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耳から血が出た時はどうしたらいいの!?慌てないで!5つの原因とその対処法、気をつけることなど詳しく解説します!

耳からの出血、ちょっとびっくりしますよね!耳から出血した時、何が原因でどう対処すれば良いか分かりますか?そこで今回は、耳から出血した時の原因と症状、対処法や日常で起こり得る耳掃除で出血した時の対処法、耳と血行の関係を紹介していきます。



耳から出血!原因と対処法は?

大人でも子供でも、耳掃除をしている時に、誤って耳の奥をつついてしまって血や耳垂れが出たことありませんか?耳からの出血には、耳掃除や指を耳に入れたりなどの外部からの刺激と、細菌の感染や炎症などによる耳の病気が考えられます。

特に乳幼児は耳のトラブルが多く、自分の指で耳を傷つけたり、遊んでいる拍子に異物を耳の中に入れて傷つけたりなどの外部からの刺激による出血が多いと言われています。

出血しているのに無視して耳掃除を続けたり、すぐに治ると思い込み放っておくのは、悪化につながる可能性があります。そこで今回は、耳から出血した時の原因と対処法を合わせて紹介していきますので、いざとなった時にはぜひ参考にしてみてください。

出血の原因は?

外耳道炎

外耳道炎とは、耳の穴から鼓膜まで続く外耳道に、外部からの刺激で傷がつき、その部分から細菌に感染して炎症が起こることを言います。

一般に高温多湿の夏に多く発症すると言われ、夏は海水浴やプールに行く機会が増え、耳の皮膚を傷つけてしまう上に、高温多湿の環境で細菌が繁殖力を上げ、活動的になるためと言われています。

通常は放置していても1~2日で自然に治ると言われていますが、症状が良くならない場合や繰り返し発症してしまう場合は、耳鼻科を受診したほうが良いでしょう。

特に繰り返される外耳道炎は、糖尿病や免疫疾患などの別の病気の症状に見られる場合があると言われていますので、注意する必要があります。

急性中耳炎

急性中耳炎とは、鼓膜の内側にある空間、中耳が細菌に感染し、炎症を起こすことを言います。中耳と鼻の奥に耳管という細いトンネルがつながっており、風邪をひいた時などに鼻やのどで増えた細菌が耳管を通り、炎症を引き起こすと言われています。

急性中耳炎は特に乳幼児に多く発症しやすいと言われており、その原因は乳幼児の耳管が大人と比べて太く短いため、また、免疫力がまだ未熟なためと言われています。

急性中耳炎は風邪をひきやすい冬から春にかけて多く見られますが、他にも肺炎球菌やインフルエンザなどに感染した時も発症する場合があるそうなので注意が必要です。

慢性中耳炎

慢性中耳炎とは、急性中耳炎を繰り返したり、治りが不十分で、長期にわたって中耳炎がなかなか治らない状態のことを言います。

人間の耳は急性中耳炎がひどくなると、鼓膜に穴が開き、鼓膜の中にある膿を出すことによって、中耳炎を治そうとする働きをしますが、急性中耳炎になった時に適切な治療をしないと、鼓膜の穴が閉じなくなってしまい、慢性中耳炎の原因になると言われています。

外傷性鼓膜穿孔

外傷性鼓膜穿孔とは、耳掃除で使用する綿棒や耳かき、誤ってマッチ棒や鉛筆などで直接鼓膜を傷つけてしまったり、平手打ちされた時やスキューバダイビング、飛行機が降下している時などの過大な気圧の変化により、鼓膜が破れてしまうことを言います。

鼓膜は再生能力が高く、小さい穿孔であれば自然閉鎖しやすいと言われていますが、そのまま放置してしまうと感染症を合併してしまう場合もあり、重症例では外傷性鼓膜穿孔だけでなく、鼓膜の内側の耳小骨と呼ばれる骨が損傷している場合などがあるため、早めに耳鼻科を受診し対処してもらいましょう。

耳介血腫

耳介血腫とは耳たぶの皮下に血液が溜まり、耳の中に大きな血豆ができることを言います。柔道や相撲、レスリング、ラグビーなどのスポーツをしている人に多く見られ、摩擦刺激や打撲すると発症すると言われています。原因が分からず発症する場合もあるそうです。

