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群発頭痛は男性に多い?!ロキソニンや酸素吸入の効果って?4つの治療法や原因、予防法、ツボなど徹底的に解説!

慢性頭痛の一つとして考えられている群発頭痛をご紹介します。群発頭痛はある季節ある時間に集中して襲ってくる激痛を伴う頭痛です。男性に多く見られ、目の奥がえぐられるような激痛が特徴で、別名「自殺頭痛」ともいわれています。アルコールがトリガーとなるといわれています。群発頭痛の原因と対策や予防法、市販の頭痛薬に効果があるのか、などについてまとめてみました。



群発頭痛とは

ある期間に集中して頭痛が起きる

「群発頭痛」と聞いてもピンと来ないかもしれません。患者数としては片頭痛や緊張型頭痛と比べて、ずっと少ないためです。

「群発」の意味は、「地震など、局地的に頻繁に起こること」です。それが地震ではなくて、頭痛だというので、頭の中で地震が局地的に頻繁に起こっていると想像するだけで、ぞっとしてしまいます。

群発頭痛とは、ある期間に集中して頭痛が起きる頭痛のことをいいます。激しい痛みが特徴です。短時間の間「キリで突き刺すような」「目をえぐられるような」「頭をかかえて転げまわるような」と表現されるほどです。春先や秋口など、季節の変わり目など、一度頭痛が始まると、毎日、就寝前など決まった時間に頭痛が襲ってくるようになるといわれています。この痛みは一過性のものではなく、ほとんどの場合2カ月ほど続きます。

そして、それで終わりではなく、その時期が過ぎると頭痛は起きなくなりますが、それで治ったというわけではなく、半年から2~3年後に、同じような時期に再発し、これを繰り返します。群発頭痛は、他の頭痛と比較してもかなり長い間続きます。この発症期間のことを「群発期」と呼んでいますが、もちろん頭痛が起こらない時期もあります。

どのくらいの割合の人がなる?

群発頭痛の有病率は、1,000人に1人程度だといわれており、0.056%~0.4%程度だと報告されています。片頭痛は多くの女性が訴える頭痛ですが、群発頭痛は20~40歳代の若い男性に多く、また、女性の3~7倍になるといわれています。なぜ、男性のほうに発症する割合が高いのか、理由はまだはっきりしていないそうです。

別名「自殺頭痛」

群発頭痛は、一言でいうと、激痛の部類の疾患だといわれています。中には自殺したほうが楽なのではと考える患者さんも少なくないそうです。この群発頭痛の痛みは、しばしば激烈な非拍動性の痛みで「目玉がドリルでえぐられるような」「きりで刺されるような」と訴えられるくらい、耐えがたい痛みだとされています。

あまりの激痛に我慢することができず、痛みを和らげるためにのたうち回ったり、頭を自分で叩いたり、ひどい場合は、痛みのあまり頭を壁に打ちつけ、緩和させようとする人もいるとのことです。片頭痛よりも症状の出方が深刻な頭痛といえます。

群発頭痛の種類

他の頭痛との鑑別は?

群発頭痛は、他の頭痛との鑑別は比較的簡単だといわれています。群発頭痛の痛みは1~2時間程度です。最も症状が似ているといわれている三叉神経痛の痛みは、数秒しか続かないので、すぐに見分けがつきます。

群発頭痛に悩む人のうち、約90%の方は反復性群発頭痛といわれ、発作が起こったり、治まったりを繰り返します。残りの約10~15%の方に、常時頭痛に悩まされる慢性群発頭痛があるといわれています。下記に反復性群発頭痛と慢性群発頭痛の違いをまとめておきます。

反復性群発頭痛

群発地震のように、ある期間、毎日のように発作が起こります。その期間は個人差があります。数日で治まる人もいれば、1年近くも続く人もいます。痛みと痛みの間には、少なくとも1カ月程度の痛みのない時期がありますが、ホッとする間もなく再び頭痛が始まるというサイクルを繰り返します。

慢性群発頭痛

群発頭痛の発作期間は人それぞれです。発作期間が1年以上だったり、痛みのない「寛解期」がない、あるいは1カ月間もないくらい短い間しかないといった症状を「慢性群発頭痛」といいます。

