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歯が折れた!?先ずは慌てず騒がず取るべき行動とは?折れた後の4つの対処法と折れた部位別の治療法を紹介します!

歯が折れるって、なかなか体験したことないと思います。乳歯の生え変わりとは違います。まずは、慌ててはダメ!折れた歯をちゃんと拾い、拾った歯はちゃんと保存する。前歯か、奥歯か、それが虫歯なのか、対処法は変わってきます。また、何よりも大切なのは、早く歯科に行くことです。放っておいてはダメ!歯が折れた後の対処方法をくわしく紹介します。



大変!歯が折れた!

歯が折れるって、なかなか体験したことある人はいないと思います。乳歯の生え変わりは誰でも体験することですが、折れるとなるそうそうあることではありません。だからこそ、突然折れてしまうと、みなさん、慌てるかと思いますが、そんな時こそ、まずは落ち着いて対処しましょう。

まずは、折れた歯はちゃんと拾う。拾った歯はちゃんと保存する。折れたところ、どれくらい

折れたか、そういったことで対処法は変わってきます。また、何よりも大切なのは、早く歯科に行くことです。放っておいて良いことはまったくないと言われています。

まずは、この記事を読んで、歯が折れた後の対処方法を理解することから、はじめてはいかがでしょうか。

歯が折れた時の対処法

折れた歯を拾う

現在の歯科治療では、抜けた歯を元の位置にもどす(再植)という治療法があると言われています。抜けてからの時間が短く、その歯の保存状態がよければ、歯は再び元の場所に戻せると言われていますので、折れた歯、その破片も全部拾うことが望ましいでしょう。その破片を再度接着して戻す事ができる可能性があります。破片も含めて、全てもとの状態に戻せれば、簡単な処置で審美回復と機能回復が期待できると言われています。

根元まで折れた歯の保存

根元まで折れた歯の場合には、抜けた歯を生理食塩水などで綺麗に洗い、抜けた場所に戻せるのであれば戻して、歯科医院にすぐに行くことが望ましいでしょう。

折れた歯を元の場所に戻せない場合は、生理食塩水に入れて保存しておくことが望ましいでしょう。また、生理食塩水が近くにない場合には、牛乳につけるか、口の中にそのまま入れておくかして、保存することが望ましいでしょう。歯の根には歯根膜という繊維があり、この歯根膜は、乾燥に弱いため、抜け落ちた歯を乾燥させないことが大事であると言われています。

頭を打っていたら脳外科へ

歯が折れた際に、同時に頭を打ち、めまいがある場合などは、自己判断で歯科よりも、まず脳外科を受診することが望ましいでしょう。外観上何も問題なくとも、脳内出血などが起きている場合は、後遺障害が発生するなどの場合があると考えられます。

かかりつけの歯医者へ連絡

まずはかかりつけの歯医者へ連絡することが望ましいでしょう。かかりつけの歯医者であれば、歯の全体のレントゲンなどをすでに取っていたり、その後の噛み合わせに対する対応も早くなる可能性があります。休日や夜間などでかかりつけの歯医者へ連絡及び受診できない場合には、各地域の夜間休日診療所に連絡して対応してもらうことができると考えられます。

折れた部位別対処法

前歯が折れた場合

前歯が折れた場合には、折れた度合いに応じて、様々な治療法があると言われています。折れたレベルに応じた、一般的な治療法を紹介いたします。

①少し折れた場合で、破片をもっていない場合

一般的には、コンポジットレジン修復と呼ばれる治療法が取られると考えられています。コンポジットレジンは、虫歯処置などで使う樹脂であり、これを用いて、破片を作り接着させる比較的簡単な方法と言われています。

②少し折れた場合で、破片をもってる場合

一般的には、破片を歯科用接着剤をさせて修復すると言われています。術後の審美的回復、機能的回復も見込めると考えられています。

③半分以上折れ、神経が露出した場合

まずは、歯の神経の治療を行い、神経の損傷度合いにより神経を抜くことも考えられます。その後、ファイバー樹脂を用いて歯自体を補強してセラミッククラウン修復法で、セラミックをかぶせて歯を作る方法が取られると考えられます。

④根元から折れた場合

この場合には、歯の根の治療をまず行い、歯周外科手術などで歯肉の調整を行ってからファイバー樹脂を用いて歯を補強し、セラミッククラウン修復法で、セラミックをかぶせる方法が取られると考えられます。

奥歯が折れた場合

奥歯が折れた場合においても、一般的な治療法は、前歯が折れた場合と同じ方法が取られると考えられます。ただし、口の全面にある前歯と違い、奥にある奥歯では歯根破折という事象が起こりやすいと言われています。歯根破折とは、歯の根っこが割れたり、ヒビ割れたりすることをいいます。歯根破折の原因としては、以下のような原因があげられます。

