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【頭痛】左側だけが痛い!吐き気やズキズキするこめかみの痛みの原因は?片頭痛・群発頭痛・緊張型頭痛など徹底的に解説!

頭痛って悩まされている人も多いですし、本当に辛いですよね。一言に頭痛と言っても、痛む場所やタイミングはそれぞれだと思いますが、今回は頭の左側部分に起きる頭痛についてご紹介します。頭痛は種類を見極めることが正しい対処法を行うためにも重要なので、記事を参考に命にかかわる危険な頭痛の可能性がないかを考えたり、日常の辛い症状を和らげるための正しい対処法を身につけていただけたら幸いです。



左側だけが痛い頭痛

頭痛は誰しもが1度は経験するといっても過言ではないもので、長年ずっと悩まされている人も多くいますよね。頭痛の起こる箇所やタイミングはさまざまですが、頭の左側だけに頭痛が起こる場合、すぐ病院で検査するべき危ない頭痛と心配のない頭痛があります。

どんな頭痛なら、すぐ病院で検査するべきなのか、危ない頭痛ではないとしても、辛い頭痛を楽にする方法はないのか、そもそもなぜそんな頭痛が起こってしまうのか、そんな左側だけに痛みが走る頭痛についてこれからご紹介します。

左側のさらに痛む箇所はどこ?

頭の左側が痛むといっても、左側のどこが痛むのかによって考えられる原因や対処法が異なります。まずは、頭のどこら辺が痛むのかをおさえながら、具体的な痛む箇所に分けて見ていきましょう。

頭頂部

頭頂部には筋肉がほとんどないので、頭頂部に痛みがある場合のほとんどは、患部の血管の状態や、神経の状態に何らかの問題があると考えられるようです。

ただし、痛みが生じた箇所が頭頂部以外の場所でも、痛みが神経を伝わって頭頂部にまで届くことも多いそうです。

具体的には、頭頂部に痛みが起きている場合、緊張型頭痛、片頭痛、後頭部神経痛の可能性が考えられます。それぞれについて以下に簡単に説明します。

①緊張型頭痛

緊張型頭痛は、生涯有病率が30~78%という高さで、誰しもが経験する可能性の高い頭痛です。

②片頭痛

慢性頭痛の治療の中心となる生活支障度が高い頭痛です。「前兆のない片頭痛」と「前兆のある片頭痛」に分類されます。

③後頭部神経痛

急に耳の後ろや後頭部が、キリキリと痛くなる頭痛です。左右いずれかのこともありますが、後頭部全体が痛くなることもあるそうです。

前頭部

頭の額ら辺、前頭部が痛む場合は片頭痛や群発頭痛などの可能性と、病院に行くべき頭痛の可能性があるようです。以下に簡単に紹介します。

①群発頭痛

女性よりも圧倒的に男性に多い頭痛で、夜寝てから1~1時間半くらいたってからの頃に、目から前頭部にかけての片側に激しい痛み(後にも個別に触れますが、痛みの強さはダントツの頭痛とも言われています)が起こることが多いそうです。

②片頭痛及び緊張型頭痛(前欄及び後に詳細記載)

③副鼻腔頭痛

風邪をひいて、数日経過してから、ひどい前頭部や額(ひたい)の頭痛が起こることがあり、風邪から副鼻腔炎を併発した場合に多い症状だそうです。

④脳出血や脳腫瘍などの二次症状

脳の重大な疾患が原因となり、その二次的な症状としての前頭葉および前頭部周辺に頭痛が起きることがあるそうです。

①や②の場合、不快な症状以外に大きな問題はなさそうですが、④はかなり危険な問題が起きている可能性があるので、慢性的に長々と前頭部に頭痛がある場合は、一度頭痛外来や脳神経科などの病院を受診されることをおすすめします。

後頭部

頭の左後ろ部分(後頭部)が痛む場合は、精神的なストレスや偏ってバランスの乱れた姿勢が長時間持続しているなどの生活習慣による首や肩などのコリが主な原因だと考えらえるようです。

首や肩などの筋肉が硬直することにより、頭に十分な血液が巡らなくなってしまい、結果、頭痛を引き起こしてしまうということです。

具体的に言うと、後頭神経痛や片頭痛、緊張型頭痛の可能性が考えられます。

こめかみ

目尻と耳の上の間にある、物を噛むと動くところ「こめかみ」が痛むことも多いですよね。頭痛はどの部分であっても辛いですが、こめかみの頭痛は動く度に痛みが走るのが、辛いものです。

そんなこめかみに痛みが起こる場合は、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛(のちに詳しく説明)の可能性や、激しい痛みの場合は、脳梗塞や脳出血の可能性も考えられるそうです。

片頭痛の場合

それではまずは、成人日本人の8.4%、約840万人が患っているという片頭痛について、さらに具体的に見ていきましょう。

どんな症状?