群発頭痛が起こりやすい方

発症年齢は通常20〜40歳代

発症年齢は20~40歳での発症が多いといわれています。日本での報告でも、平均の発症年齢は男性で29~40歳、女性が24~40歳と同じような発症年齢となったそうです。

女性よりも男性に多いけれど…

群発頭痛は一昔前は、男女比でいうと、5:1から6.7:1で男性に多いとの報告があったそうです。しかし群発頭痛の発症の時期を10年ごとに追った最近の報告によると、男性の比率が高かった群発性頭痛が、徐々に低下してきており、反対に女性の比率が上がってきているとのことです。

1960年以前の群発頭痛の発症例では男女比6.2:1であったのですが、19901995年の発症例では3.5:1と男性の発症優位性が低下してきていることが分かります。これは、生活習慣の変化や女性の喫煙率が上昇してきていることとの関係があるといわれています。

群発頭痛のメカニズムと考えられている原因

群発頭痛が起こるメカニズム

群発頭痛が、なぜ発症するのかという原因やメカニズムははっきりとは分かっていません。さまざまな説があり、ホルモンバランスの崩れや体内時計の狂い、遺伝的な要素などがあげられています。ただ確実なのは、頭部の血管の拡張が深くかかわっているということです。そのためアルコールを飲むと、それが引き金となって始まるケースも多くあります。

また、眼球には細かな毛細血管が無数に取り巻いています。この血管が拡張するために、特に群発頭痛特有の目の奥の痛みがひどくなるといわれています。さらに自律神経が刺激されることにより、涙がポロポロ流れたり、瞳孔の拡大・縮小がスムーズにいかなくなる場合があります。

群発頭痛を起こす原因の諸説

・男性ホルモン?

群発頭痛は女性よりも男性の方が比率が高いため、男性ホルモンの過多によって頭痛の発作が起きているのではないかと考えられています。しかし、女性でも最近、群発頭痛の発症比率が高くなってきていることから、すべての群発頭痛の患者さんにとって、男性ホルモンが原因だとは言えないとのことです。

・体内時計の狂い?

脳の視床下部には、体内時計を司るところがあります。群発頭痛は、睡眠頭痛が睡眠のときの毎日決まった時間に発作が起こることを考えると、体内時計が狂ったことで起こったのではないかと推察することができるそうです。

・遺伝子の異常?

最近の欧米の研究では、睡眠に関連した遺伝子に異常があるのではないかという報告もあるそうです。

・水痘ウイルス?

群発頭痛は、季節性があり、春先や秋口、年末など季節の変わり目に症状が出ることが多いため、水痘ウイルスと関係があるのではないかという説があります。子供のときに水痘ウイルスに感染したものが、顔面や頭部に分布している三叉神経の神経節にウイルスが隠れ潜んでおり、免疫力が低下しやすい季節の変わり目などに活性化し、帯状疱疹などを発症することがある季節性が似ているため関係があるのではないかといわれています。

頭の静脈網が腫れ頭痛発作が起こる

群発頭痛の激痛は、眼の奥の脳に血液を送る内頚動脈を保護する海綿静脈洞と呼ばれる細かい静脈網が異常に腫れることにより起こるといわれています。それを引き起こす原因として、上記に述べたいろいろな原因によりこの異常な腫れが引き起こされると考えられています。

片頭痛の症状は発作時、安静にしていると痛みが落ち着くのに対し、群発頭痛の症状は発作時、壁に頭を打ち付けたり、のたうち回ったりする動作で痛みが緩和できることから、頭を激しく動かすことにより、静脈洞に溜まった血液を分散させ、腫れが引き、痛みが和らぐのではないかと考えられています。

群発頭痛を引き起こす危険な誘因

アルコール

群発頭痛の主な原因は、血管の拡張にあります。そのため血管を拡張させる働きのあるアルコールは、群発頭痛の引き金となる可能性が高いといわれています。お酒を飲んでから数十分から1時間くらいという短い時間で、頭が痛くなってきます。

