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股が痒い!痒みの原因や痒みを伴う疾患8つについて徹底解説!痒くならないための予防法も4つ紹介します!

恥ずかしいけれど、お股が痒いと困っている人は実は少なくないんです。外に出てしまえば、触ることができないために結構厄介な問題ですよね。痒みの原因となる疾患は色々ありますが、早く治すためにも、人にうつさないようにするためにも、恥ずかしがらずに病院に行ってみましょう。ここでは、どんな疾患があるのか、予防法などを紹介していきます。



股が痒い!どうしたらいいの?

なかなか人に言えない悩み、それは陰部のかゆみではないでしょうか。お医者さんにも言いづらいし、友達にも相談しにくいし。できれば自分の中で解決したいですよね。この記事では陰部のかゆみについてまとめてみました。

場合によっては、お医者さんにかかったほうが良い場合もありますので、ご自身のデリケートゾーンの症状をよく観察してみてください。

それでは早速原因から見てみましょう。

かゆみの原因って何?

不衛生な状態、皮膚のこすれ

陰部はデリケートゾーンといわれるように、大変敏感な部分です。生理やおりもの、汗によるムレや、下着のこすれなどによって引き起こされる場合があります。

陰部の湿気が多くなる、生理、おりもの、汗ムレなどは陰部の皮膚にとって、快適な状態ではありません。そのため、皮膚に刺激が行き、かゆく感じてしまうのです。

また、夏など特に湿気が多い時期に、パンツを取り換えなかったりすると、細菌も増えやすくなり、かゆみは増強するようです。下着の布があっていなかった場合でも、皮膚にこすれて動くたびに不快感を感じることもあるでしょう。

性交渉による感染

かゆみが慢性的に続く場合や、陰部から膿性のものが出てきた、陰部の形が異常、ただれている、といった症状がみられる場合、感染症の可能性があります。

陰部のかゆみの疾患で多いのが、性交渉による感染です。男性でも女性でも、見た目にはわからない感染症があります。その感染している人とコンドームをつけずに性交渉をすることにより、感染してしまうのです。

性交渉による感染といえば、全身に広がるエイズが有名ですが、陰部だけにとどまる性感染症は実は多く、問題となっています。感染症にかかっていると、妊娠し、出産する際に産道感染といって生まれてくる赤ちゃんに悪影響を及ぼす可能性も出てきますし、妊娠中にも細菌がおなかのほうに移動して最悪流産するケースも実際にあります。

たかが、かゆみと思ってしまいがちですが、実は体の悲鳴なのかもしれません。

温泉やプールなどでの感染

温泉やプールは水質が管理されているので、ここから感染するケースは非常にまれなのですが、水質が合わなかったり、管理が良い状態ではなかった等の理由で、陰部にかゆみを伴う場合があります。

特に温泉はお湯によってはさまざまな成分が含まれているので、それが刺激になる場合があるようです。また、人によっては毛じらみなどの虫に感染したまま、プールや温泉に入り、感染を受け取ってしまうこともあります。これらの虫や細菌は高温多湿を好むため、温泉やプールは彼らにとって最適の場所です。かゆみが激しいようなら、それらに感染した疑いがあります。

陰部のかゆみを伴う疾患

カンジダ性膣炎

カンジダ性膣炎は性感染症の中でも頻度が多い病気です。カンジダという菌が繁殖することによって、発症します。女性に多く、強いかゆみをともない、膣部から酒粕状の白いボロボロしたおりものが特徴的だそうです。陰部が真っ赤に腫れることもあるそうです。

男性の感染は女性から比べて少ないそうです。なぜなら、カンジダは、温かく湿った場所を好むので、外に出ている男性器では繁殖しにくいからです。しかし、男性が感染しないということはなく、感染した場合、亀頭から分泌物がでるそうです。