①硬い物を誤ってかむ

②歯ぎしり

③噛み合わせの悪さ

④打撲などで傷んだ歯の虫歯

歯根破折の治療法も、破折の程度や炎症状態によって異なってきます。主に行われる方法を以下にあげます。

①根管治療

まずは、根管内を洗浄・消毒して痛みや炎症などを治療します。再び歯の機能を取り戻すことができます。

破折が小さい場合などに選択される対処法と言われています。

②歯根分割抜去法

歯によっては、根っこが2~3本ある場合もあります。問題のある根っこだけを切断して、抜歯を行います。残す方の歯の根っこは治療を行います。

③抜歯

破折や炎症が大きい場合には、歯を残すことが難しく、抜歯することになると言われています。抜いた歯を補う治療法としては、ブリッジ、入れ歯、インプラントなどが考えられます。

虫歯が折れた場合

虫歯も歯が折れる原因になると言われています。虫歯の場合は、放置していると虫歯の菌が歯を内部から溶かし、内部を空洞化させ、歯の密度が低くなり、とても歯がもろい状態なると言われています。そして、何らかの衝撃や食事などで、一気に虫歯が崩れて折れると言われています。

そして、虫歯が折れた場合の治療ですが、折れた部分の大きさによって異なってきます。また、何よりもまず、虫歯ですので、虫歯の治療を行うことになると考えられます。虫歯の進行具合によって、簡単に詰め物をして終わる場合もあれば、神経の治療を行わなけらばならない場合、最もひどい場合には、抜歯をする可能性もあると言われています。歯そのものの修復方法については、前歯と奥歯の対処法と同じ方法で行うと考えられます。

差し歯が折れた場合

差し歯が折れた場合も、折れた度合いで対処法が異なってきます。折れた部分が小さい場合には、折れた部分を歯科用接着剤でくっつける対処法が考えられます。

折れた部分が大きい、もしくは、根元まで折れてしまってる場合には、いったん、差し歯の土台ごと抜歯をして、インプラントかブリッジで対応することになると言われています。また、根元まで折れてしまっている場合には、再度同じ場所に差し歯を設置することは難しいと言われています。

治療と費用

一部が欠けた場合

・治療

①折れた破片をもっていない場合

コンポジットレジン修復と呼ばれる治療法で、破片を作り接着させることが考えられます。また、接着した部分の色調再現が難しいため、審美的回復はあまり見込めないと言われています。

②破片をもってる場合

破片を歯科用接着剤をさせて修復することが考えられます。術後は、審美的回復・機能的回復も見込めると考えられています。

・費用

破片がない場合には、保険適用で約3000円と言われています。

破片がある場合には、保険適用外で約5000円と言われています。

ただし、事故等の場合には、健康保険ではなく傷害保険等で治療を行う必要があると言われています。

半分くらい折れてしまった場合

・治療

半分折れた場合においても、一部が欠けた場合と同じように歯科用接着剤で修復した場合においては、同じ方法になると考えられますが、折れた部分の損傷が強い場合には、セラミッククラウン修復法で土台をしっかり作り修復させると考えられています。セラミッククラウン修復法で修復した場合には、高いレベルでの審美回復が可能であると言われています。

・費用

破片で修復した場合には、保険適用外で約5000円と言われています。

セラミッククラウン修復法で治療した場合には、セラミックの種類によって保険適用できるものと、できないもので分かれており、保険適用で約1万円、保険適用外で約10万円~15万円と言われています。

ただし、事故等の場合には、健康保険ではなく傷害保険等で治療を行う必要があると言われています。

根元から折れてしまった場合

・治療

歯の根の治療をまず行い、ファイバー樹脂を用いて歯を補強し、セラミッククラウン修復法で、セラミックをかぶせる方法が取られると考えられます。奥歯などで状態が悪い場合には、抜歯などの方法も考えられ、インプラントやブリッジなどの治療を行う可能性もあります。

・費用

セラミッククラウン修復法で治療した場合には、セラミックの種類によって保険適用できるものと、できないもので分かれており、保険適用で約1万円、保険適用外で約10万円~15万円と言われています。

抜歯を行い、インプラントやブリッジなどの治療を行った場合には、保険適用外で約30万~45万円と言われています。ただし、事故等の場合には、健康保険ではなく傷害保険等で治療を行う必要があると言われています。

グラグラしてる場合

・治療

グラグラの度合いが小さく、ほとんど歯が揺れることもないレベルであれば、硬いものを噛まないなど安静にしていれば、1週間程度で元にもどると言われています。しかし、痛みを伴う場合や、揺れが大きい場合には、2~3週間固定し、歯科用接着剤などで接着する必要があると言われています。

・費用

保険適用となり、ダメージの度合いにもよりますが、約2000~3000円と言われています。ただし、事故等の場合には、健康保険ではなく傷害保険等で治療を行う必要があると言われています。

折れた歯を放置すると?