さらに群発頭痛が起こっている最中に、今日は調子がいいからといってアルコールを飲んでしまうと、ほぼ100%頭痛が起きてしまいます。群発期には、アルコールが好きな人やお付き合いでお酒を勧められても禁酒することが一番です。

また、タバコの煙や飛行機などに乗ったときの気圧の急激な変化なども群発頭痛を引き起こす原因になるといわれています。

タバコ

煙を吸うと、眼の奥がツンと痛くなることがあります。これは鼻と目は涙腺でつながっているからです。鼻から入った煙で目が刺激されると、頭痛の発作が起こったり、頭痛が悪化することもあります。とくにタバコの煙は刺激が強く、群発頭痛に悩まされている時期にタバコを吸うと、頭痛の発作を起こしやすくなります。

そのため、発作が起きている時期は禁煙するように心がけることです。受動喫煙も出来ることなら、避けて生活するようにした方が賢明です。

気圧の急激な変化

飛行機などに乗ったり、低気圧や台風の接近など、季節の変わり目や天候の変化によって群発頭痛が起こることがよくあります。これは気圧の変化によって、血管が膨張したり、収縮することで三叉神経を刺激することが原因だといわれています。

群発頭痛の特徴的な症状

目の奥をドリルでえぐられるような激痛

群発頭痛の特徴は、眼の奥の激痛だといわれています。その痛みは部屋中をのたうち回るようなじっとしていられない痛みだとも表現されます。この痛みは頭部全体ではなく、片頭痛のように片側にだけ出現することがほとんどです。外見的には、痛みを感じる側の目に異変があら

われます。充血、多量の涙、さらにはまぶたの垂下が起こります。また、頭痛以外の症状として、発作時、鼻がつまったり、鼻汁が出るという鼻の症状を伴うことがあります。また顔に汗をかいたりすることもあります。

同じ時期、同じ時刻に痛む

群発頭痛の特徴は、ほぼ決まった季節に、決まった期間起こるということです。そのため「あーまたこの季節がやってきた」と憂鬱になる人がほとんどです。いったん頭痛が起こり始めると連日のように痛み始め、人によっては15分~3時間続きます。これが日課のように数週間から数か月続くのです。

1日の中でも頭痛の発作が起こりやすい時間帯は、就寝中であることが多く、痛みで目が覚めてしまうことも度々です。自然と治まりますが、この時期寝不足を訴える人も多くなります。

激痛が始まる5分前に前兆が起こる

発作が起こる約5分前に、目のかすみ、首の張りといった発作の前兆が起こることがあるといわれています。症状には個人差があるため、あなたはどのような前兆がおこるのか把握しておくとよいでしょう。

群発頭痛の病院での治療

薬物療法

頭痛の発作時(症状の憎悪時)の薬物療法の治療薬としては「トリプタン系薬剤」で、効果があると認められているそうです。また、群発頭痛を予防する薬剤としては、神経細胞膜の安定化作用のあるベラパミル塩酸塩「ワソラン錠」や、大脳皮質が敏感に反応しないように抑える効果のあるバルプロ酸ナトリウム「デパケン錠、セレニカ錠」などが、患者さんの状態や年齢、症状に合わせて処方されるそうです。

また頭痛発作が憎悪している初期の2週間ぐらいは、神経や脳血管の腫れをとる効果があるといわれている副腎皮質ホルモン剤を一緒に処方されることもあるとのことです。

憎悪時に服用するトリプタン系薬剤とは、片頭痛にも使用されている鎮痛薬で、炎症を抑えるという効果だけでなく、脳の血管と三叉神経に効果的に作用し、頭痛の原因をピンポイントで頭痛の発作時(症状の憎悪時)の薬物療法の治療薬としては「トリプタン系薬剤」で、効果があると認められているそうです。

また、群発頭痛を予防する薬剤としては、神経細胞膜の安定化作用のあるベラパミル塩酸塩「ワソラン錠」や、大脳皮質が敏感に反応しないように抑える効果のあるバルプロ酸ナトリウム「デパケン錠、セレニカ錠」などが、患者さんの状態や年齢、症状に合わせて処方されるそうです。