カンジダ性膣炎は、性交渉がなくても、体が疲れていたり、月経前、抗生物質を服用したりすることで、感染し、発症してしまう病気であり、誰にでも起こり得るといえます。

膣トリコモナス症

悪臭を放つおりものが出る。排尿時や性行為時に痛みや不快感を感じる。陰部のかゆみが気になる。これらの症状に当てはまる人は、膣トリコモナス症かもしれません。

膣トリコモナス症とは、トリコモナスという生物が繁殖することによって発症します。日本では女性が多く、男性の2倍感染しているというデータもあるようです。メトロニタゾールという薬を使って治療をします。防ぐにはコンドームが一番です。

性器クラミジア感染症

2007年には日本の高校生の約1割が感染しているともされ、若い世代に広がっている感染症です。日本の感染率は高く、不妊症の原因となります。性器クラミジア感染症は無症状のことも多く、またディープキスなどでも感染してしまう場合があるそうです。性行為、オーラルセックス、キスなどにより、粘膜に感染します。

男性の場合、感染部位はのどや、尿道です。女性では膣に感染します。放置しておくと、体内にクラミジアが進行し、男性では前立腺炎や肝炎、腎炎などが起こる場合があります。女性では、子宮外妊娠や急性腹膜炎、卵管炎、肝周囲炎などを引き起こします。

女性の場合は妊娠や出産時に罹患していると、生まれてくる赤ちゃんにも悪影響が及んでしまうため、特に注意が必要です。また、合併症の危険性も高くなります。

無症状が多いので、大変気を付けたい病気です。男性の場合は泌尿器科、女性の場合は産婦人科にかかりましょう。薬で治すことが可能なので、きちんと治るまで通院を続けてください。

淋菌感染症

男性の場合、排尿時や勃起時に激しい痛みを伴うことが多いようです。また、尿がぽたぽたと垂れるように、排尿の勢いが低下します。しかし、場合によっては無症状のこともあるようです。痛みを感じたら、泌尿器科へ受診することをお勧めします。

女性では無症状のことが多く、気づかれない場合も多いようです。しかし、出産時に赤ちゃんのほうへ感染するので注意すべき病気です。そのため、妊娠したら、検査をしてみるのも良い方法だと思われます。

性器ヘルペス

陰部の性器ヘルペスはヘルペスウイルス2型によるものが多いと考えられています。ヘルペスウイルスは一度かかると、体が疲れたりしているときに再発します。初感染では、潜伏期間を2~10日ほど要し、水泡やかゆみを発症します。治るのに2週間ほど要します。再発の場合、1週間前後で収まるようです。

接触性皮膚炎

接触性皮膚炎とは、アレルギーや光、薬などの刺激を受け、皮膚がただれたり、かゆくなったりする疾患です。陰部の場合、衣類や、コンドーム、生理用品、薬、下剤、坐剤、おむつなどがあげられます。該当する原因との接触を避け、炎症を抑える薬を塗るか服用することで抑えられます。皮膚科では、実際に接触させ、皮膚の反応を見ることで原因を究明します。

いんきんたむし

医学用語では白癬菌とよばれ、陰部では股部白癬と呼ばれています。股部から太ももの内側にかけて、皮膚がただれたり、色素沈着が起こります。原因は白癬菌と呼ばれる菌が原因です。通常強いかゆみを伴い、青壮年に好発します。陰嚢に至る例は少ないそうです。

毛ジラミ症

シラミは頭のイメージがありますが、シラミ症は3つに分けられます。頭に生息するのはアタマジラミ、衣服や下着に生息するのはコロモジラミ、陰毛に生息するのがケジラミです。ケジラミの体調は1~2mmほどで、性交渉によって感染します。

慢性感染者はかゆみはないそうですが、感染した患者は数週間で激しいかゆみに悩まされ、ケジラミの寄生に気づくそうです。激しいかゆみが出た場合、皮膚科に相談しましょう。

陰部のかゆみの予防法と治療法

湿気を取り除く

まずは、下着の中の湿気を取り除いてみましょう。下着を通気性の良いものに変えたり、女性であれば、おりもののための生理用品を使ったり、生理用品も通気性の高いものに変えてみましょう。

