーを酷くさせることもあります。保湿はリッチ成分のクリームタイプは基本的に避けた方がよいです。保湿も保水もシンプルなもので充分です。

特に保水をしっかりとして、保湿はその肌に入れた水分を逃さないようにあぶらの膜を張ってやる程度で充分機能をはたします。低刺激な化粧品でたっぷり肌に水分を入れこんで、保湿で肌を落ち着かせてあげる事がポイントです。

顔だけアトピーに似ている症状

1.脂漏性皮膚炎

アトピーによく似ているものでは、脂漏性湿疹があります。よく新生児の頭にたくさん皮脂がついてかさぶたのようになっていることがありますよね。こう言った症状が大人でもあります。脂漏性湿疹は、マラセチアという真菌(カビ)が皮脂を脂肪酸に分解していく時に起こる炎症が原因だそうです。

なので根本的に原因になるものが、アトピーとは違います。脂漏性湿疹は大人になってからは重症化しないとなかなか病院に訪れないようです。症状はアトピーととてもよく似ていて、かゆみや皮膚の赤み、頭皮や鼻の周りなどの皮脂が多い部分にでやすいです。

その他身体では、太ももの付け根などにも現れます。皮膚がベラベラとはがれてくる点が、アトピーとは大きく違います。ステロイド軟こうでも改善されない場合や、過剰にフケが出たりする時などは脂漏性湿疹を疑う必要があります。

2.化粧品かぶれ

アトピー症状と見間違えるような症状に、化粧品かぶれがあります。化粧品かぶれは顔全面が赤くなったり、部分的に炎症を起こしていたり、乾燥肌のようにかさついたりしてきます。これは肌に合わない化粧品を付けてそれに反応して炎症が起きていますが、この場合は原因になった化粧品の使用を中止すれば、かぶれはよくなってきますので、アトピーとは鑑別が可能です。

化粧品かぶれの原因は刺激とアレルギーが考えられます。化粧品が、自分の肌に予想以上の強い刺激だった場合は、炎症が起きてきます。アレルギーの場合は化粧品の中の成分の何かにアレルギー症状を起こしているので、その成分が何であるかがわかれば、次の化粧品を選ぶ時にそれを排除して選ぶことができますね。

まとめ

顔だけに起こるアトピー性皮膚炎についてのべてきました。いかがでしたでしょうか?

顔は見た目に関わる重要な部分ですが、とてもデリケートでどうかすると日中の日焼けでもアレルギー症状を起こしたりすることがあります。アトピーの原因はひとそれぞれです。環境や食事、水等は大きく影響しますし、便秘体質などでも悪化することもあります。

ですから一口に皮膚のトラブルでアトピーが起きているといっても、原因がみんな違っているので、個人でそれを模索しなくてはなおりが遅くなってしまいます。まして他の方の記述を参考にして同じ方法を取ったとしても、治ることが無いのもアトピーの難しいところです。

ストレスなしで過ごすことはほとんど困難なことでしょうが、毎日を健やかに過ごしていくことは多少なりとも可能ではないでしょうか。アトピーを治すことに必死になりすぎるとそれもストレスとなってしまいます。治るまでは相当の日数がかかることを覚悟して、できるだけ心身穏やかに過ごせると良いですね。