また頭痛発作が憎悪している初期の2週間ぐらいは、神経や脳血管の腫れをとる効果があるといわれている副腎皮質ホルモン剤を一緒に処方されることもあるとのことです。憎悪時に服用するトリプタン系薬剤とは、片頭痛にも使用されている鎮痛薬で、炎症を抑えるという効果だけでなく、脳の血管と三叉神経に効果的に作用し、頭痛の原因をピンポイントで

純酸素吸入法

群発頭痛は、発作が起こってしまうと厄介です。鎮痛剤を服用してもなかなか、すぐには軽減することができません。そんなとき発作中の治療で効果が高いのが「純酸素吸入法」です。

しかし、スポーツ店などに置いてあるリフレッシュ用酸素ではほとんど効果はありません。医療用の純度100%の酸素でなければ、頭痛を押さえる効力は少ないと考えましょう。

純酸素を吸入すると、かなり痛みが楽になります。発作が起こったら、すぐに行うことで、効果はより高くなるといいます。群発頭痛の痛みに襲われたら、我慢せずにすぐに病院で対処してもらったほうがよいでしょう。

神経ブロック(星状神経節ブロック)療法

群発頭痛を緩和する治療方法として「神経ブロック」があります。神経ブロックとは、その名の通り神経の通り道に局部麻酔を注入して、痛みを一時的に感じさせなくする治療方法です。

よく坐骨神経痛などの腰痛治療にも使われています。

神経ブロックは、痛む部位によってブロックする神経が違ってきますが、とくに群発頭痛は、血管を収縮させたり、アドレナリンを分泌させて活発な活動を促す交感神経との関係が深いとされています。頭部を含め、上半身の交感神経を支配しているのが「星状神経節」と呼ばれる部分です。この神経をブロックすることで痛みを取り除きます。

実際の治療方法としては、首にある星状神経節に局部麻酔を打ちます。注射針は非常に細いものなので痛みはほとんど感じることなく10秒ほどで終わります。局部麻酔によって過度に緊張状態にある交感神経を解放し、これによって血行を改善し、消炎鎮痛、リラクゼーション効果などが得られます。

星状神経ブロックは、年齢に関係なく幅広い人々に有効な治療方法です。妊婦さんでも安心して受けられます。外来通院で治療が受けられ、必要に応じて何回も行える治療です。

ただし、この星状ブロック治療はすべての群発頭痛の患者に有効というわけではなく、効果が薄い場合には、他の治療法と併用するケースもあります。痛む部位によって、効果的なブロック注射があるので、医師に相談してみましょう。

外科的治療法

薬や神経ブロックなどさまざまな治療法を試みても、一向に改善されない群発頭痛に対して、三叉神経根切除と翼口蓋神経節切除という外科手術を施すこともあります。群発頭痛は三叉神経が圧迫して起こるものですから、手術で三叉神経を取り除いてしまうことで、痛みを感じさせなくするというものです。

三叉神経は顔の間隔を支配している神経です。この神経を取り除くことで、顔を触ったときの感触や熱い、冷たいといった感覚も同時に失ってしまうという副作用も覚悟しなくてはなりません。群発頭痛の痛みから解放されたいと安易に手術を受けると、取り返しのつかない事態にもなりかねませんので、十分医師と話し合うことが大切です。

頭痛薬ロキソニンの効果

群発頭痛・片頭痛にはロキソニンは効かない

【第1類医薬品】ロキソニンS 12錠 ※セルフメディケーション税制対象商品

市販の鎮痛剤やロキソニンでは、血管が拡がって神経に炎症を起こしてしまう、片頭痛や群発頭痛には、症状を緩和させる作用がないといわれています。軽い症状でしたら、市販の鎮静剤でも緩和させることができるといわれていますが、拡張した血管を収縮させる作用を持ち合わせていないため、根本的な治療にはならないそうです。

すでに服用し、それが効果を感じられている薬がある場合は別として、ロキソニンなど市販薬を服用しても効果が感じられなかった場合や、効果が薄れてきたと思われる方、鎮静剤を月に10回以上飲んでいる方など、早めにクリニックに受診する方が良いでしょう。