発症直後で血豆が小さい時は、冷やすことで良くなることもありますが、基本は血豆に注射針を刺して血液を抜きます。血抜きを行うことで一旦は治りますが、スポーツを続けていたりすると、再度血液が溜まってしまうため、繰り返し血抜きを行う必要があると言われています。

耳介血腫をそのまま放置していると、細菌感染を起こして耳介が硬くなり血抜きなどの処置では治らなくなってしまいます。これを治そうと思うと形成的な手術治療が必要になるため、再々血豆ができるようなら何度も繰り返し血抜きをしたほうがよいと言われています。

耳介血腫の再発を防ぐには、耳介を圧迫固定する必要がありますが、自分で圧迫固定するには耳介の形が複雑なため、耳鼻科を受診し適切な圧迫固定方法で治療するようにしましょう。

どんな症状が起こる?

耳垂れが出る

耳垂れとは、耳から流れ出る液体、または液体が出てくる状態のことを言います。外耳道炎や急性中耳炎、慢性中耳炎を発症してる時に見られる症状です。

外耳道炎の場合は膿性の耳垂れが出てきて、急性中耳炎の場合は粘膿性の耳垂れが出ると言われています。また、慢性中耳炎は穿孔部分を通り外耳道へ流れ出ると言われています。

耳垂れに血が混ざる

耳からの出血は外耳道や中耳の傷や炎症が原因と言われています。耳からの出血が鮮血の場合は外耳道炎や外耳を傷つけたことによる外傷の場合が多いです。この場合は1~2日で自然に出血が止まると言われていますが、症状が良くならない場合は耳鼻科を受診するようにしましょう。

耳垂れに血が混ざる症状は多くは急性中耳炎が原因と言われています。中耳に膿ができて鼓膜を圧迫し、鼓膜が破れ、耳垂れと一緒に血が出てくると考えられております。耳垂れに血が混ざる症状が出た時は、放っておかず、耳鼻科を受診し適切な治療をしてもらいましょう。

また、膿状の耳垂れに血が混ざる症状は慢性中耳炎が原因と言われています。急性中耳炎を放っておいたり、適切な治療を行わなかった場合に慢性中耳炎となります。急性中耳炎を発症した時に耳鼻科を受診し、慢性中耳炎を防ぎましょう。

耳が痛い

耳の周りや外耳道の入口部分を押して耳が痛む場合は、外耳道炎が疑われます。耳掃除をした後に耳が痛くなった場合は、耳掃除中に誤って外耳道を傷つけてしまい、その傷から細菌が入り込んで炎症を起こしたと考えられます。

また、耳の奥が痛む時には外耳道炎や急性中耳炎、慢性中耳炎が考えられます。特に急性中耳炎や慢性中耳炎が急に悪化し、耳垂れが増えた時に痛みを引き起こす場合があると言われております。

聞こえが悪い

耳に何か詰まったような感じがあり聞こえが悪い、音がこもるような聞こえにくさがある場合は、中耳や内耳に原因があると言われています。

中耳が原因で聞こえが悪い場合、風邪などの病気による中耳の内圧変化が主な理由です。中耳と鼻の奥の耳管が鼻が詰まることで塞がれ、中耳に空気が送られなくなり、音がこもったように聞こえるのですが、急性中耳炎の時にもこの症状が出ると言われています。

耳の出血や痛みの対処法は?

外耳道に綿球を当てる

外耳道炎や急性中耳炎、慢性中耳炎の症状にある、耳垂れや耳垂れに血が混ざる場合、耳の穴から出てきた耳垂れは、湿らせた綿球やガーゼで軽く拭き取ります。

耳垂れの量が多い時は外耳道に綿球を当て、耳垂れが耳の外に垂れないようにしましょう。綿球が湿ってきたらこまめに取り換えてください。

耳を冷やす

外耳道炎や急性中耳炎、慢性中耳炎の場合、耳が熱くなったり、痛みが出る場合があります。その時は、冷たい水で濡らしたタオルを、耳の下や耳の後ろに当てて冷やすと痛みが和らぐと言われています。

病院を受診する

耳垂れや出血、耳の痛みなど、耳に何らかのトラブルが起きた際は慌てないようにしましょう。また、大したことないと放っておくと、悪化につながる危険性があるので、耳にトラブルが起きた時には早めに耳鼻科を受診しましょう。

夜間や休日にそのようなトラブルが起きてしまった場合、めまいや痛がる素振りなどがない限りは救急受診は必要ありませんが、様子を見つつ診療時間に受診しましょう。

対処中に気を付けることは?

