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歯ぎしりを治す方法とは?歯ぎしりの原因と「3つ」のタイプ別の特徴とデメリット!治す方法と注意点など徹底紹介します!

自分には自覚がないけれど、家の人から「歯ぎしりしてるよ」とか「歯ぎしりがうるさい」と言われた経験はないですか?あるいは、朝起きたらあごや奥歯が痛いということがある方もいるのでは?これは歯ぎしりや奥歯の噛みしめが原因でしょう。放置していると、虫歯や頭痛の原因となることも多い歯ぎしり。原因や治し方について調べてみました。



歯ぎしりを治すことってできる?

歯ぎしりとは、歯を擦り合わせ、噛みしめる動作のことです。何とも不快な、独特な音がするので、周囲に迷惑をかけてしまうこともしばしばです。

歯ぎしりは、寝ている間に近くの人に迷惑をかけてしまうという問題のほか、自身の健康にとってもさまざまな悪影響があります。しかし、きちんと対処することで、症状を改善することはできます。また、今は歯ぎしりをしていなくても、予防することで将来の歯ぎしりを防ぐことができます。

歯ぎしりの原因や治し方、予防などを調べてみました。

歯ぎしりのデメリット

歯に負担をかける

歯ぎしりで食いしばる力は相当強いものです。

一晩の間にどのくらいの時間、歯ぎしりをしているのかは個人差があり、2~3分の方から2時間以上といういう方もいますが、その時にかかる力は体重50?以上の人で100?にもなるといわれています。これはクルミを割る以上の力です。

普段の食事でかかる力は1?に達するかどうか程度ですから、こんな強い力が長い期間かかっていたら、歯が割れたり、歯茎が弱ったりといろいろなところにダメージを受けてしまいます。

今現在は痛みがなくても、長期間、強くかみしめることで、歯に負担がかかってきて欠けたり、ひび割れたりすることがあります。

それによって、冷たいものや熱いものを食べた時にしみるようになったりします。

また、歯と歯をこすり合わせるので、歯の表面のエナメル質がすり減って、そこから虫歯の原因となることもあります。

このほか、詰めたり被せていたりしたものが、強くこすりあうことで外れてしまうこともあります。

顎を痛める

歯ぎしりが続くと、顎がだるく感じるようになり、だんだんそれが痛みとなって、最後には口を開閉する時に顎がカクカク鳴るようになるということも。

これは歯ぎしりによって顎の関節に負担がかかって起きるもので、そのままにしておくと顎関節症にまで進行してしまうこともあります。

顎関節症になると、顎の痛みはもちろん、口が大きく開けられない、かみ合わせに違和感を感じる、口を完全に閉じることができなくなるといったことのほか、頭痛や首・肩・是中などの痛み、耳鳴りやめまい、目の充血など全身に影響が及んできます。

肩こりの原因に

歯ぎしりをしていると、朝起きた時に肩がこっているということがよくあるようです。長期間噛み続けることで、あごや頭の筋肉が酷使され、それによって肩がこってしまうのです。

また、目の奥の痛み、偏頭痛が引き起こされることも多くあります。頭痛で悩んでおられる人たちの原因の多くが、歯ぎしりによるというデータもあるくらい、歯ぎしりと頭痛は密接な関係があるようです。

歯周病の一因となることも

歯ぎしりによって長期間、歯や歯肉、骨に強い力がかけられ続けられると、歯と歯周組織の間に隙間ができて歯周病を発症しやすくなります。

歯周病はとは、歯を支えている歯肉や骨などの歯周組織が炎症によって溶けて、減ってしまう病気のことです。最近の研究では、歯周病と全身疾患に関連性があると指摘され始めているようです。

身近な人のストレスに

自身の健康問題のほか、歯ぎしりで困るのは、近くで寝ている人に迷惑をかけてしまうとことです。

実際、家族の中に歯ぎしりをする人がいて、同室では絶対に寝られないという方もいるでしょうし、家族からいつも歯ぎしりの音について指摘されているという方もいるでしょう。

また、友達同士、家族や親せき、会社などの旅行で歯ぎしりをする人と同室となり、歯ぎしりの音が耳について寝不足になったという経験をされた方も多いのではないでしょうか。

