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指が痛い!どんな病気?腱鞘炎が原因のこともあるの?整形外科を受診したい7つの症状やや皮膚科など徹底的に紹介します!

指に痛みを感じる原因はさまざまですが、なかには一見指とは関係のないような病気が原因で痛みが現れていることもあるんです。そんな指の痛みの原因となることもある病気と、受診してほしい病院についてをまとめました。



指が痛い…病気かなと思った

指や関節、手の甲や平など、手に痛みを感じることがあります。切り傷や刺し傷など直接的な傷があれば痛みの原因はすぐにわかりますが、なかには痛みはあるのに目で見ても異常がわからない場合もあります。そういった場合は、身体のなかで起こっている異常が影響している可能性もあります。

手の痛みの原因となっている病気によって、病院の選び方も変わってきます。ここでは、手の痛みの原因となる可能性のある病気について、受診してほしい病院ごとにまとめてご紹介します。

整形外科を受診したほうがいい病気

免疫機能の異常から起こる:関節リウマチ

高齢の女性の病気と思われやすい関節リウマチの症状の一つが「指が痛い!」と感じることです。朝起きると関節の動きが鈍くなる、痛くなる、腫れる、熱っぽいという症状が現れます。しかしながら明確な原因が分かっているわけではありませんので、長期間かけて治療計画を立て実行していかなければなりません。おそらく免疫異常であろうと考えられていますので、そのための投薬や抗炎症剤に抗リウマチ薬などを使うことになります。

リウマチの症状を感じたら、できるだけ早く診察を受けましょう。リウマチ専門の整形外科などもありますが、内科を受診して診察を受けることもできます。

神経が圧迫されることにより起こる:頸椎神経の圧迫

首と頭を支える骨のことを頸椎と言いますが、主に首を動かしたり、頭を動かすときにサポートしたりしています。そんな頸椎はC字のようなカーブを描いていますが、年齢とともに神経根を圧迫しやすくなり、手足のしびれ、痛みを伴うことがあります。もちろん症状は人によって違いますから、全く感じないという人もいれば時々何かの折にしびれる、痛むという人もいます。重度になれば常にひどい痛みを感じる人もいるでしょう。

ただ自然治癒することが多く、放っておいても特に問題ないと言われているのですが、日常生活に支障がでるような痛みや腫れ、熱感があるようなら病院を受診しましょう。時には手術が必要なこともあります。

尿酸が刺激することにより起こる:痛風関節炎

痛風による症状としては足の親指の付け根などに痛みを感じやすいと言われていますが、手の関節にも痛みなどの症状が現れることがあります。この場合は痛風の治療を行う必要があります。特に痛みもひどくないから、手や指は動くからと放置していると繰り返し発作が起こるようになります。

最初の痛風発作の7割は足の親指で起こると言われており、反復性が高いのです。そして放置することで症状はどんどん進行し、慢性関節炎のような症状にいつながることもあります。また、尿路結石などを起こすこともあるので、症状に気づいたらできるだけ早く整形外科などで治療を受けましょう。

治療には、関節の炎症を抑える薬や、尿酸値を抑える薬を用いることもあります。

関節包や腱鞘が変形することにより起こる:ガングリオン

腱鞘変性などにより皮膚の下の深い部分で袋のようなものができるのがガングリオンです。しこり、であれば皮膚のすぐ下にできますし、皮膚表面は特に変化がありませんが、ガングリオンはゼリー状の内容物からなる袋で、腱鞘だけではなく関節包の近くに連続してできることもあり病院で詳しく見てもらうよりほかありません。

発生場所の多くは手首ですが、痛みがほとんどなく放置する人も多いようです。若い女性に多いと言われており、特に20~50代の発症率が高くなっています。症状も様々ですから、神経を圧迫して痛むような場合や、袋が大きくなるような場合は皮膚科、または整形外科を受診しましょう。

指の使いすぎから起こる?:手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)

人には数多くの骨がありますが、手根管という手首と手のひら側の骨、じん帯に囲まれた骨もあります。手根管は指を曲げるための筋肉の筋が9本、それに神経がありますが、神経に常時圧力がかかっていると痛みを生じ、手根管症候群という病気を発症します。中年期の女性が多く発症すると言われています。

手の使いすぎで負担が過度にかかったことや骨折、また妊娠によって起こるむくみなどが原因と言われています。

もし日常生活を送る上で、人差し指と中指を中心としてみたときに親指の薬指側がしびれる、痛むというとき、朝とくに症状が強いというとき、寝ていると激痛に襲われ目が覚めるというときは手根管症候群かもしれません。

すぐに病院にかかればステロイド薬の注射などで済みますが、症状が進み、親指の付け根部分が痩せてしまうと作業も制限されてしまいますし、手術で神経を圧迫する原因を取り除くことも考えなければなりません。