市販薬は、緊張型頭痛には効く

ロキソニンなどの市販薬が効くのは緊張型頭痛と呼ばれるタイプの頭痛になるそうです。緊張型頭痛と片頭痛の見分け方ですが、

・緊張型頭痛…頭全体に圧迫があるような痛みがじんわりと続き、温めることで改善するそうです。

・片頭痛…片側・両側の頭のこめかみの部分を中心として、脈打つようなズキンズキンとした痛みがありり、冷やすことで改善するそうです。

なぜ温めたり冷やしたりすることで改善がみられるのかというと、緊張型頭痛は、筋肉の凝りによって血流が停滞していることで頭痛がおこっているため、温めると血管が拡がり血流がよくなることで改善がみられるそうです。反対に、片頭痛は、脳血管の拡張によって血流が増えているため、冷やして血管を収縮させることで改善がみられるとのことです。

群発頭痛のへの対策・予防

薬物療法をしっかり行う

群発頭痛では一般的に、頭痛発作が起こる時間帯はほぼ一定で、とくに明け方に多いといわれています。このような場合、発作がている期間は、就寝前に処方されたエルゴタミン製剤やトリプタン系薬剤を服用して眠ることで、睡眠中の頭痛を予防できる可能性が高いといわれています。上記の薬の他にも、カルシウム拮抗薬や副腎皮質ステロイドなどが医師の判断で処方されることがあるそうです。

現在日本で認可され、医療機関で扱われている片頭痛治療薬「トリプタン製剤」の種類を載せておきます。

・ゾーミッグ(一般名:ゾルミトリプタン)主成分:ゾルミトリプタン

・イミグラン(一般名:スマトリプタン)主成分:スマトリプタンコハク酸塩

・アマージ(一般名:ナラトリプタン)主成分:ナラトリプタン塩酸塩

・マクサルト(一般名:リザトリプタン)主成分:リザトリプタン安息香酸塩

・レルパックス(一般名:エレトリプタン)主成分:エレトリプタン臭化水素酸塩

これらの「トリプタン製剤」は頭痛発作が起きてから使われる薬であるので、予防的に常時服用する必要はないそうです。また、ロキソニンが群発頭痛に効果がないのと同様、トリプタン製剤は緊張型頭痛には全く効果がないとのことです。

トリプタン製剤はドラッグストアなどで市販されていないため、症状などから診断を受け、病院で処方してもらうことが必要です。

日常生活での注意点

群発頭痛は、脳梗塞といった命の危険を伴う頭痛ではありません。しかし、これといった原因が判明していないぶん、日常の生活で注意しなければならないことがいくつかあります。

日常生活のなかで、「群発頭痛のメカニズムと考えられている原因」の章で述べた、頭痛発作を誘発してしまう要因をできるだけ取り除くことが大切だそうです。

群発頭痛は、アルコールを飲んだり、タバコを吸うことが引き金となって頭痛の発作を起こしたり、悪化する誘因になるとお話ししました。そのため、発作が起こっている時だけでなく、平常時でもタバコは禁煙する、お酒はほどほどにすることが大切です。

また急激な気圧の変化には注意を怠らないようにしましょう。とくに飛行機に乗る場合、登山をする場合などは急激な気圧の変化が伴います。群発頭痛の不安がある人は、あらかじめ医師に相談するといいでしょう。

また、熱いお風呂に浸かることは血管を拡張させることにつながります。そのため、群発期間は、シャワーを使用し、身体を温めすぎないように気を付ける方が良いでしょう。

そして、血管拡張薬は服用していませんか?高血圧の方で、血管拡張薬を服用されている方は、医師に相談するとよいでしょう。

群発頭痛に効くツボ

百会(ひゃくえ)

「百会(ひゃくえ)」は、別名「百の数、数多くの気(血液)が出会うところ」だといわれています。言い換えると、体中をめぐる血液がこの「百会」を通るという意味になります。百会といわれるツボは、緊張型頭痛でも片頭痛でもどのタイプの頭痛にも効果があるといわれており、自律神経失調症の症状を和らげるのにもよいとのことです。