片頭痛という名前の通り、頭の片側だけが痛むものが多いとされていますが、日本頭痛学会によると、片頭痛患者の4割近くの人が両側性の頭痛を経験しているそうです。

片頭痛には、前兆のない片頭痛と前兆のある片頭痛の2種類がありますが、どちらもズキンズキンと脈打つような拍動性の頭痛が4~72時間持続して起きるという特徴があります。(ただし、非拍動性の片頭痛もある)階段の昇り降りなどの日常的な動作によって頭痛が増強するという特徴があり、日常生活に支障をきたすことも多いそうです。

また、吐き気や嘔吐を伴うことが多く、頭痛が起きている時は感覚が過敏になり、普段は気にならないような光や音、臭いなどを不快に感じる人が多いそうです。

原因は何?

片頭痛のメカニズムは未だ細かくは解明されていないと言われおり、痛み自体は血管の炎症が原因だとされていますが、炎症を引き起こす急激な血管拡張がなぜ起きるのかなどについては突き止められていないそうです。

ただ、有力とされている説はあるので、以下に簡単にご紹介します。

①【女性ホルモンと脳内伝達物質が血管の運動に影響を及ぼして起こる】

女性で最も多い片頭痛の誘因は「月経」であることがわかっており、月経が始まる数日前から痛みが起きるという人が中でも多いことから、片頭痛には女性ホルモンが大きな影響を及ぼしていると考えられます。

②【脳内の三叉神経への刺激で血管に炎症が起こる】

脳神経の三叉神経から過剰に放出される「CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)」というペプチドが片頭痛の原因であるという指摘がある。ペプチドとは、アミノ酸が2個以上つながったもののことで、神経伝達、抗菌、ホルモン作用などさまざまな生理活性作用をもっています。

③【脳機能の不具合やストレスによって神経系に乱れが起こる】

神経系の乱れはホルモン分泌に大きな影響を及ぼすので、ホルモンの作用によって血管の運動バランスが崩れてしまうことになります。

④【緊張型頭痛が引き金で起こる】

緊張型頭痛が引き金になり、誘発されることが少なくないそうです。のちに詳しく示しますが、筋肉を過剰に緊張させ続けるために起きる頭痛が緊張型頭痛です。

応急処置は?

片頭痛の応急処置として以下のようなものがあります。

①静かな暗い部屋で横になるなど安静にする

②保冷パックや氷まくらをタオルなどに包み、頭の下に敷く

③こめかみ周辺に冷やしたタオルなどを当てる

④カフェインを摂取する

カフェインには血管を収縮させる働きがあるので、カフェインを含む お茶やコーヒー、紅茶などをとる

⑤激しい運動はしない

体を動かすことで片頭痛は悪化するため、極力運動は避ける

⑥出来たら一眠りする

片頭痛には休息が必要。(ただし、日中に長時間寝てしまうのは、生活リズムが乱れ逆効果になる恐れがあるので、1時間を目処にしましょう)

対策方法 まぶしい光やうるさい音を避ける

応急処置の欄でも書きましたが、片頭痛が起きている時は特にまぶしい光や音を避けましょう。強い光や音は、片頭痛を悪化させたり、引き起こす誘因になります。

蛍光灯が切れかけている時のちかちかした光や稲光(閃光)が引き金になり片頭痛を起こす人も多いそうです。苦手と思われる光や音のする場所にはなるべく近づかないようにしたり、少しでも接する機会が減るよう工夫しましょう。

対処方法 生活習慣改善による治療

片頭痛を予防するには、生活習慣を改善することが重要かつ効果があるとされています。睡眠不足や睡眠過多、過労等などに気をつけて、規則的な生活を送ることが最良の予防法と言えるそうです。

また、高血圧などの生活習慣病があることで危険視される頭痛もあるそうですし、生活習慣病にならないためにも、日ごろから健康でいられるよう生活習慣に気をつけて過ごしましょう。

対処法 食べ物に注意する

日本人の場合、食べ物での片頭痛の誘発はワインなどのアルコールを除いては、外国人と比べても比較的少ないといわれています。(アルコールは血管拡張作用があるため、片頭痛の原因になるようです)アイスクリームやチョコレート、チーズ、ハムやソーセージ、サラミなどで頭痛が起きるという説もありますが、神経質になり過ぎることはないかもしれません。

ただし、摂取することで頭痛が起きている、悪化すると感じた場合は避けるようにしましょう。まずは自分がどういうときに頭痛が起こるかを観察することが大切です。

群発頭痛の場合

群発頭痛は、片頭痛などに比べるとかなり珍しいと言われていますが、その症状はきつく、あまりの痛みに自殺を考える患者さんもいるのだと言われています。そんな群発頭痛について見ていきましょう。

どんな症状?

