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群発頭痛の原因は解明されていないの?ストレスや昼寝が痛みを引き起こすことも?!体内時計を意識した生活こころがけよう!

「目がえぐられるような」、「きりで刺されるような」と表現される群発頭痛の原因は、まだ解明されていません!でも、毎日のように襲ってくる群発頭痛はとても怖い病気です。まずは、群発頭痛の症状を理解し、日々の生活を改善することで、群発頭痛を予防しましょう!そして、薬物療法についても、理解を深めて、群発期には正しい処置をすることが必要です。群発頭痛の症状、治療法を徹底解説します。



群発頭痛 原因とは

群発頭痛は、耐えられないほどの痛みを伴い、群発地震のように、ある期間に集中して頭痛が起こるところからつけらています。一度痛みがあらわれると、毎日のように頭痛を起こすようになる危険な病気ですが、緊張型頭痛や片頭痛のように、頭部の血管の拡張と炎症が頭痛に関係していると考えられていますが、はっきりとした原因はまだ解明されていません。

しかし、いつも決まった時間に起こることから、群発頭痛の方は、生物が生まれながらに持っている、体内時計に何らかの狂いが生じているのではないかと推測されています。

まずは、群発頭痛の症状を知った上で、適切な対処方法と薬物療法を徹底紹介します。

群発頭痛の症状とは?

耐えられないほどの痛み

群発頭痛は、耐えられないほどの強烈な痛みが、短時間で頭の片側だけにあらわれるといわれています。季節の変わり目にはじまると、考えられています。個人差があり、人によっては「目がえぐられるような」「きりで刺されるような」と表現されるくらい強烈な痛みがあるといわれています。

また、20~40歳代の男性に発症することが多く、男性における発病率は女性の3~7倍と言われています。飲酒が発作を誘発することが多いため、発作期間中は禁酒することが望ましいと考えられています。

症状が出る頻度は?

一度痛みがあらわれると、ほぼ毎日決まった時間に頭痛を起こすと言われています。睡眠中に起こることが多いといわれていて、明け方に起こることも多いといわれ、その場合には痛みで目が覚めてしまうこともあると考えられています。

数週から数ヵ月の群発期間中、毎日出現する頭痛で、決まった時間に頭痛発作が起こるといわれています。しかし、その期間が過ぎれば全く頭痛は起こらないといわれています。起きた場合には短時間でキリキリと突き刺すような激しい痛みが起こると考えられています。

痛い場所は?

群発頭痛の強烈な痛みは、頭の片側の目の奥や周囲にあらわれるといわれており、その後、上あごのあたりや頭の片側へと拡がっていくと考えられています。さらに、眼の後ろ側で炎症を引き起こしているため、特に目の奥が痛むと、考えられています。

痛み以外の症状

群発頭痛の際には、涙腺のはたらきや瞳孔の大きさをコントロールしている神経が刺激されますので、以下にしめす、自立神経症状が頭痛と同側にともなうといわれています。

  • 目の充血または流涙
  • 鼻水
  • 眼瞼浮腫
  • 顔等の汗
  • 縮瞳、まぶたの障害

ストレスの場合

体内時計の狂い

群発頭痛は、目の奥の血管に異常、炎症が、生じるために発症すると考えられています。この目の奥の血管に炎症が生じる原因は、体内時計の乱れ、狂いが原因であるといわれています。

一日の体のリズムを刻む体内時計は、脳の視床下部に備わっていて、夜の睡眠や、朝の目覚めをコントロールしているといわれています。また、視床下部は、自律神経の調整を行い、さまざまなホルモンの分泌にもかかわっているといわれています。

三叉神経血管系の活発化

仕事や夜更かしなどで体内時計に乱れが生じると、その情報が視床下部から目の奥の血管を取り巻いている三叉神経に伝えられるといわれています。すると、三叉神経はその情報を誤って「痛みの情報」としてうけとり、炎症物質を放出すると考えられています。その結果、目の奥の血管が拡張したり、炎症を起こし、さらに三叉神経を刺激することにつながり、痛みが発生すると考えられています。

昼寝や睡眠不足の場合

昼寝の場合

群発頭痛の原因として、昼寝があげられます。昼寝は、体を休める行為だと勘違いしている方もおられるかもしれませんが、昼寝は、逆に自律神経を乱す行動になり群発頭痛を誘発することがあるといわれています。昼寝をすることで、夜眠れなくなったりして逆に睡眠不足になることも考えられます。疲れた時は、 眠らないで体を休めるだけにすることが望ましいでしょう。

睡眠不足の場合

睡眠不足も当然、群発頭痛の原因になってきます。先にのべましたとおり、睡眠不足になりますと、視床下部の体内時計が狂いだし、目の奥の血管を経由し、三叉神経の刺激につながってしまうと考えられます。睡眠不足に限らず、生活リズムが不規則になる行動は、すべて、体内時計の乱れの原因になり、群発頭痛の原因になると考えられるため、規則正しい生活を続けることが望ましいでしょう。

予防方法は?