百会の場所は、左右の耳を上にいった頭のてっぺんの部分にあります。詳しくは動画を参照してみてください。百会のツボを押す方法は、指の腹で、気持ちいい程度に押すとよいとされています。ツマ楊枝を10本ほど輪ゴムで束ねたもので、百会を刺激しても効果的だといわれています。

百会は、もともと精神的なストレスを緩和することで有名なツボの一つだといわれています。頭痛だけでなく、脳障害や半身不随などの重度の障害をもっている症状から、不眠症や自律神経失調症、 痔、抜け毛、耳鳴り、立ちくらみ、二日酔い、更年期障害などにも、多くの疾患に対し効果をもたらすといわれています。

まとめますと、「百会」は、頭部の血行を促進し頭痛を改善するだけでなく、全身の血行を促進し、身体全体の健康にも深く関係のあるツボとして効果があるということだそうです。

天柱(てんちゅう)

頭痛に効果的なツボとしてしられているものに、「天柱」があります。天柱は、首の後ろ、髪の毛の生え際あたりに、左右にくぼんでいる場所になるそうです。

このツボには頭痛を和らげる効果があるといわれているため、ここを気持ちいい程度に刺激することによって群発頭痛の症状を緩和させることができるそうです。天柱を指圧する際は、親指の腹を使って、少し力を入れて6秒程度ゆっくり押しましょう。これを3度ちょっとずつ場所をずらしながら行うことによって、頭痛緩和の効果が得られるといわれています。

風門(ふうもん)

風門が風の門とかき、風邪はここから入り風邪にかかると東洋医学ではいわれているそうです。「風門」の場所ですが、分かりづらいので動画をみてください。風門を刺激する場合は、ご家族などに手伝ってもらい、リラックスした状態でうつ伏せに寝てツボを親指の腹をつかって、気持ちいい程度に指圧してもらうとよいでしょう。5秒くらいかけて気持ちいいと思えるくらいゆっくりと指圧するのがポイントだといわれています。

「風門」には頭痛を改善・予防する効果があるといわれているので、日頃からこのツボを指圧し刺激すると、頭痛による症状の緩和をはかることができるそうです。 風邪の予防にも効果的といわれているため、続けてみるとよいでしょう。

風池(ふうち)

風池は、頭痛に効果の高いツボだといわれています。天柱と同様、後頭部に属するツボで、天柱よりもやや左右上部に位置しています。自律神経失調症の治療にもよく指圧される代表的なツボの一つだそうです。

風池の場所は、後頭部の首の付け根から上に上がっていき、後頭骨の下のくぼみに突き当たり、そこから2~3cmほどの左右、髪の生え際よりも少し上に位置しています。

風池のツボの効果的な指圧の方法は、約3秒押し続け、その後3秒離すというのを数回繰り返すことで、効果が得られるそうです。また、風池を押した後、同様に天柱を押し、交互に指圧し続ける方法も大変効果的だといわれています。

まとめ

群発頭痛は激痛で、のたうち回るくらいの頭痛がするという想像しただけでもぞっとしてしてしまいます。それが毎日、同じ時間にやってくると考えたら、自殺したくなるくらいの頭痛だということもうなずける気がします。

しかし、対処法も薬もあります。予防法もあります。頭痛発作が出ていない時間もあります。あの激痛に対して、あなたができること、助けてもらえることはあるのです。世の中には、原因も分からず、病名もつけられず、どうすることもできないで、死を待つ病気もたくさんあります。

群発頭痛という病名がつき、対処できる方法があるので、自分のために小さな一歩でもいいので踏み出してください。ストレスなどから、いったん自分を遠ざけて、自分のために時間を使ってみてください。この頭痛はあなた自身を大切にしてほしいという身体からのメッセージなのかもしれません。

また群発頭痛には、今のところ100%有効というような決定的な治療法や特効薬がないのが実情です。ただ慢性頭痛は命を失ってしまうような病気ではないため、ある年齢に達すれば、自然に無くなることも多いということを心に留めておくとよいでしょう。また、近い将来必ず良い治療法が開発されると考えられています。希望を失わず、今できることを行い、他の病気の予防にもつなげていくとよいでしょう。