TOP > 部位から探す > 頭・顔 > 頭・脳 > 頭痛で目の奥が痛い原因とは?ツボを押したり冷やすのは 効果ある?吐き気などの4つの症状と対処法を紹介します!

頭痛で目の奥が痛い原因とは?ツボを押したり冷やすのは 効果ある?吐き気などの4つの症状と対処法を紹介します!

頭痛が起きると辛いですよね。しかも頭痛に伴って目の奥の痛みが現れたら、いったい何が体の中では起きているのかと不安になることでしょう。目の奥が痛くなる頭痛には偏頭痛や群発頭痛が疑われます。これらの頭痛には症状や背景に特徴があるので、ある程度ご自分でも症状からチェックすることが可能です。ここでは、目の奥が痛む頭痛に着目して詳しく解説していきたいと思います。



目の奥が痛む頭痛の正体は?

頭痛が起きた時に、目の奥が痛いという事はありませんか?その頭痛は何という種類なのか、判別できているのと、判別できていないのとでは対処法も変わってきます。痛みを早く取り除くには、その頭痛の原因に合った対策が必要です。目の奥の痛みという症状はある種の頭痛に特徴的なものであり、それぞれに対処することが可能です。

頭痛には痛み止めを飲めば良いと思っている人も多いと思いますが、頭痛の種類によっては別の薬を使うことで、より早く楽になることが出来る場合もあります。また、日頃の生活を見直すだけで頭痛から解放されることもあります。ここでは、目の奥が痛む頭痛の正体に迫りたいと思います。あなたの辛い頭痛の症状をここでチェックしてみましょう。

目の奥に痛みを伴う頭痛の種類

偏頭痛

偏頭痛はこめかみから目のあたりがズキンズキンと心臓の拍動に合わせるように痛むのが特徴的な頭痛です。名前のように片側だけ痛むこともありますが、両側が傷むこともあると言われています。

日常生活に支障が出ることもある発作性の頭痛であり、吐き気を伴う場合もあります。また、光に敏感になることもあります。目の奥が痛むかどうかは個人差があるようですが、目の近くの血管が拍動するため目の奥にズキズキとひびいて痛みを感じる場合もあります。

群発性頭痛

群発頭痛は目の奥がえぐられるような痛みが特徴の頭痛です。目の奥にある内頸動脈(ないけいどうみゃく:脳に栄養を送るための太い血管)が何らかの原因で拡張することによって起こると考えられています。群発頭痛は名前のとおり、ある一定期間に毎日のように発作が起こり、毎日一定の時間に起こりやすいといわれています。

「群発頭痛」と「心筋梗塞」「尿路結石」が三大痛とも言われているほど、痛みが強烈なものだといわれていて、別名「自殺頭痛」とも呼ばれることがあるほどです。

偏頭痛で目の奥が痛むのはなぜ?

偏頭痛で目の奥が痛むことがありますが、その理由はなんでしょうか。偏頭痛では、こめかみの周辺にズキンズキンと拍動性の痛みを感じます。これが目の周辺の神経に伝わって、目の奥が痛むことがあるのです。偏頭痛では血管の拡張が原因で神経が圧迫されてこめかみのあたりに痛みが現れるのですが、目の奥も脳の神経と繋がっているため、目の奥が痛く感じることもあるのです。

目の奥の痛み以外に現れる偏頭痛の代表的な症状

吐き気

偏頭痛では、頭痛に伴って吐き気がしたり、胃がムカムカすることがあるといわれています。

また匂いに敏感になる場合もあります。吐き気については個人差があるようですが、ひどい場合には制吐剤を使って吐き気を抑えたほうが良い場合もあります。

発作が起きた時は、無理に起きていないで安静にすることが大切です。暗い静かな部屋で横になって休むとよいでしょう。また、吐き気が強い場合は医師に相談して、専門の薬を出してもらうと安心です。

こめかみや後頭部の痛み

偏頭痛は、脳を包む硬膜の血管が拡張して、血管の周りの神経から痛みを起こす物質が放出されて炎症が広がって悪化する頭痛です。痛みが出るのは主にこめかみ辺りですが、肩、首筋や後頭部あたりなどが前触れ的に痛くなる人もいます。

偏頭痛の薬は前触れの症状が見られたら早めに服用することが大切といわれています。この、こめかみや後頭部の痛みが前兆反応として感じられる場合には、早めに対処するようにしましょう。

あくび

眠気をともなわない、生あくびが出ることがあります。あくびは食欲亢進や疲労感、感覚過敏といった症状と同じように、予兆として見られる症状の一つです。眠くないのに、やたらとあくびが出るという場合は偏頭痛の前触れかもしれないので注意しましょう。

光に敏感になる

光や音の強い刺激なども偏頭痛の原因になります。また、症状として、目の前にチカチカとしたフラッシュのような光やギザギザした光が見えたり、視野がぼやける「閃輝暗点」という症状が現れる人もいます。光がまぶしく感じる時は発作が起こりやすくなるので、眩しい場所では注意が必要です。

偏頭痛が起きる原因

偏頭痛が起きるのには何らかのきっかけや原因があります。次の原因に心当たりはありませんか?