指の使いすぎから起こる?:腱鞘炎

スマホの普及により歩きスマホなどの問題もありますが、同時に手や指を使う人が増えたことで腱鞘炎にかかる人も増えているようです。腱鞘炎は指を曲げるときに使われる腱鞘とう手のひら側の管と腱の間で炎症が起こる病気で、痛みを伴うのが特徴です。

よく使う親指や中指、薬指は特に痛みが出やすく、指の付け根あたりを圧迫すると圧痛があったり、関節が曲げにくい、可動域が狭くなる、しびれたような感覚異常が起こるという場合もあります。親指側の手根(手首)付近にも痛みが生じることもあります。

初期段階では手に負担をかけない生活を心がけ、抗炎症薬などによる治療が勧められていきますが、症状が進むにつれ切開手術が必要な場合もあります。

指の使いすぎが原因?変形性関節症 へバーデン結節

45歳以下の男性に多く、55歳以上の女性に多く見られる変形性関節症は関節の痛みや腫れが続くことで関節の変形を伴う病気です。高齢者の罹患率は男性58%、女性68%となっており、重労働者や肥満が関係していると言われています。

この原因はいまだわかっていません。しかし、身内に変形性関節症を発症した人がいる場合や、年齢が高くなってくると発症しやすくなると言われています。また、特定の関節を使い続けるようなスポーツなどを続けている場合にも、発症することがあるそうです。さらに、年齢の高い女性に発症しやすいと言われています。

症状のなかには指の第一関節部分に痛みや腫れが強く現れる「へバーデン結節」というものもあります。変形が進んでしまうと、痛みなどが弱まったり、消えていくという特徴があります。

治療では、薬によって痛みや腫れを和らげたり、関節の機能改善を行うことがあります。また、運動療法によって関節の可動範囲を広げることや、周りの筋肉を鍛えることも効果があると言われています。

末梢神経外科・循環器科・内科を受診したほうがいい病気

タバコが原因?細い動脈の炎症から起こる:バージャー病

バージャー病は血行不良による疾患ですが、なぜ血行不良になるのかと言うと、動脈の血栓が詰まる、血管の内側を狭くしてしまうことで起こります。しばらくは症状が自覚できないこともあるようですが、次第に手足にしびれ、痛みを生じるようになり、体を動かさなくても感じるということがあります。

この疾患はタバコを吸う男性に多いと言われており、喫煙によって血管が収縮してしまうことも関係しているのではないかと言われています。しかし、バージャー病のはっきりとした原因は分かっておらず、国の難病に指定されています。

予防方法としては、タバコを吸わないことが挙げられます。また、適度な水分摂取や運動なども大切です。症状が現れてしまった場合は、循環器科などを受診しましょう。

血管の異常な収縮から起こる:レイノー病

冷えたときに肌の色が変わるという経験をお持ちの方もいるかと思いますが、手足の冷えがひどくなる状態も含めてレイノー減少と呼ばれています。原因は動脈の過剰収縮により起こる血行不良です。ときにはしびれや痛みなどを伴うこともあります。この病気はとくに体力の弱い若い女性に発症しやすいと言われています。

レイノー病の原因は今現在も明確に判明していません。ただし、血管の伸び縮みには自律神経の働きが関係しているので、疲れやストレスなどによって自律神経系統に異常が起きると発症する場合もあるのではないかと言われています。

治療では、血管を拡張する薬や血小板凝集を押させる薬などを用います。また、レイノー病の

予防対策には、手足を冷やさないことです。たとえば冷たい水に触れない、手袋を着用するなど考えてみましょう。ストレスなども関係していると言われているので、ストレスを溜めこまないよう休息などを取り入れることも大切です。

レイノー病に似たものに「レイノー症候群」という疾患もあります。レイノー病は原因のわからないものを指しますが、レイノー症候群は動脈硬化や末梢神経炎、膠原病など原因となる疾患があるものを指します。レイノー症候群の治療では、原因となっている疾患を治療することが必要となります。

血管が詰まることにより起こる:糖尿病による合併症

糖尿病の合併症はさまざまですが、血糖値が高い状態が続くことによって神経障害が起こり、手や足にしびれや痛みを感じることがあります。糖尿病による神経障害は合併症のなかでも一番早く現れると言われています。

また、糖尿病によって感覚神経に影響が現れて、虫が這っているように感じたり、症状が広がって視力などにも異常を来たすこともあります。

血糖値が高く、糖尿病の合併症によって手の痛みやしびれが起こっている場合は、糖尿病の治療を行う必要があるので、内科を受診することをおすすめします。

皮膚科を受診したほうがいい病気

アレルギー性の皮膚炎:手湿疹

手湿疹は別名、主婦湿疹と呼ばれるほど、主婦に多く見られる症状です。

手湿疹の原因は主に3つあります。原因の一つとして挙げられるのは、外部刺激です。洗剤や水、お湯などに触れることで手の表面を保護する菱膜が剥がれ落ちてしまい、どんどん減っていってしまうのです。ほかにもキーボードや紙に触っただけでも手湿疹の症状が進むことがあります。