睡眠は人の健康にとって大切なものですから、その睡眠を妨げる歯ぎしりは、身近な人に大きなストレスを与えているといえるでしょう。

歯ぎしりのタイプ

ひと口に歯ぎしりといっても、いくつかの種類があります。

それぞれの特徴を見ることにしましょう。

グラインディング

一般的に歯ぎしりというとこのタイプを指します。

上下の歯を強くかんだ状態で、左右にこすり合わせるすり合わせる動作のことで、「キリキリ」と不快な音が鳴るため、同室で寝ている人に迷惑をかけてしまいます。

寝ている時に起きることが多いですが、起きている時にしている方もいます。

この動作は歯を摩耗しやすく、長年放置しておくと、歯ぎしりによるいろいろな悪影響が出てきます。

クレンチング

食いしばりとか噛みしめともいわれる動作です。

上下の歯を強い力で噛みしめるもので、グライディングのように横にこすり合わせませんので音はせず、気づきずらいタイプといえます。

本来、上下の歯は接触しないように作られていて、上下の歯が接触する時間というのは、物を食べる時も含めてもたった20分程度なのだそうです。ところが、クレンチングでは、常時ぐっと歯を噛みしめているため、歯や歯茎、顎などに大きな負担がかかってきます。

タッピング

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上下の歯をぶつけ合って、かちかちとと慣らすような音を出すタイプの歯ぎしりです。

歯ぎしりのタイプ全体で見ると少ないタイプで、グレーチングやクレンチングに比べると歯やあごに加わるダメージは少ないようです。

しかし、いくらダメージが少ないと言っても、近くで寝ている人は「カチカチ」とか「カンカン」といった音で睡眠を妨げられるでしょうし、放置しておいてよいということにはなりません。

3タイプが混合された歯ぎしり

グライディング、クレイチング、タッピングそれぞれのタイプが単独で起きる場合のほか、これら三つのタイプが合わさって、複合的に起こるというケースも多くあるようです。

どのタイプにせよ歯ぎしりは、自分の健康への悪影響は言うまでもなく、周囲の人たちにも迷惑をかけることになりますから、原因を知って、対策を考えることが大切です。

歯ぎしりの原因は?

原因のほとんどはストレス

歯ぎしりの原因で最も多いのが、ストレスによるものです。

現代社会の中では、日ごろから、仕事、学校、人間関係など様々な理由でストレスがたまります。こうしたストレスをうまく発散できずにため込んでしまうと、知らず知らずに歯を食いしばることになり、そうすることでストレス発散となります。

しかし、うまくストレスを発散できずに一日を過ごし、ため込んだまま一日が終わって就寝することになると、本人には自覚のない寝ている間に歯ぎしりや、食いしばりを起こしてしてしまうのです。

また、自分ではイライラしている自覚はなくても、就職、転職、入学、引っ越しなど急激に環境が変わってしまった、近しい人が入院したり、手術したり、亡くなってしまったなどというケースでも、歯ぎしりが強くなることがあります。これもストレスのひとつと考えてよいでしょう。

歯のかみ合わせの悪さ

歯並びが悪いと、かみ合わせが一定せずに歯ぎしりしやすくなるようです。

かみ合わせは子供のころ、若いころ、年をとってから、すべてずっと同じ状態ではありません。身体の成長や歯の治療、歯周病、老化など、年齢や体調によって変わります。

歯ぎしりの中には、そうしたかみ合わせの変化に対応、調整するために起こる場合もあると考えられます。

過剰な喫煙や飲酒

タバコを吸う方は、歯ぎしりする割合が高いといわれています。

タバコにはニコチンが含まれていますが、これが歯ぎしりの要因になっているのではないかと考えられているのです。

ニコチンは体内に取り入れられてから、30分程度で半分が体内から抜けていきます。この状態がニコチン離脱、つまり禁断症状となり、心が落ち着かないというか不安な状態となります。

起きている場合は、次の一本を吸うことで安心が得られるのですが、寝ている間はそれができませんから、不安を抱えていることになり、それを解消するために歯ぎしりが起きるのです。また、お酒を多く飲むと歯ぎしりが起きやすいということも言われています。

逆流性食道炎

逆流性食道炎とは、胃酸が食道に逆流して、食道の粘膜を刺激するものです。胃酸が逆流すると、口の中も酸性になってしまいますが、そうするとそれを中性にしようと体が働き、唾液が多く分泌されて歯ぎしりが起きるようです。

歯ぎしりを治す方法

質の良い睡眠を

自分で歯ぎしりの症状を改善する第一歩は、質の良い睡眠がとれる環境づくりでしょう。

夏の間、一晩中冷房をかけたまま寝るとか、通気性の悪い寝具やパジャマで寝るなどといった快眠を妨げるような室内環境や寝具はやめて、良質の眠りを得られる状況を作りましょう。