群発頭痛の場合は、眼窩(がんか)周辺から側頭部にかけて、短時間の間にキリキリと突き刺すような激しい痛み、のたうち回るような激痛が起こると言われています。

数週から数ヵ月の群発期間中、毎日出現し、夜間・睡眠時等の決まった時間に頭痛発作(激しい頭痛)が起こりやすいという特徴があります。

頭痛は一側性(左右どちらか片側)で、頭痛と同じ側の結膜が充血したり、涙や鼻汁が流れ出たりするなどの自律神経症状を伴います。

眼の後ろ側を通っている内頸動脈という血管が拡張して炎症を引き起こすため、目の奥が痛むことが多いとも言われているそうです。

原因は何?

群発頭痛の原因については未だはっきりとしていないようです。しかしながら、片頭痛が女性に多いのとは対照的に、女性の3~7倍も男性に多いという特徴があるようです。

発病する年齢は、20代、30代が多く、毎日1回同じ時刻に、20~30分ほど強烈な頭痛がおこり、その状態が1カ月続くと、突然頭痛がなくなり、また翌年同じ時期になると、同じ様な頭痛発作が始まりといったような周期性を持っているそうです。

また、群発頭痛が起こっている時期にアルコールを摂取すると必ず発作が起きるという声も多く、アルコールが引き起こす誘因になると考えられています。

応急処置は?

群発頭痛には発作を抑える薬が主に用いられますが、酸素吸入が効果を発揮するとも言われています。そのため、病院で酸素吸入を受けることも有効だそうです。

緊急時の場合なら、応急処置として、窓を開けて深呼吸するなどしてなるべく多くの酸素を体の中に取り込むようにしましょう。

対処方法 予防薬(医師の処方が必要)

片頭痛に有効なトリプタン製剤(いくつかの種類あり:点鼻薬や皮下注射製剤もある)が群発頭痛にも効く事があるそうです。この薬は、痛みが出た直後に服用や点鼻をします。

ただし、この薬が全ての群発頭痛患者に効くわけではなく、中には全く効果がない場合もあるようです。インダシン座薬のような消炎鎮痛薬が有効なことや安定剤や抗うつ薬を使用することなどもあるそうですが、これも同じです。

神経の機能を一時的に麻痺させて痛みを感じなくさせたり、血管を拡げて血行を良くする「神経ブロック療法」という治療法もありますが、この病気には、未だ決定的な治療法や特効薬がないそうで、現状では完全には防げないそうです。

ただ、慢性頭痛は致命的な病気ではなく、ある年齢に達すれば、自然に消失することも多いようで、近い将来必ず良い治療法が見つかるものとも考えられているそうです。

早く良い治療法が見つかるとを願います。

緊張型頭痛の場合

緊張型頭痛は、頭痛の約50%を占め、1年有病率が74%という高さで、誰しもが経験する可能性の高い頭痛です。そんな緊張型頭痛の原因や対処法について見ていきましょう。

どんな症状?

緊張型頭痛は、ギュ-ッと締めつけられるような頭痛が、数10分~数日間ダラダラと続くと言われています。片頭痛のように、前兆、めまいや嘔吐などの随伴症状はなく、動いてもひどくはなりません。

原因は何?

緊張型頭痛は仕事や家庭でのトラブル、対人関係などの精神的ストレスにより、神経や筋肉の緊張が高まることで引き起こされたり、長時間にわたる悪い姿勢などが原因で起こると考えられています。

メガネの度数が合っていなかったり、かみ合わせが悪いといいったようなことでも体の偏った部分に力が入ってしまうの、頭痛が引き起こされる可能性があります。また、緊張や不安、うつが原因で引き起きる可能性もあるそうです。

治療方法は?

緊張型頭痛の場合の治療方法としては、薬物療法・非薬物療法・一般心理療法が挙げられます。以下に簡単に説明します。

①【薬物療法】

臨床的に最も多く使用され効果が高いとされるは鎮痛薬および NSAIDsだそうです。ただし、処方箋薬、OTCともに比較的入手しやすいので、薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)や胃腸障害への注意が必要だそうです!