上手に食べれなくなる

折れた歯を放置しておくと、食事の際に、痛みのためにちゃんと噛めなくなったり、折れたせいで反対側の歯との噛み合わせが悪くなり、食べづらくなったりして食生活にストレスを感じることが考えられます。また、折れた部分に穴が空いていると、そこに食べカスがつまりやすくなり食事にストレスが起きるとも言われています。

腫れたり膿んだりする

歯が折れた箇所を放置していると、その欠けた部分に傷口があったり、中の神経が出てしまっている場合などには、細菌感染の可能性が考えられます。また、細菌感染は、折れた穴などにつまった食べカスなどからも発生する可能性があると言われています。細菌感染が発生すると腫れを伴う痛みが発生したり、膿がでたりする可能性があると考えられます。

口臭が出る

折れた後の歯の隙間に、食べカスが入りこみ、たまってしまうことで口臭の原因になると考えられています。また、食べカスだけでなく、傷口などがあると細菌が入り込んだりすると歯ぐきが腫れたりして、場合によっては膿がたまったりする原因になり、これも口臭の原因になると考えられています。

顎の骨を溶かしてしまう

折れた歯をそのままに放置しておくと、歯周病菌がその箇所に感染する場合があると言われています。歯周病と同じようような症状がである、歯ぐきの腫れ、膿、出血などが起きる可能性があります。そして、そのまま、進行が進むと歯ぐきの下の顎の骨が溶けてしまう可能性もあると言われています。

顎の骨が溶けてしまうと、その歯のインプラント治療等も困難になり、その顎の骨を再生するにはまた別の手術をしなくてはならないと言われています。ブリッジ等の周りの歯を使うにしても、顎の骨がしっかりしていないと上手くできないと言われていますので、折れた歯は放置しない方が望ましいでしょう。

子どもの歯が折れた時

乳歯の場合

子供の乳歯が折れた場合には、その度合いによって、対応が以下のように分かれてきます。また、一般的に乳歯の外傷は、永久歯への影響はないと言われています。ただし、外傷の程度によっては、永久歯の変色や変形などがまれにみられることがあります。永久歯に対する影響が心配な場合には、医師に相談することが望ましいでしょう。

①歯の破折

少しかけたくらいで痛みがない場合には、かけて尖った部分を磨いて、舌や唇に触れても痛くないような対処をすることが考えられます。痛みがする場合には、神経を取る可能性もあると言われています。

②歯の亜脱臼

半分抜けかけて、位置がズレた状態のことを亜脱臼と言います。ズレた歯は、矯正などで元の位置に戻しすと言われています。神経が切れてしまう場合が多く、その場合には神経の治療も行うと言われています。また、歯科用の針金などで歯を数ヶ月間固定する方法が取られると言われています。

③歯の脱臼

歯が完全に抜けてしまった状態を、脱臼と言います。抜けた歯は、必ずちゃんと保存して、歯科医院にもっていくことが望ましいでしょう。保存する際には、生理食塩水か牛乳などに入れて、乾燥しないように保存することが望ましいでしょう。歯科にて、再植することができると言われています。

永久歯の場合

永久歯が折れてしまった場合には、慎重な対応が必要になってくると考えられます。折れた後の対応は、基本的な処置方法は大人と同じ対応になると言われています。また、折れる前の部分と接着部分の色が合わなかったり、すぐ何かの拍子に取れてしまうなどのことも起きる可能性があります。

子供の間は、取れたとしても接着を繰り返し、将来的に被せ物をして審美的な治療をする方が無難であると言われています。なざなら、若い間は、歯も成長しますので、歯の負担を考えて、できるだけ複雑な治療は大人になってからすることが望ましいでしょう。大人になり歯が成長しきった後に、ラミネートべニア(ラミネートセラミック)などの審美治療で、歯の表面を薄く削り、セラミックの薄い板状の歯を専用の接着剤で貼り付けることで、綺麗な歯にすることができると言われています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。歯が折れるととても大変だということが分かってもらえたかと思います。もちろん、簡単に治せるものもありますが、綺麗に治らなかったり、治ったとしてもまた取れてしまう場合もあります。また、インプラントなどの治療が必要な場合には、とても高額な治療になる場合もあります。

自分から、望んで歯を折ろうなんて人はいないと思います。だから、起きてしまったことはしょうがない。ただし、歯が折れた後、ちゃんとすぐに歯科を受診すること、折れた歯は拾うことなど、この記事で説明してきたことをちゃんと理解することで、その後の被害を最小限に食い止めることができると思います。

自分の歯で食べる食事が一番おいしいはずです。1日でも多く、自分の歯と付き合っていくためにも、万が一歯が折れた時には適切な対処をすることが望ましいでしょう。