2つ目は手のバリア機能が低下することです。手は顔や腕などと違い毛穴が少ないため、皮脂の分泌量がほかの部位に比べて極端に少なく乾燥しがちです。皮脂によって肌が守られないと乾燥が進み、湿疹、かぶれの原因となるのです。

3つ目はもともとの体質です。肌が刺激などに敏感な場合や、もともとアトピー性皮膚炎などの体質の人の場合、手湿疹が起こりやすくなると言われています。

症状が現れやすいのは利き手のほうで、親指、人差し指のひび割れに小さな水疱ができるようになり、やがてかゆみや痛みが生じるようになるでしょう。手湿疹の原因となる繰り返される刺激は表皮の角質に影響を及ぼし、手の皮膚の厚みはどんどん削られていってしまうのです。

手湿疹の場合は皮膚科を受診しましょう。手湿疹の治療では、湿疹を抑えるために、ステロイドを含んだ外用剤を使用することが多いです。ステロイドは長期的に使用すると皮膚を薄くしてしまうなどの副作用もあり、またステロイド外用剤を使用したからと言って手湿疹が完治するわけではありません。しかし手荒れの症状を抑える効果があり、有効性も立証されている薬なので、症状に合わせてステロイドの強さなどを選べば、正しく使うことができます。

また、内服薬として、かゆみを止める作用を持つ薬を服用する場合もあります。手湿疹は時にひどいかゆみを伴いますので、睡眠中に引っ掻いてしまうこともありますが、そのような場合にも効果的とされています。

セラミド減少や遺伝で起こる:アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは、かゆみや赤みのある皮疹、湿疹などが現れる症状です。皮疹は慢性的に起こりやすく、慢性化するとかゆみも強くなり、皮膚にしこりのようなものができることもあります。また皮膚の表面が厚くなったり、色素沈着によって皮膚の色が黒っぽくなることもあります。

診断が降りる基準は症状がどのくらいの期間続くかです。乳児は2ヶ月以上、幼児、成人の場合は半年以上とされています。

原因を考えたとき「遺伝」と思う人もいるでしょうが、正確には親からの遺伝でアレルギー体質であるということです。さらに皮膚を保護するためのセラミドが少なく、皮膚の保護作用が弱いということも原因として挙げられます。また、ダニや花粉、動物の毛などが影響してアレルギー反応が現れることもあります。

治療ではアトピー性皮膚炎の症状の原因を調べ、炎症やかゆみを抑える薬を使用したり、保湿剤などによって皮膚のバリア機能を高める方法などがあります。

黄色ブドウ球菌などの菌の感染症:ひょう疽(そ)

ひょうそは手の指、足の指などが細菌に感染することによって起こり、水仕事の多い主婦などに多く見られます。もともと手荒れなどが起こっている部分に黄色ブドウ球菌などが感染することが原因でと言われています。

症状は爪周辺が赤く腫れる、痛みが強いということですからすぐにわかるでしょう。炎症がひどくなれば指が曲げられない、爪がはがれてしまうということもあるようです。

治療を受ける場合はひょう疽を起こす原因菌を特定し抗菌薬を処方する、痛み止めを処方することがほとんどです。もし膿が見えるという場合は切開し、膿を取り出します。

動物などの噛み傷から起こる:感染症

ネコやイヌなど、動物に噛まれることによって感染症を引き起こし、手の痛みやかゆみなどの症状が現れることもあります。ネコが多く保有しているパスツレラ菌という細菌によって、パストレラ皮膚感染症などを引き起こすこともあります。この感染症は主に手などを噛まれたりひっかかれることによって起こり、噛まれた部分にかゆみや痛みが現れたり、発赤や腫瘍などが生じます。

心療内科を受診したほうがいい病気

ストレスからくる指の痛み:自律神経失調症

自律神経は交感神経と副交感神経の2つの種類があります。通常はこの2つの神経はバランスを取って調整されているのですが、ストレスや疲労などによってこのバランスが崩れると、自律神経失調症となり、身体にさまざまな影響を与えることがあります。この自律神経失調症の症状のひとつに、関節の痛みも含まれています。

自律神経失調症は指や手などの関節の痛みだけでなく、頭痛や耳鳴り、かゆみや動悸、めまい、不眠など、さまざまな症状を起こします。

治療には食事療法や運動療法、薬を用いる方法などがあるので、一度心療科を受診してみましょう。

まとめ

手や指に痛みの症状が現れる原因はさまざまです。

手や指だけに症状が現れる場合もあれば、身体全体に症状が現れる病気もあります。まずは自分の症状を確認し、症状に合った病院で医師による診察を受けるようにしましょう。