入浴や洗髪は耳に水が入らないようにする

急性中耳炎や慢性中耳炎、外傷性鼓膜穿孔の時は、熱がなく、痛みも落ち着いていれば入浴できます。しかし、耳の中にお風呂の水が入ると感染がひどくなる場合がありますので、耳に水が入らないよう注意してください。

中耳炎がひどい場合には洗髪を控えたほうが良いですが、軽い場合もしくは外傷性鼓膜穿孔の時には、耳に綿球を当て水が入らないようにし、洗髪することも可能です。心配な時は耳鼻科の先生に指示を仰ぐようにしましょう。

耳垂れがある時はプールに入らない

外耳道炎や急性中耳炎、慢性中耳炎の時には、特に耳垂れがある場合に感染がひどくなる心配があるため、プールに入るのは控えましょう。耳の中に水が入らないように気を付ける必要があります。

また、外傷性鼓膜穿孔の時にも、プールに入るのは控えましょう。特に鼓膜の穴が完全にふさがるまでは控えたほうが良いでしょう。

耳掃除で出血した時の対処法は?

きれいな綿棒で血を拭き取る

出血が見えるところで小さな傷の場合は、きれいな綿棒で血を拭き取ります。その時強くこすったりすると悪化する可能性があるため、優しく拭き取りましょう。

しかし出血が耳の奥のほうで血が良く出る場合、綿棒で血を拭き取ろうとすると、耳の中の皮膚が薄くて傷つきやすく、悪化の原因になります。綿球を当て耳の外に流れ出ないように対処してから、早めに耳鼻科を受診したほうが良いでしょう。

綿棒を使って消毒する

出血が見えるところで小さな傷の場合は、きれいな綿棒の先に消毒液をつけて消毒すると治りが早くなります。この時も強くこすらず優しく消毒液を塗布しましょう。心配な時は耳鼻科を受診しましょう。

対処中に気を付けることは?

かさぶたは無理にはがさない

血が止まった後、自然にかさぶたができますが、かさぶたは無理にはがさないようにしましょう。耳の中のかさぶたはかゆみを誘うため、ついついひっかいてしまい、かさぶたがはがれ、耳垂れを起こしてしまう原因になります。

かさぶたができた時は自然にかさぶたがはがれるのを待ちましょう。はがれたかさぶたは耳垢となって自然に出てきます。どうしてもかゆくて我慢できないという時は耳鼻科を受診しましょう。

耳掃除は控えるようにする

自然にかさぶたがはがれるまでは耳掃除は控えましょう。かさぶたが耳の中にある時に耳掃除をしてしまうと、かさぶたを無理にはがすことになりかねません。上記でも説明したように、かさぶたを無理にはがすと耳垂れを起こしてしまうので、耳掃除はかさぶたが自然にはがれないうちは控えたほうが良いです。

耳と血行の関係とは?

耳はツボが集中しているため、耳マッサージをすると血行が良くなります。耳全体をもんでみたり、こすってみたり、引っ張ってみたりすることで、様々な体の不調を改善させる効果があると言われています。

特に耳の内側で脈打つような耳鳴りがある場合には、耳周辺の血管の流れが悪くなった時に聞こえるため、血行を良くする必要があります。体を温めたり、耳マッサージをして改善しましょう。

耳鳴りが改善しない場合や違う音の耳鳴りがする場合などは、自分で解決しようとせず、耳鼻科を受診して指示を仰いでもらったほうが良いでしょう。

まとめ

耳から出血した時の原因や症状、外耳道炎や中耳炎になった時の対処法、耳掃除で出血した時の対処法などを紹介しました。病気により症状が異なり、気を付けることについても分かっていただけたと思います。

耳からの出血は、放っておくと悪化につながるため、自分で解決しようとせず、早めに耳鼻科を受診して対処するようにしましょうね。