アルコールを飲まない

群発期にアルコールを摂取すると、血管が拡張し、群発頭痛を高い割合で発症すると考えられています。また、飲酒後40分から1時間ほどたった頃に、群発頭痛が、あらわれやすいといわれています。群発期のアルコールは避けることが望ましいでしょう。群発期を過ぎれば、アルコールを摂取しても問題はないと考えられるので、群発期が過ぎるのを待ってから、アルコールを摂取しましょう。

睡眠時間を確保する

先にものべましたが、睡眠不足は、群発頭痛の原因になってきます。睡眠不足になると視床下部の体内時計が狂いだし、三叉神経の刺激につながってしまうと考えられます。睡眠不足に限らず、昼寝など、生活リズムが不規則になる行動は、すべて、体内時計の乱れの原因になり、群発頭痛の原因になると考えられるため、規則正しい生活を続けることが望ましいでしょう。

血管拡張薬を飲まない

群発期には、血管拡張薬を控えたほうがいいでしょう。なぜなら、血管拡張薬を服用すると、目の奥の血管が拡張し、炎症を発症することで、三叉神経血管系の活発化され、群発頭痛を発症し、痛みも強くなると考えられています。

気圧の変化に気をつける

気圧の変化は、血管を拡張させ、群発頭痛の引き金になるといわれています。特に群発期に飛行機に乗らなければならない場合には、医師に相談の上、少し強めの予防薬を処方してもらうことが望ましいでしょう。同様に、登山も気圧の変化で血管拡張につながりますので、群発期の方は、常に体内時計を気にして生活をすることが、大切だと考えられます。

動き回ろう

頭痛期には、頭痛発作が起きたら、まずは、深呼吸などをすると呼吸が多くなるので、酸素を取り込みやすくなり、発作が少し楽になるといわれています。とにかく群発頭痛の発作が起きたら、動き回り、積極的に呼吸をして、酸素を血液に送る効果を高めることが、大切だと言われています。また、動き回ることで、痛みから、気が紛れるともいわれています。

発作時薬物療法は?

スマトリプタン(イミグラン)の注射

イミグランは、エルゴタミン製剤に代わり、広く処方されるようになった薬で、国内初のトリプタン系薬剤であり、群発頭痛と片頭痛の治療薬です。群発頭痛の発作が起きてから、投与しても効果が期待できるという利点があるといわれています。

イミグランには錠剤、点鼻薬、皮下注射があります。群発頭痛には、即効性があるため、皮下注射が望ましいでしょう。錠剤、点鼻薬よりも効果が期待できるといわれています。しかし、副作用の強い薬剤と考えられていますので、服用の際には、医師に相談することが望ましいでしょう。

また、2008年より患者が、自ら打てるイミグラン自己注射キットが認可されました。医師の受診をした上で、キットを処方してもらい、自ら注射をすることが可能になっています。

リドカイン

群発頭痛の、薬物療法として、他にあげられるものとしては、リドカインがあげられます。リドカインは、表面麻酔をする薬であり、さまざまな部位の局所麻酔に使用されています。リドカインは、速効性もある強力な局所麻酔薬といわれています。神経を一時的に麻痺させ、痛みを感じなくする作用があると考えられています。

また、薬局で買える鼻炎用の点鼻薬に、リドカインが含まれているものがあります。たとえば「ベンザALスプレー」には、リドカインが、鼻炎症状に伴う鼻の不快感を鎮めるため配合されています。この薬を点鼻することで、同様の効果が期待できる可能性がありますが、使用の際には、医師に相談することが望ましいでしょう。

薬物療法以外は?純酸素吸入法とは?

群発頭痛の激痛は、鎮痛薬などを服用しても抑えられないことも多いため、薬物療法以外だと、「純酸素吸入法」が有効であるといわれています。純酸素吸入法は、医療用の純度100%の酸素をフェイスマスクを通して毎分7リットルを15分吸入する治療法で、たいていは酸素を吸入して5分ほどで痛みは軽くなってくると考えられています。これは、酸素により、拡張していた血管が収縮することから、痛みが軽減されるといわれており、発作が起きてから、できるだけ早く行うことで、より効果的だといわれています。

まとめ

群発頭痛の症状、治療法、いかがでしたでしょうか。群発頭痛は、いまだに原因が解明しきれていない病気です。ですが、徐々に作用等が解明されつつあり、薬物療法や予防方法も確率されつつあります。まずは、ここで紹介した内容を理解した上で、群発期に行っていけない行動は、行わないようにすることが大切だと考えられます。

また、群発期だけでなく、日頃から、ストレスをためない行動、睡眠時間をよくとるなど、体内時計を意識しながら、日々の生活を送っていくことが望ましいでしょう。