夏は特に湿気が高まるので、男性であれば通気性の良いズボンを、女性であればスカートなどはいてみてください。また布選びも大切です。綿は風通しがよいので、湿気を抑えてくれます。

湿気を取り除いて、しばらく様子を見ましょう。湿気を取り除くことで、細菌が住みにくい環境になり、いくらかかゆみを抑えられるかもしれません。

清潔を保ち、過剰に洗いすぎない

陰部が不衛生だと、垢やばい菌がとどまることになり、あせもや湿疹を呼び起こします。一日一回はシャワーを浴びるようにしましょう。また、汚い手で陰部を触るのは極力控えてください。

気を付けたいことは洗いすぎないことです。陰部はデリケートな部分ですから、過度に洗いすぎると、逆に皮膚への負担になります。スポンジをよく泡立て、丁寧に洗い、十分なお湯で洗い流してください。

女性へのおすすめは、陰毛を少しでも良いから整えることです。陰毛があるため、陰部が自分からはよく見えません。そのため、洗い残しが多く、お医者さんやパートナーが見ると、白い粕状のものでいっぱいだったというケースがよくあるそうです。陰毛を除毛することで、陰部がよく見え、清潔に洗うことができるようになります。

陰毛をそることに抵抗感がある人は多いかもしれませんが、最近は脱毛サロンで陰毛を処理する人が増えてきています。なお、外国では陰毛をそるのは清潔のためにも当たり前だそうです。ブラジリアンワックスがその一例です。

性交渉にはコンドームを使用

性感染症から自分自身を守るにはコンドームが最適です。コンドームがなければ、性感染症の感染は免れません。自身と相手のためにもコンドームは装着しましょう。

コンドームを装着することで、望まない妊娠を防ぐ、病気から自分を防ぐことができます。性感染症の中には、見た目がわからないものも少なくありません。挙児希望がないカップルはコンドームの装着を忘れずに。また、ゴムが破れていたなんてことがないように、しっかり確認しましょう。

市販薬を使う

皮膚のかゆみに対して、市販薬で収まる場合があります。筆者も陰部がかゆくなって、市販薬に頼りました。私が使ったのはオロナインでした。最初はスースーする感じがしましたが、すぐにかゆみが収まりました。オロナインはさまざまな皮膚の疾患に使えるのでお勧めです。

また、デリケートゾーンのかゆみやかぶれに特化した薬が小林製薬から出ています。フェミニーナ軟膏Sというものです。低刺激性で、べたつかず、雑菌の繁殖も抑えてくれるそうです。

ムヒで有名な池田模範堂からは、デリケートゾーン用としてデリケアという薬が販売されています。ムヒもかゆみ止めとして有名ですね。デリケートゾーンのスレやムレ炎症にW効果というキャッチコピーとなっています。

恥ずかしがらずに病院に行く

湿気に対して対策をしても、収まらない。清潔にしている。薬が手放せない。疾患に当てはまる症状がある。そう感じた方はなるべく早く病院に行って、一度診てもらいましょう。

男性であれば、泌尿器科、女性であれば、泌尿器科のほかに産婦人科を選択できます。デリケートゾーンなので、同性の方に診てもらいたいという希望があれば、まずは予約し確認を取って病院に行ってみてください。恥ずかしいと思うかもしれませんが、大丈夫。性感染症の患者さんは意外と多いです。

性感染症は誰もが隠したがるので、少ないように思われるだけです。しかし、言い換えれば、それだけ、性感染症はかかりやすい危険な病気ということ。薬を処方してもらい、再び感染しないよう努めましょう。

デリケートな部分だからこそ大切に!

なかなか相談しにくい陰部のかゆみ。工夫次第で防ぐことは可能です。慢性的に続くようなら、ぜひ一度お医者さんの受診を。デリケートゾーンは大切な部分ですから、なるべく早く解決してあげましょう。