睡眠不足や緊張状態からの開放

偏頭痛は緊張によって起きる緊張型頭痛とは逆に、心身のストレスや緊張状態から解放されたときに急に血管が拡張することが原因で起きます。例えば、仕事のないリラックスした週末などに「片頭痛」が起こりやすくなります。

睡眠不足や寝過ぎ、生理前や妊娠など女性ホルモンの変動、空腹、疲労、光や音の強い刺激なども、「片頭痛」の原因となると言われています。日頃から生活リズムを整えて、毎日一定なリスムで生活するようにしましょう。週末だからといって昼夜逆転したり、寝すぎるのは良くありません。朝から散歩に出かけるなど、適度な運動も心がけましょう。

熱めの風呂やサウナ

偏頭痛は血管が拡張することが原因となるため、温まりすぎると発作が起こりやすくなってしまいます。例えば、熱めの風呂に入ったり、サウナなどは偏頭痛をおこしやすくします。長風呂で温まりすぎるのもよくありません。頭痛が起こりそうだと感じたらシャワーのほうが良いでしょう。

眼精疲労

目の疲れは偏頭痛を悪化させる可能性があります。また、眼精疲労が関係する頭痛には偏頭痛だけではなく、緊張型頭痛もあります。眼精疲労は放置していると、血行不良を引き起こして偏頭痛など様々な頭痛をおこす原因となってしまいます。

多くの現代人は目を使いすぎている傾向にあります。会社ではPCをずっと見て仕事をして、帰ってからはずっとスマホを見ている…という人は要注意です。眼を休めるために、時々遠くを見るように心がけたり、PCやスマホなどを見る時間を減らすようにしましょう。

偏頭痛を予防するには

日常生活においては、頭痛の原因を避けることが大切となります。片頭痛は、過労やストレスによって起こりやすくなるので、規則正しい生活をするように心がけて自律神経を整えるようにしましょう。その為には睡眠もしっかりとりましょう。

また光によって誘発されることも多いので、まぶしい場所や騒音に気をつけましょう。サングラスを装着するようにしたり、混雑している場所を避けるようにした方が良いでしょう。

偏頭痛には食品も関係しています。例えば、チーズやワイン、チョコレートなどは偏頭痛を起こす要因となり得ます。個人差がありますが、自分が発作を起こしやすい食品をチェックして避けるようにしましょう。

偏頭痛が起きてしまった場合の対処法

偏頭痛が起きてしまった場合には薬を飲むこと以外にも対処法があります。セルフケアの方法を知っておくと安心です。

暗い部屋で安静にする

片頭痛は、体を動かして頭の位置を変えると痛みが増すのが特徴です。発作が起きた時は、光や音の刺激を避けて、暗い静かな場所で横になって休むようにしましょう。仕事中などで、横になれない場合は、椅子に座って安静にするだけでも良いでしょう。もし軽い頭痛なら、数時間の休養で治ることもあるので様子をみてください。

こめかみや痛みの患部を冷やす

偏頭痛の場合は、温めないで冷やした方が痛みが取れるといわれています。血管が拡張しているのを抑える為にこめかみの辺りや痛みのでている部分を冷却シートやアイスノンなどで冷やすと良いでしょう。

鎮痛剤を飲む

偏頭痛の発作が起きたら鎮痛剤を飲むのがやはり一番効果が早いです。市販薬の場合は解熱鎮痛剤となり、痛みが出てから飲むのが一般的です。市販薬でも効果があれば飲んでも構いません。

ただし、偏頭痛の場合は血管の拡張が原因であり、一般の痛み止めでは効果が不十分なこともあります。処方薬のトリプタン系薬剤は痛みを引き起こす根源である血管と三叉神経の両方に作用して、偏頭痛に特に効果があるお薬です。他にも予防薬などもあるので、市販薬では痛みが治まらない人は医療機関に相談することをお勧めします。

ツボを押す

薬がすぐに飲めないとき、飲むほどでも無いという場合には、ツボ押しも有効です。偏頭痛に効くツボは「風池」、「天柱」があります。

「風池」は、少し上を向いた時、背骨から上がって指が止まるくぼみと、耳の下を結んだ中間の地点にある2つのツボです。気持ちよくても痛くても、そのツボは熱がたまっていることを示しています。めまいや首こり、眼精疲労にも効くツボです。じっくり親指で押してみましょう。

「天柱」は「風池」よりも少し内側で下に位置しているツボです。後頭部の高く飛び出した骨下の部分から親指1本分離れた場所にあります。押すと強い痛みを感じるかと思います。両手で後頭部を包み込みながら親指を天柱のツボにあて、上に向かって少し痛いくらいに押してみましょう。