また、頭頸部や肩の筋肉の緊張をやわらげる筋弛緩薬や、不安やストレスを取り除く効果があるとされる抗不安薬が用いられることもあるようです。

②【非薬物療法】

緊張型頭痛では、頭や首、肩の筋肉が緊張した状態が長期にわたって続くことによる血流の悪化が関係していると考えられているので、薬物療法とともに非薬物療法を行い、痛みの発生原因を取り除くことが重要だそうです。

具体的には、指圧や鍼灸、頭痛予防体操などが挙げられます。

③【一般心理療法】

緊張型頭痛はストレスと大きな関係があるとされていることから、カウンセリングなどの心理療法が行われることも多いようです。

対処方法 心と体をリラックス

緊張型頭痛の場合は心と体の心身両面をリラックスさせることが重要です。運動で気分転換したり、好きな音楽を聞いたりするのも良いでしょう。ヨガもおすすめです!

また、片頭痛の場合と違って、血流をよくすることが改善につながるので、ストレッチやウォーキングなどの軽い運動や入浴も効果的だそうです。

あたたかさを心がけて、ほっと一息つけると良いですね。

対処方法 マッサージ

整体のマッサージやエステサロンのマッサージ、セルフマッサージもおすすめです。マッサージすれば、体の血流が良くなるので、緊張型頭痛は緩和されますし、リラクゼーション効果による心身面でのリラックスも期待できます。

ゆったりめの好きな音楽をBGMにしたり、アロマを炊いたりしながら行うのもおすすめです。ただし、マッサージのし過ぎは筋肉を傷めてしまう可能性もあるので、ほどほどにするように注意しましょう。不安な方は、リラクゼーションのプロに尋たり任せるのも良いかもしれませんね。

脳梗塞・脳出血などの脳の病気の場合との違いは?

それぞれの頭痛の特徴や対処法が分かってきたところで、次は脳梗塞や脳出血などの命の危険に関わる病気かどうかの見極めについてご紹介します。ご自身の頭痛がどんな痛みなのか、いつもと同じなのか違うのか、しっかり見極めましょう。そして疑わしいことがあれば、すぐ病院を受診しましょう。

ガンッと殴られたような痛み

脳の発作(脳卒中)には、血管が詰まる「脳梗塞」と、血管が破けて出血する「脳出血」があり、ガンッと金属バットや鈍器で殴られたかのような激しい痛みが突然襲ってきた場合、脳出血の1つである「くも膜下出血」の可能性があるそうです。

突然の激しい頭痛で発症し、出血量が多いと意識を失ってしまうこともあるそうで、初回の出血で手遅れになってしまうことも30~40%程度あると言われる、突然死の大きな原因の1つです。

いつもの頭痛では感じないほどの激しい痛みに襲われた時は、病院を受診することはもちろん、無理せず救急車を呼んだ方が良いかもしれません。

発見が早ければ助かる可能性も十分あるそうなので、いかに早く対処するかが大切です!

手足のしびれ

手足がしびれたり、手の力が抜けて、物を持ったりつかんだりできなくなるいうような症状があった場合、脳梗塞の可能性が疑われます。

何らかの原因で脳の血管が詰まってしまって、脳の神経細胞への酸素やブドウ糖の供給が停止することにより、脳の神経細胞が死に、この神経細胞が手足を動かす働きをしていれば、手足の動きが悪くなるそうです。

他にも顔がしびれたり、歩く時に足を引きずったり、つまづいたり、フラフラしてまっすぐ思うように歩けないというようなことが一度起きて、多くは15分以内(遅くとも24時間以内)に消失することが、脳梗塞の予兆だったということもよくあるそうで、TIA(一過性脳虚血発作)と呼ばれます。

このような症状があった場合は、症状が一過性で治まったとしても、すぐ病院を受診されることをおすすめします。

物や人が二重になって見える・複視

物や人が二重に見える(複視)という現象が起きる場合も脳梗塞の可能性があるそうです。

また、視野が欠けたり、片方の目にカーテンがかかったように、一時的にものが見えなくなるような症状があった場合や、ゆらゆらと視界が揺らぐような場合も、脳に大きなトラブルが起きている、潜んでいる可能性があるそうなので、すぐ病院を受診しましょう。

まとめ

いかがでしたか?左側に起きる頭痛について何か得られましたか?冒頭でも書きましたが、頭痛には危険な頭痛と命にはかかわらない頭痛があります。

危険な頭痛に少しでも早く気付くためにも、今ある辛い症状に正しく対処するためにも、自身や悩んでいる人の抱えている頭痛がどんな頭痛なのか見極めることが大切なようです。

そして、今までに経験のないような激しい頭痛が襲ってきたり、慢性的に続いて辛かったり、手のしびれなど他の症状を伴っていたりする場合は、早く専門の病院を受診するようにしてくださいね。