また、寝る姿勢は横向き、うつ伏せなどで長時間同じ姿勢で寝ることはNG。枕は高くせず、寝返りが打ちやすい姿勢で眠るようにしましょう。

ストレスをなくす

歯ぎしりの多くの原因がストレスによるものです。ですから、ストレス解消は歯ぎしりを治すのに非常に有効な方法といえるでしょう。

そのためにはストレスをため込まず、健康な毎日を送ることが大切です。

規則正しい生活習慣を心がけ、十分な睡眠、栄養バランスのとれた食事など、これまでの生活習慣を見直すことで、心身が健康になり、ストレス解消にも役立つことでしょう。

また、喫煙や飲酒も歯ぎしりの原因のひとつですから、できるだけそれらを控え、お酒やたばこに頼らなくても、心身がリラックスできる時間を設けることも大切です。

ストレスは歯ぎしりだけではなく、さまざま悪影響を及ぼすことがありますので、場合によってはメンタルクリニックなどで相談することも大切かもしれません。歯医者さんでもメンタル面からのカウンセリングをしてくれるところもあります。

現代社会においてストレスのない生活はなかなか難しいものです。しかし、日々の生活を見直し、自分の時間を大切にしながら、自分なりのストレス解消法を探してみましょう。

かみ合わせの調整

かみ合わせは年齢や虫歯、歯周病の進行具合などによって一生同じということはなく、一定しているものではありません。

ですから、前は歯ぎしりをしていなくても、何らかのきっかけでかみ合わせが変わって、歯ぎしりが起こっていることもあります。もしそうであれば、歯医者さんでかみ合わせを調整してもらうことで、治る場合もあります。

ちょっとしたことで被せている金属や、詰め物の高さが変わってうまくかみ合わないといった場合などなら、削ってもらうことで解消するでしょう。

削るくらいでは治らないという場合には、詰め物や被せ物の作り直しということになるかもしれません。

また、歯並びそのものを見直し、場合によっては矯正が必要なこともあるかもしれません。

マウスピースの使用

歯医者さんに行って歯ぎしりの相談をすると、一般的にはマウスピースの使用を薦められます。

マウスピースは、睡眠中に装着することで、歯や歯茎への負担を軽減するものです。

これによって歯と歯がこすれる不快な音が軽減されますし、朝起きたときに顎が痛くない、頭痛や肩こりも軽減されるという効果があります。

歯医者さんに行くと、型をとって自分の口のサイズに合ったマウスピースを作ってもらうことができます。保険も適用され、5000円くらいでできます。

市販品も出回っており、お湯につけて型をとるタイプや、奥歯にはめるタイプなどあります。

歯医者さんで作るよりは安く、手っ取り早いですが、型がうまく取れないと逆にかみ合わせが悪くなってしまったりして、結局歯医者さんで治すことになりかねません。

薬物療法

薬を使った療法は、かみ合わせのために働く筋肉の緊張を緩めて、筋肉の緊張を少なくし、余

分な力が働かないようにするために薬を使うものです。

また、歯ぎしりの原因であるストレス治療として、抗うつ剤等を使うこともあります。

ただし、これらの薬物療法は薬物依存や副作用の問題があり、長期間は使えないようです。

日常生活の中でできること

起きている時のストレスが歯ぎしりの原因となりますから、できるだけリラックスしていることはもちろんですが、仕事や作業に夢中になると、つい無意識のうちに顔や頬、顎、首、肩などに力が入ってしまいます。そして知らず知らずに歯を強くかみしめてしまうことも。

仕事はメリハリつけ、リラックスタイムをとって、できるだけ力を抜くようにしましょう。また、顔や頭、首・肩などをマッサージしたり、寝る前にフェイスマッサージをして筋肉の緊張をほぐし、血行をよくすることも大切です。

このほか、ものを食べる時に、右側・左側どちらか片側でかむ癖がついているようなら、すぐにその癖はなくしましょう。

片側でかむ癖がついていると、左右どちらかの顎や頬に大きな負担がかかり、かみ合わせが悪くなることもあります。また、体のゆがみに影響することも。

ものを食べる際は、左右均等にかむようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか。

歯ぎしりって、単に音が不快というだけではなく、ほおっておくといろいろ健康に障害が出ることがわかりましたね。

自分では気づいていなくても、朝起きたときに異常に肩が凝っていたり、顎や歯が痛かったりするようなら、歯ぎしりをしているかもしれませんから、歯医者さんに行って、相談するとよいかもしれません。

健康でさわやかな目覚めのために、歯ぎしりの予防・治療をしましょう。