お金もかからないのに、ツボ押しは侮れません。どこでも出来るので、ぜひ取り入れてみると良いでしょう。スッキリと頭痛が和らぐのを感じられると思います。

群発性頭痛の特徴

群発頭痛は発生頻度は少ないタイプですが、痛みが強く特徴的な症状の多い頭痛です。

毎年決まった期間にほぼ毎日起きる

群発頭痛は名前の通り、群発期がある頭痛です。ある期間に集中して頭痛が起こるのが特徴的であり、一度痛みがあらわれると、毎日のように頭痛を起こすため非常に辛いと言われています。

痛みは一定期間続き、たいていは1~2ヵ月くらいは継続するといわれています。また、その後も半年から2~3年と、しばらく時間をおいてから、再び同じような頭痛に毎日悩まされるようになります。春先に出やすい人もいれば、秋頃に出てくる場合などもあり個人差があるようです。

片方の目の奥をえぐられるような激痛を伴う

群発頭痛は、心筋梗塞や尿路結石と並んで「三大痛」とも言われるほど痛みが強いのが特徴です。よく表現されるのが、「片方の目の奥をえぐられるような激痛」を伴うということです。他にも、キリで刺されたような痛みと表現されたり、非常に痛いので部屋をのたうちまわったり、壁に頭を打ち付けたくなるほどとも言われます。目の奥の痛みが非常に強く、群発的に痛みが起きているようならば群発頭痛である可能性があります。

男性に多い

また、群発頭痛の特徴としては、女性よりも男性に多いということです。偏頭痛は女性に比較的多いと言われていますが、群発頭痛は20~40歳代の男性に多くみられ、女性の4~5倍にも及ぶともいわれます。しかし、その理由はまだ解明されていないそうです。

群発性頭痛の誘因は?

群発頭痛ではアルコールがきっかけになり、飲酒後40分から1時間後くらいに発作が起こりやすいと言われています。このため、群発期にはアルコールは控えることが大切となります。他にも気圧や喫煙の関係が言われていますが、まだ明らかになっていない点が多い頭痛です。

群発性頭痛の対処法

辛い痛みの群発頭痛には次のような対処法があります。痛みが十分に抑えられていない場合には、他の治療法を検討してみると良いでしょう。

薬物療法

発作時(急性期)の治療薬としてはトリプタン系薬剤で効果が認められている人もいるようです。トリプタン系薬剤は主に偏頭痛の治療に使われますが、群発頭痛においても効果が得られる場合もあるそうです。非常に痛みが強い頭痛なので、市販薬では十分に痛みを抑えきれない可能性があります。医療機関を受診して処方してもらうことをお勧めします。

純酸素吸入法

鎮痛剤などの服用では群発頭痛の痛みは抑えきれない場合も多いといいます。その場合は、「純酸素吸入法」も有効だということです。純酸素吸入法は、医療用の純度100%の酸素をフェイスマスクを装着して、毎分7リットルを15分吸入する治療法です。だいたい5分くらいで効果がみられるようです。

群発性頭痛の予防法

群発頭痛は一定期間において毎日起きてしまう頭痛ですが、ある程度予防することも可能です。次の方法をご紹介します。

薬物療法

群発頭痛では、群発期には連続して発作が起きることがあらかじめ分かっています。そのため、発作期間中には、発作の起こりやすい就寝前にエルゴタミン製剤やトリプタン系薬剤を服用すると予防になるといわれています。

他にもカルシウム拮抗薬や副腎皮質ステロイドといった薬が医師の判断で予防的に処方されるケースもあるようです。予防薬についても医師に相談してみると良いでしょう。

禁煙や節酒をする

群発頭痛は、アルコールやタバコなどが原因になるといわれています。そのため、群発期間は禁酒をするようにして、喫煙もなるべく控えましょう。

ずっとお酒もタバコも止めなければならないのかというと、群発期間を過ぎればお酒を飲んでも頭痛は起こりません。お酒やタバコをやめられないという人は、群発期間以外のときに楽しんでおきましょう。

また、気圧の急激な変化も原因になります。登山や飛行機に乗る場合は、医師に相談して、あらかじめ対処法を確認しておきましょう。長期の旅行の前などは、準備をよくしておいた方が安心です。

群発性頭痛の場合は病院の何科を受診すればいい?

群発頭痛を疑われる場合には、神経内科や脳神経外科などを受診すると良いでしょう。群発頭痛はあまり患者さんが多く無いため、一般的な内科では十分なケアが受けられない場合もあります。また、神経内科などで頭痛外来を設置している場合もあります。頭痛外来では医師が様々な頭痛に精通しているので、相談すると頭痛の原因がわかる可能性が高いと思います。

まとめ

頭痛に伴って目の奥の痛みがある場合は、偏頭痛や群発頭痛の可能性があるということが分かりましたね。どちらも特徴的な頭痛ですが、自己判断では難しい場合もあるかと思います。

これら2つの頭痛自体は生命に危険をもたらすタイプの頭痛ではありませんが、頭痛には他にも生命が危険になるような病気が隠れている場合も考えられます。強い痛みや続く場合などは、専門医に相談して適切な対処をすることが、1日も早く頭痛から解放される近道となるでしょう。